世界で250万人動員の大ヒットを記録したセドリック・クラピッシュ監督の最新作『モネと時間旅行』の本編シーン映像が解禁されました。

ノルマンディーの草原に、長い間、閉ざされていた古い屋敷が佇んでいた。相続の権利を持つのは、面識のない30人以上の一族。土地開発のために屋敷を売るように迫られ、パリで暮らすセブ、アブデル、セリーヌ、ギイの4人は、一族を代表して屋敷の調査をすることに。やがて、屋敷の中から印象派の作品らしき絵画や、先祖アデルの手紙や写真を見つける。19世紀にノルマンディーからパリへと旅をし、ベル・エポックの時代を生きた謎の女性アデル。彼女と絵画にまつわる秘密が解き明かされたとき、過去と現在、理想と現実が出会い、それぞれの人生に新たな扉を開く──。

到着した映像は、親族たちが屋敷から発見した一枚の絵画を、美術の専門家に鑑定してもらう本編シーン。そこに描かれていたのは、白いドレスをまとったひとりの女性。果たしてこの絵は誰によって描かれ、モデルとなった女性は何者なのか。一枚の絵画をきっかけに、閉ざされていた一族の歴史が少しずつ姿を現していく──。

このシーンの舞台となっているのが、フランス北部・ノルマンディー地方のル・アーヴルにあるアンドレ・マルロー近代美術館。実際にカメラを入れて撮影された館内には、ノルマンディーの画家ウジェーヌ・ブーダンのコレクションも登場。生涯にわたりノルマンディーの海辺や空、雲の移ろいを描き続け、「空の王者」と称されたブーダンは、アトリエの外に出て光や大気の変化を直接キャンバスに捉える手法をいち早く実践、また、若き日のモネに屋外で絵を描く歓びと光の表現を教え、モネから生涯にわたって恩師として敬愛された存在。印象派のルーツを感じさせる場所で、一枚の“印象派らしき絵画”の正体を探るという、まさに、一枚の絵画を入り口に、現在を生きる4人の親族と、過去を生きた彼らの先祖アデルの人生が交差していくという核心にせまるシーンとなっています。

クラピッシュ監督は「彼らは、一軒の家を相続するだけではありません。その家を通して、自分たちには縁遠いと思っていた家族の歴史と出合うことになります。そして、自分たちがどこから来たのか、先祖たちとどのようにつながっているのかを理解しようとするのです」「人は、過去を振り返ることなしに、本当の意味で前へ進むことはできません」「過去へ向かうその旅こそが、人が未来へ踏み出すための条件になる。私は、この映画でそのことを描きたかった」と語っています。

『モネと時間旅行』(原題:La Venue de l’avenir)

監督・脚本:セドリック・クラピッシュ
出演:スザンヌ・ランドン、アブラム・ヴァプレ、ヴァンサン・マケーニュ、ジュリア・ピアトン、ジヌディーヌ・スアレム、ポール・キルシェ、サラ・ジロドー、セシル・ドゥ・フランス、オリヴィエ・グルメ、ヴァシリ・シュナイダー、ヴァランタン・カンパーニュ
2025年/126分/フランス/フランス語/2.35:1/5.1ch/日本語字幕:古田由紀子/英題:Colours of Time

日本公開2026年9月18日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下 ほかロードショー
配給:セテラ・インターナショナル
協力:ユニフランス
© STUDIOCANAL – COLOURS OF TIME – CE QUI ME MEUT – Emmanuelle Jacobson-Roques