俳優の吉沢亮のが6月1日、都内で行われた『第35回日本映画批評家大賞』授賞式に登壇。主演男優賞を受賞した。

吉沢は、「このたび『国宝』で主演男優賞という大変名誉ある賞をいただき、心より光栄に思います」と喜びを語った。

さらに、「昨年に続いて再びこの場に立てるとは想像もしていなかったため、驚きとともに大きな喜びを感じています」と述べ、心境を明かした。

また、会場には共演者の横浜流星や親交の深い北村匠海も出席していたことに触れ、「北村さんのスピーチが非常に素晴らしく、その直後に話すことになり少しプレッシャーを感じました」とユーモアを交えながらコメント。

吉沢は、「作品づくりに携わる者として、多くの方の心に残る作品を目指して制作していますが、ここまで幅広い支持をいただけるとは想像していませんでした」とコメント。また、「現在も『国宝』が上映が続いている状況に驚いており、作品がこれほど長く愛されていることを実感しています」と心境を語った。

さらに、司会者から「行く先々で役名の“喜久雄”と呼ばれることはありますか」と質問を受けた吉沢亮は、「そういうことは特にありません」と笑顔で答えた。

一方で、『国宝』に対する反響の大きさは日々実感しているという。「どの現場に行っても作品の話題に触れていただくことが多く、これほどまでに一つの作品について多くの方から声をかけていただく経験はこれまでありませんでした」と語り、作品が社会現象ともいえるほどの広がりを見せていることへの驚きを明かした。

また、「多くの方々に作品を受け入れていただいていることを実感しており、その反響の大きさに日々驚かされています」と述べ、『国宝』が幅広い支持を集め続けていることへの率直な思いを語った。

 

■『第35回日本映画批評家大賞』結果(※複数受賞は五十音順で表記)
◆作品賞:『愚か者の身分』(永田琴監督)
◆監督賞:永田琴監督『愚か者の身分』
◆主演男優賞:北村匠海『愚か者の身分』/吉沢亮『国宝』
◆主演女優賞:岸井ゆきの『佐藤さんと佐藤さん』
◆助演男優賞:横浜流星『国宝』
◆助演女優賞:二階堂ふみ『遠い山なみの光』
◆ドキュメンタリー賞:『みらいのうた』(エリザベス宮地監督)
◆アニメーション作品賞:『ChaO』(青木康浩監督)
◆新人監督賞:小島央大監督『火の華』
◆新人男優賞(南俊子賞):林裕太『愚か者の身分』
◆新人女優賞(小森和子賞):南琴奈『ミーツ・ザ・ワールド』
◆脚本賞:熊谷まどか・天野千尋『佐藤さんと佐藤さん』
◆編集賞(浦岡敬一賞):大川景子『旅と日々』
◆松永文庫賞(特別賞):NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター
◆ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):田中泯『国宝』
◆ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):長塚京三『敵』

『第35回日本映画批評家大賞』
各受賞タイトル・受賞者決定!6月1日(月)授賞式開催

1991年に水野晴郎が発起人となり、淀川長治、小森和子といった当時第一線で活躍した映画批評家たちによって設立された、映画人が映画人に贈る賞として日本では他に類を見ない映画賞「日本映画批評家大賞」。2025年公開の⽇本映画作品の中から、映画批評家たち選考員の独自の視点によって厳密に選定した、今年の日本映画批評家大賞の各タイトル・受賞者が決定した。

今年もバラエティ豊かな日本映画作品のなかから、映画のプロの目線で厳密に選定された日本映画批評家大賞の各タイトル。2025年公開作品の中で最も優れた映画作品におくられる「作品賞」、すぐれた演技で見る者を魅了した俳優におくられる「主演男優・女優賞」および「助演男優・女優賞」、日本映画の未来を担う俳優におくられる「新人賞」、卓越した映画技術が光った各「技術賞」や、作品・個人のみならず映画に貢献する映画事業から劇場や文化拠点まで幅広く授与対象とする「特別賞」、往年の功績を称えるとともに、さらなる活躍を期待する「ゴールデン・グローリー賞」、「ダイヤモンド⼤賞」など、本年度は16賞17組に授与する。

今年の第35回日本映画批評家大賞のテーマは、「問うたびに、深くなる輝き。」で、キービジュアルが完成した。

日本映画批評家大賞タイトルには、女流映画評論家の第一人者である南俊子賞(新人男優賞)、小森和子賞(新人女優賞)、編集技師の名匠・浦岡敬一賞(編集賞)、北九州市の映画・芸能資料館設立者である松永武氏の名前を冠した松永文庫賞(特別賞)、日本映画の伝道師・水野晴郎賞(ゴールデン・グローリー賞)、日本映画批評家界の巨匠・淀川長治賞(ダイヤモンド⼤賞)、など、賞タイトルに名前を冠し、映画を愛し貢献した映画人を表敬している。