映画「Black Box Diaries」全国拡大上映決定
映像ジャーナリストの伊藤詩織による初長編監督映画『Black Box Diaries』。

本作は、伊藤自身が経験した、衝撃的な事件を出発点に、沈黙を強いられてきた“ブラックボックス”を自らカメラを回しながら、記録した、事件の“その後”を描いた作品です。個人の体験から、社会の構造に鋭く迫る、これまでにない圧倒的なドキュメンタリー映画が誕生いたしました。ジャーナリストであり、映像作家の伊藤詩織が、自身の体験を元に、社会の沈黙や偏見、そして、自身に圧し掛かってきた圧力と向き合い続けた姿を、本人の視点から描きました。
製作には、『新聞記者』(2019)『月』(2023)など社会派作品で知られるスターサンズが参加。2017年の記者会見以降、実に8年にわたる製作を経て完成しました。
イギリス・アメリカとの国際共同製作として制作され、2024年1月の第41回サンダンス映画祭ワールドシネマ・ドキュメンタリー部門大審査員賞 に正式出品。その後、世界各国の映画祭や賞レースで高い評価を獲得し、第97回アカデミー賞で日本人監督初の長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされました。
映画『Black Box Diaries』は、2015 年4 月3 日、ジャーナリストをめざす伊藤詩織25 歳が、ある日突然、思いもよらない性暴力被害を受けた、“その後”を描いたドキュメンタリー映画です。本作は、性暴力被害という個人的体験を通じて、警察、司法、メディア、といった日本社会の制度や慣習の中に存在する「見えない壁=ブラックボックス」を、当事者の視点から記録しました。伊藤は実名を公表し、この事件と立ち向かうことを決意しますが、そこから伊藤の世界は一変します。性暴力の被害を受けたひとりの女性が、自身に起きた事実を記録しながら、社会の壁を少しずつ打ち壊す――。
世界が見つめ、社会の心を揺さぶった、ひとりの女性の“沈黙”と戦う旅が、ついに幕を開けました。
2025年12月12日(金)、ついに、『Black Box Diaries』の日本公開版が、T・ジョイ PRINCE 品川にて公開し、3日間・計6回上映、動員数1,000人、興行収入220万円、全回満員御礼の好スタート!
本作については、表現や手法について、多くの問いが存在する一方、品川での公開を向かると、エンドロール中に拍手が鳴り始めるなど、大きな共感と指示「自分の地域では見られないのか」「早く他の地域でも見られるようにしてほしい」など、SNSを含む、大きな反響があった。
この反響を受け、大阪、福岡、横浜、仙台、広島、新潟、全6都市での拡大上映が決定しました
拡大上映劇場は以下。
2025年12月26日(金)~
フォーラム仙台(宮城)
2026年1月9日(金)~
T・ジョイ梅田(大阪)
横浜ブルク13(神奈川)
T・ジョイ博多(福岡)
広島バルト11(広島)
T・ジョイ新潟万代(新潟)
※上映スケジュールなど詳細は、公式HPのTheaterページより、各劇場のHPをご参照ください。
※公式HP:https://bbd-movie.jp/
『Black Box Diaries』は、観る者に安易な答えを与える映画ではなく、観客一人ひとりが、自分自身や身近な人の現実に引き寄せて考えることを促す作品である。拡大上映する地域でも、本作が、日本社会に新たな対話を生み出すきっかけとなることが期待される。
上映時間:1時間44分
監督:伊藤詩織
プロデューサー:エリック・ニアリ、ハナ・アクヴィリン、伊藤詩織
企画:河村光庸|エグゼクティブ・プロデューサー:四宮隆史、村松秀信、ロビーナ・リッチティエッロ、ジョシュ・ピーターズ、ニナ・L・ディアズ、ライザ・バーネット・フェターマン|共同プロデューサー:行実良、長井龍
編集:山崎エマ|撮影:ハナ・アクヴィリン、岡村裕太、伊藤詩織、大塚雄一郎|抽象的イメージ:白奉珠圭氣|カラリスト:佐藤文郎
編集コンサルタント:マヤ・デイジー・ホーク|共同編集:マリコ・モンペティ|音楽:マーク・デグリ・アントニ|サウンド・デザイン/ミキサー:アンドリュー・トレイシー
製作:Hanashi Films、Cineric Creative、スターサンズ
配給:スターサンズ、東映エージエンシー
協力:日活
(C)Star Sands , Cineric Creative , Hanashi Films





