映画『左利きの少女』日本限定アザービジュアル&絶賛コメント到着

これまでHowto Taiwanでは、台湾関連のエンタメ作品についてご紹介したり、監督や俳優インタビューなどをさせていただく機会はありましたが、公式の推薦コメントを寄せさせていただくのは今回が初めて……! この度発表された絶賛コメントには、映画監督の周防正行さん、映画評論家の伊藤さとりさん、森直人さん、コラムニストの山崎まどかさん、映画ライターのよしひろまさみちさんらのコメントが並んでいます。
台北の夜市に照らし出される、母と娘たちの人生
台北の夜市の灯りに照らされて、母と娘のままならない人生が輝き出す。
矛盾も痛みも抱えたまま、それでも人生は愛おしい。
舞台は、台北に実在する「通化街夜市(臨江街観光夜市)」。
夜市と聞くと、おいしいグルメや賑やかな屋台、きらびやかな灯りを思い浮かべますよね。本作にも、私たちが大好きな台北の熱気や色彩が、スクリーンいっぱいに映し出されています。けれど、その灯りが照らすのは、華やかな風景だけではありません。

生活を立て直そうと奮闘するシングルマザーと、ハイティーンの姉、そして5歳の妹。思い通りには進まない暮らしや、家族のなかで語られずにきた痛み、女性たちを縛ってきた古い価値観までが、夜市の雑踏のなかから少しずつ浮かび上がってきます。
矛盾も、嘘も、間違いもある。そのことで誰かを傷つけてしまうことも……。
それでもきっと、大丈夫。私が本作を観終えたあとに残ったのは、人生はままならないからこそ、こんなにも愛おしいのかもしれない、という感覚でした。
“左手は悪魔の手”と言われた5歳の少女
物語の主人公は、5歳の少女・イージン。
借金を抱えた母シューフェン、姉のイーアンとともに、生活を立て直すため台北へ戻ってきたイージンは、昔気質の祖父から、利き手である左手を「悪魔の手」だと叱られてしまいます。その言葉を幼い心で受け止めたイージンは、「悪いのは自分ではなく、この左手なのだ」と罪悪感を抱くように。やがて、その小さな“悪魔の手”が、家族一人ひとりの隠してきた秘密や、心の奥にしまい込んできた痛みを思いがけない形であぶり出していきます。
本作は、ツォウ・シーチン監督自身が幼い頃、祖父から右手を使うように言われた経験をもとに生まれた物語なのだそう。左利きへの偏見や古いしきたり、世代間の価値観の違いといった台湾社会の背景を描きながらも、そこで語られる家族のままならなさや女性たちの生きづらさは、日本で暮らす私たちにとっても決して他人事ではありません。
この度、日本公開に合わせて解禁された3種類の日本限定アザービジュアルは、いずれも、祖父の言葉に傷つき、自分の左手を見つめるイージンの姿を切り取ったもの。カラフルでポップな色使いでありながら、イージンの小さな胸に生まれた罪悪感や戸惑いが伝わってきて、思わず胸がぎゅっと締め付けられます。



ツォウ監督は、ショーン・ベイカー監督と『テイクアウト』を共同監督したほか、『タンジェリン』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』『レッド・ロケット』などでプロデューサーを務めてきました。
実はもともとツォウ監督&ショーン・ベイカー監督による作品の大ファンだった私……!
今回はコメントを寄せさせていただくだけでなく、ツォウ監督のインタビューもさせていただきました。
台北の人気夜市での撮影の舞台裏や、キャスティングにまつわるエピソード、印象に残ったとあるシーンへの思い入れや、今後撮影してみたいテーマなどなど。たくさんの気になるお話を監督に伺っています。こちらは後日 Howto Taiwan にて公開予定ですので、ぜひお楽しみに!
映画『左利きの少女』作品情報
2026年8月14日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー!
監督:ツォウ・シーチン
脚本:ツォウ・シーチン、ショーン・ベイカー
製作/編集:ショーン・ベイカー
出演:ニーナ・イエ、マー・シーユエン、ジャネル・ツァイ
2025年/台・仏・米・英/中国語/5.1ch/スコープ/108分
英題:LEFT-HANDED GIRL/日本語字幕:神部明世
提供:スターキャット 配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
映倫区分:G
公式サイト: https://cinema.starcat.co.jp/left-handed-girl/
公式X: https://x.com/lefthanded0814
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