福島から問うエネルギー政策の現在地

本作が映し出すのは、原発事故後に“脱原発”と“再生可能エネルギー推進”を掲げてきた福島の現在地。

各地で急拡大するメガソーラー開発による景観破壊や住民との軋轢、そして終わりの見えない福島第一原発の廃炉作業。

その一方で、国のエネルギー政策は“原発回帰”へと舵を切り始めている。

理想と現実の狭間で揺れる福島の姿を通して、日本社会全体の未来を問いかける内容となっている。

 公開されたビジュアルでは、原発事故の被災地に広がる無機質なソーラーパネルの風景を象徴的に配置。

題字は福島県在住の芥川賞作家であり福聚寺住職でもある玄侑宗久が手掛け、作品に込められた深いメッセージ性を際立たせている。

また、予告映像では、再エネ推進の理想が地域社会に新たな歪みを生んでいく現実を赤裸々に描写。

「これは福島 日本の現在地だ」という言葉が重く響く。

井上明監督は「福島だけでなく、電力の消費地にも届いてほしい」とコメントを寄せている。

『劇場版 かげる針路』は7月31日(金)より、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開。

【作品概要】

監督:井上明
撮影:「かげる針路」撮影班 題字:玄侑宗久(福聚寺住職)
撮影・編集:小野靖晃 音響効果:新國伸太郎
制作協力:福島映像企画 取材:「かげる針路」取材班
制作:福島テレビ
配給:ギグリーボックス
2025年/日本/ドキュメンタリー/©福島テレビ
2025年作品/カラー
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