俳優の林裕太が「第35回日本映画批評家大賞」の新人男優賞(南俊子賞)を受賞し、1日に都内で行われた授賞式に登壇した。

林は、映画「愚か者の身分」(永田琴監督)での演技が評価された。

林は「このような素晴らしい賞をいただけたことを大変光栄に思います。ありがとうございます」と感謝を述べた。さらに、「何よりも、匠海くんや監督、そしてこの作品とともにこの場に立てたことが本当にうれしいです」と、作品への特別な思いを語った。

また、林は「役を演じたり表現を続けたりする中で、自分が誰かの役に立てているのかを考えることがあります」と明かした。その一方で、「一緒に作品を作った仲間や、作品を観てくださった方々から『良かった』『ありがとう』という言葉をいただくことで、自分の存在意義や居場所を感じることができています」と感謝の気持ちを口にした。

さらに、「だからこそ、人に対する思いやりや愛情を言葉や行動で伝えることが、誰かの支えになったり、安心できる居場所を生み出したりするのではないかと、この仕事を通じて実感するようになりました」と、自身の考えを語った。

「これから登壇される素晴らしい先輩方に少しでも近づけるよう、悩みながらも努力を重ね、一人の俳優としてさらに成長していきたいと思います」と力強く決意を述べ、今後への意欲をのぞかせた。

『第35回日本映画批評家大賞』
各受賞タイトル・受賞者決定!6月1日(月)授賞式開催

1991年に水野晴郎が発起人となり、淀川長治、小森和子といった当時第一線で活躍した映画批評家たちによって設立された、映画人が映画人に贈る賞として日本では他に類を見ない映画賞「日本映画批評家大賞」。2025年公開の⽇本映画作品の中から、映画批評家たち選考員の独自の視点によって厳密に選定した、今年の日本映画批評家大賞の各タイトル・受賞者が決定した。

今年もバラエティ豊かな日本映画作品のなかから、映画のプロの目線で厳密に選定された日本映画批評家大賞の各タイトル。2025年公開作品の中で最も優れた映画作品におくられる「作品賞」、すぐれた演技で見る者を魅了した俳優におくられる「主演男優・女優賞」および「助演男優・女優賞」、日本映画の未来を担う俳優におくられる「新人賞」、卓越した映画技術が光った各「技術賞」や、作品・個人のみならず映画に貢献する映画事業から劇場や文化拠点まで幅広く授与対象とする「特別賞」、往年の功績を称えるとともに、さらなる活躍を期待する「ゴールデン・グローリー賞」、「ダイヤモンド⼤賞」など、本年度は16賞17組に授与する。

今年の第35回日本映画批評家大賞のテーマは、「問うたびに、深くなる輝き。」で、キービジュアルが完成した。

日本映画批評家大賞タイトルには、女流映画評論家の第一人者である南俊子賞(新人男優賞)、小森和子賞(新人女優賞)、編集技師の名匠・浦岡敬一賞(編集賞)、北九州市の映画・芸能資料館設立者である松永武氏の名前を冠した松永文庫賞(特別賞)、日本映画の伝道師・水野晴郎賞(ゴールデン・グローリー賞)、日本映画批評家界の巨匠・淀川長治賞(ダイヤモンド⼤賞)、など、賞タイトルに名前を冠し、映画を愛し貢献した映画人を表敬している。