なら国際映画祭2026が9月19日から23日までの5日間にわたり奈良市内で開催されることが決定。あわせて今回のテーマ「CROSS」をイメージしたメインビジュアルが公開された。

なら国際映画祭2026のメインビジュアル

なら国際映画祭2026のメインビジュアル [高画質で見る]

映画作家・河瀨直美をエグゼクティブディレクターに迎え、奈良の平城遷都1300年にあたる2010年にスタートした同映画祭。2年に1度開催され、9回目となる今回は「CROSS」をテーマに掲げる。アートディレクションは前回に続き、デザインコレクティブFlowplateauxを主宰する木村浩康が担当。「CROSS」の文字を情報としてではなく、円形のビジュアルと呼応するアートワークとして配置しており、特に「O」は円のモチーフと重なり合い、文字と図形、意味と形態の境界を横断する存在として機能している。

木村は「異なる背景や価値観が出会い、交差し、その先に新しい表現や関係性が立ち上がっていく。今年のグラフィックでは、そうしたCROSSのあり方を、ひとつの固定されたシンボルではなく、重なりによって変化し続ける視覚システムとして表現しています」と解説した。

木村浩康

木村浩康

初日の9月19日には、世界遺産・東大寺大仏殿前で「祈りのレッドカーペット」を開催。映画祭関係者や一般参加者がレッドカーペットを歩くほか、「EXPO 2025 大阪・関西万博」の公式キャラクター・ミャクミャクと奈良県のマスコットキャラクター・せんとくんが初めて顔を合わせる。レッドカーペット参加申し込みはPeatix特設ページにて受付中。参加費用は1人につき税込5万円となる。

河瀨は「2025年大阪・関西万博は、国内外から2,900万人が集う『いのち』をテーマとした祭典として、大きな成功を収めました。その想いは未来へと受け継がれ、各地で新たな芽を育んでいます」とコメント。「ミャクミャクとせんとくんが手をつなぐ道ゆきの先に、世界の映画と祈りが交わり、響き合う時間があります。5連休は、千三百年の古都・奈良で、心を鎮めるひとときをお過ごしください」と呼びかけた。

河瀨直美

河瀨直美

会期中はインターナショナルコンペティション、NARA-wave学生映画コンペティションのほか、カンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭の関連作品の上映、若手クリエイター育成企画などを実施。会場は奈良市ならまちセンター市民ホール、奈良公園バスターミナルレクチャーホール、東大寺総合文化センター金鐘ホール、春日大社 感謝・共生の館などを予定している。

なら国際映画祭2026 開催概要

開催日

2026年9月19日(土)~23日(水・祝)

開催場所

奈良県奈良市 奈良市ならまちセンター市民ホール / 奈良公園バスターミナルレクチャーホール / 東大寺総合文化センター金鐘ホール / 春日大社 感謝・共生の館など

実施内容

  • インターナショナルコンペティション
  • NARA-wave学生映画コンペティション
  • カンヌ国際映画祭招待作品上映
  • ベルリン国際映画祭スポットライトジェネレーション部門優秀作品上映
  • ショートショート フィルムフェスティバル & アジア優秀作品上映
  • NARAtive / NARAtiveJr作品上映
  • ユースシネマプロジェクトなど

「なら国際映画祭2026」オープニングセレモニー「祈りのレッドカーペット」開催概要

開催日

2026年9月19日(土)

開催時間

受付開始 18:30
レッドカーペット 19:00~20:00
オープニングセレモニー 20:00~21:00

開催場所

レッドカーペット:東大寺大仏殿前
オープニングセレモニー:奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~

集合場所

東大寺大仏殿入堂口付近(詳細は参加者に後日メールで連絡)

参加費用

1人につき5万円(税込)

参加人数

先着150名

応募方法 https://niff2026.peatix.com/

第9回なら国際映画祭「祈りのレッドカーペット」参加申し込み | Peatix

木村浩康(アートディレクター)コメント

2024年のテーマ Dialogue with では、対話の重要性をグラフィックの基点とし、2つのObjectが重なることで新たな模様が生まれるデザインシステムを構築しました。
2026年のテーマ CROSS では、その対話を一過性のものとして終わらせるのではなく、世代と世代、日本と世界、文化と異文化など、より多層的な関係性へと拡張しています。
今年のグラフィックでは、2024年に設計した対話をベースにした構造を引き継ぎながら、より多くのObjectが交差し、重なり合うことで、多様なパターンが生まれていくシステムへと発展させました。
それは、奈良という土地から世界へ文化を発信し、映画を通じて人や地域、時代をつないできた「なら国際映画祭」の姿勢とも重なります。異なる背景や価値観が出会い、交差し、その先に新しい表現や関係性が立ち上がっていく。今年のグラフィックでは、そうしたCROSSのあり方を、ひとつの固定されたシンボルではなく、重なりによって変化し続ける視覚システムとして表現しています。
今年もまた、この映画祭から生まれる数多くの交差と出会いを楽しみにしています。

河瀨直美(なら国際映画祭エグゼクティブディレクター)コメント

2025年大阪・関西万博は、国内外から2,900万人が集う「いのち」をテーマとした祭典として、大きな成功を収めました。その想いは未来へと受け継がれ、各地で新たな芽を育んでいます。今年9回目を迎える「なら国際映画祭」は、世界遺産・東大寺大仏殿前に「祈りのレッドカーペット」を敷き、皆様とともに世界の平和を祈ります。ミャクミャクとせんとくんが手をつなぐ道ゆきの先に、世界の映画と祈りが交わり、響き合う時間があります。5連休は、千三百年の古都・奈良で、心を鎮めるひとときをお過ごしください。

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