完成披露舞台挨拶
日程:5月18日(月)
場所:新宿ピカデリー
登壇:橋本 愛、石川 恋、久保田紗友、武田真悟監督
ゲスト:加門七海(原作者)

映画『祝山』完成披露舞台挨拶に、主演の橋本愛をはじめ、共演の石川恋、久保田紗友が登壇。武田真悟監督と原作者の加門七海と共にトークを繰り広げました。

作品は、多くのホラー小説を手がけてきた加門七海が自身の体験をもとに執筆したロングセラーを映画化したもので、“禁足地”に関わった人々が理不尽な運命に巻き込まれていく様子を描いています。

また、橋本は自身が演じた鹿角について、「鹿角は、肝試しのような行為に対して“霊に対して失礼ではないか”と感じる繊細な感性を持った人物です。物語が進むにつれて徐々に逃げ場を失い、これまで他人事のように見ていた不可解な現象にも強い恐怖を覚えるようになっていく役柄だと思います」と語りました。

続けて、橋本は「映画を観終わったあと、皆さんも“もう逃げられない”という感覚に包まれてくれたらうれしいです。……ただ、責任は取れませんけど」と冗談交じりにコメントし、会場の笑いを誘いました。

一方、石川は、自身の演じる役について「禁足地に足を踏み入れてしまったことで、得体の知れない何かに少しずつ飲み込まれていく女性です。その存在に振り回されるうちに理性を失い、次第に変貌していく人物を演じました」と説明しました。

さらに、石川は、「観客の皆さんも、まるで一つになって“何か”に飲み込まれていくような感覚を味わえる作品になっていると思います。責任は取れませんが、ぜひ心の奥深くまで没入して楽しんでほしいです」と語り、意味深なコメントで会場を沸かせました。

久保田は、完成した作品を初めて鑑賞した際について、「本当に怖くて驚きました。期待値を上げてしまうかもしれませんが、ストーリーを知っている私でもかなり恐怖を感じたので、観客の皆さんがどんな反応を見せてくださるのか今から楽しみです」とコメントしました。さらに、「私自身も改めて映画館で観て、お客さんがどんな表情や反応をしながら楽しんでくださるのかを見てみたいと思っています」と期待を膨らませていました。

また、武田監督は、「撮影自体は2025年11月に行われましたが、そこへ至るまでには長い準備期間がありました」と振り返り、「本日登壇しているお三方をはじめ、本当に素晴らしいキャストの皆さんに集まっていただきました。単なるホラー作品というだけでなく、役者同士の演技のぶつかり合いも大きな見どころになっていると思うので、ぜひその点にも注目して観ていただけたら嬉しいです」と作品をアピールしました。

また、撮影期間中には実際に不思議な体験もあったそうで、橋本は「ホラー作品なので何か起こるかもしれないと思っていたのですが、撮影初日に家のシーンで照明が突然激しく点滅したんです。“すごく見られている気がする!”と思いました」と当時を振り返り、興奮気味に語りました。

さらに話を終えると、「お祓いをとても由緒ある神社で行っていたので、そのおかげで大事には至らなかったのかもしれません」と安心した様子を見せ、胸をなで下ろしていました。

さらに、橋本さん石川さんは、本作が初共演だったことも明かされました。

石川は、「愛ちゃんが、とても明るくて魅力的な人だと知ることができて嬉しかったです」と語り、撮影中の微笑ましいエピソードを披露。「撮影現場でカレー弁当が用意されていて、「どれにする?」と話していたところ、愛ちゃんがスプーンを持つ仕草をしながら、まるで実際に食べているかのように味を想像して選んでいて、その姿がすごくかわいらしくて、怖い話じゃなくて申し訳ないんですけど」

その様子に石川は、「“さすが愛ちゃんクラスになると、想像力だけで味を感じ取って選ぶんだ…”と感心しました」と振り返り、会場を笑わせました。

一方の橋本は、「それ、ただのヤバい人じゃん」と照れた様子でツッコミを入れ、笑顔を見せていました。

同じく、久保田も撮影初日の思い出を語りました。久保田は、「ファミレスでのシーンが撮影初日だったので、とても緊張していたんです。でも、愛さんが楽しそうにお菓子を食べていて、『すごく美味しいから、早めにもらいに行ったほうがいいよ』と声をかけてくださって。そのおかげで気持ちがほぐれました」と、橋本の気さくな一面を明かしました。

このエピソードに対し、橋本は「本当に何も考えてないだけなんだけど」と豪快に笑い、会場を和ませていました。

本作の完成をお祝いし、加門七海が花束を持って登壇。

加門は、「映画の完成、おめでとうございます。とても空気感のある、恐怖をしっかり感じられる作品に仕上がったと思います。本当にありがとうございました」と、関係者への感謝を述べました。

その言葉を受けて、橋本は、「原作者である加門先生が作品をどう受け止めてくださるのかが、一番気になっていました。事前にいただいたコメントで、“ここまで怖くしなくても良かったのに”と言っていただけたのが、とても嬉しくて安心しました」と笑顔でコメント。

すると加門も、「まさかここまで恐ろしい作品になるとは思っていなかったので、自分でも驚いています。ありがとうございます」と応じ、和やかな雰囲気の中で笑みを浮かべていました。

最後に締めの挨拶を求められた橋本は、「本日はありがとうございました。この作品は、“山そのものが主人公”とも言える珍しい映画だと思っています」と語り、「壮大な自然の存在感や、目には見えない何かを感じながら、その独特な空気が映画館全体を包み込むような作品になっていますので、ぜひ存分に味わっていただけたら嬉しいです」と、思いを込めて呼びかけました。

さらに、「タイトルにもなっている『祝山』という名前には、“祝”というおめでたい印象の言葉が使われています。なぜその名前が付けられているのかという点にも、物語を読み解くヒントやミステリー的な面白さがあると思うので、そうした部分にも注目して楽しんでいただければ」と作品の見どころをアピールしました。

■公開情報
『祝山』
6月12日(金)全国公開
出演:橋本愛、石川恋、久保田紗友、草川拓弥、松浦祐也、利重剛
原作:加門七海『祝山(光文社文庫刊)
脚本・監督:武田真悟
配給:S・D・P
製作:映画「祝山」製作委員会
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