第34回橋田賞授賞式に小日向文世が出席
俳優の小日向文世が10日、都内で行われた第34回橋田賞授賞式に出席。
「人の心の機微や人と人との温かな交流を描き、多くの人々の共感と感動を呼んだ優れた芸術作品・番組・人物」、さらに「放送文化の発展と向上に貢献した作品・番組・人物」に贈呈される賞です。
TBSドラマ わが家は楽し が作品賞を受賞し、代表として登壇したのは 小日向文世、戸田恵子、そして演出を担当した 清弘誠 の3人でした。
清弘さんの挨拶の後、劇中で夫婦を演じた小日向さんと戸田さんが並んでコメント。小日向さんは、「幼い頃からホームドラマに親しんできました。そのジャンルの作品に俳優として参加できたこと、さらに 石井ふく子 プロデューサーのもとでこの作品に関われたことを、とても光栄に感じています」と喜びを語りました。
さらに小日向は、「若い頃から戸田さんとは面識がありましたが、まさか夫婦役として共演する日が来るとは思ってもいませんでした。自分にとって、とても思い出深い作品になりました」と、穏やかな笑顔を見せながら語りました。
一方、戸田恵子 は、「本当に充実した楽しい時間を過ごすことができました」と振り返り、「私事ですが、来年で70歳になります。ただ、小日向さんも清弘さんも私より年上ですし、脚本を手掛けた 山田洋次 さんは93歳。さらに母親役の 岩崎加根子 さんも93歳で、現場では私が最年少でした」と、経験豊かなキャスト・スタッフに囲まれた撮影現場を懐かしそうに回想しました。
続けて、「皆さんに支えていただきながら、多くを学ばせてもらいました。久しぶりに緊張感のある現場でもあり、とても刺激を受けました。中でも岩崎加根子さんからは、本当にたくさんのことを教えていただき、幸せな時間だったと感じています」と、しみじみとした口調で作品への思いを明かしました。
また、小日向文世 は個人賞のスピーチで、「本日は、このような名誉ある賞をいただき、本当にありがとうございます」と、あらためて感謝の気持ちを述べました。
さらに、昨年放送された わが家は楽し の撮影を振り返り、「現場には、毎日朝から晩まで立ち会ってくださった 石井ふく子 さんがいらっしゃいましたし、顔合わせや本読みの初日に、多くのキャストへ厳しくアドバイスを送っていた脚本家の 山田洋次 さん、さらに私の母親役を演じられた 岩崎加根子 さんも含め、皆さん90代でした」と語りました。

そして、「自分も70代に入り、これからは少し肩の力を抜きながら俳優を続けていければと思っていました。しかし、お三方の姿を目の当たりにして、“まだまだゆっくりするには早い”と背中を押された気がしました。この賞をいただいたことで、もう少し頑張ってみよう、さらに前へ進もうという気持ちになっています」と話し、偉大な先輩たちから大きな刺激を受けたことを笑顔で明かしました。





