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台湾ドラマ「零日攻撃(ゼロニチコウゲキ) ZERO DAY」上映会&記者会見

「零日攻擊 ZERO DAY ATTACK」上映会&記者会見の詳細 
◆日程:8月7日(木)
◆会場:109シネマズプレミアム新宿 シアター3(東京都新宿区歌舞伎町1丁目29−1 東急歌舞伎町タワー 9F)
◆登壇者:リェン・ユーハン(連俞涵)、ヤン・ダージャン(楊大正)、チェン・シンメイ(鄭心媚)、スー・イーシュエン(蘇奕瑄)

湾海峡戦争を題材にした台湾ドラマで日本からも高橋一生、水川あさみが参加している「零日攻撃(ゼロニチコウゲキ) ZERO DAY ATTACK」。そんな本作は台湾で8月2日に公共 テレビ(公視)、LINE  TV、MyVideo、Hami Videoなど複数の主要プラットフォームで第1話が放送・配信が開始され、即座に各プラットフォームで視聴ランキング第1位を獲得するなど、非常に高い注目と話題を呼んでいる。そして日本でもPrime Videoにて第1話が8月15日(金)0時より日本初配信される。続く8月17日には第2話と第3話が一挙配信され、その後も台湾とほぼ同時に新エピソードが毎週配信予定である。プロデューサーのチェン・シンメイ(鄭⼼媚)は、「台湾での素晴らしい反響をとても光栄に思っています。日本でも同様の成功と共感が生まれることを心から願っています」とコメントしている。

そして8月7日(木)、都内劇場にて本作の上映会が開催され、上映後には出演者のリェン・ユーハン(連俞涵)とヤン・ダージャン(楊⼤正)、プロデューサーで脚本も務めたチェン・シンメイ(鄭⼼媚)、第3話の監督を務めたスー・イーシュエン(蘇奕瑄)による舞台挨拶が行われた。舞台挨拶は欠席となった高橋一生からはメッセージが届けられ、会場にて代読された。

まずは、チェン プロデューサー「皆さん、今日はお越しいただきありがとうございます」と挨拶。チェン監督は日本語で「私は監督のスー・イーシュエンです。よろしくお願いします」と挨拶し、リェンさんもヤンさんも、それぞれ流暢な日本語で「皆さん、こんにちは。私はリェン・ユーハンです。よろしくお願いします」、「皆さん、こんにちは。私は俳優のヤン・ダージャンです。よろしくお願いします」と挨拶し、会場は大きな拍手に包まれる。

チェン プロデューサーは、撮影をふり返り「今回は日本人の俳優2人(高橋、水川)と香港の俳優1人を起用しており、国をまたいでの共演となりました。特に印象に残っているのは、日本の俳優さんの仕事への真面目さです。今回の脚本の中で、特に高橋さんの役に関しては日本語、台湾華語、その他の言語が使用されているのですが、セリフ回しに関して、高橋さんからは『それは中国のほうの中国語ですか? それとも台湾の華語なのか?』といった、非常に細かい部分にまでご質問をいただきました」と明かした。

スー監督も高橋の存在に言及。さまざまなバックグラウンドを持つ俳優たちのコラボレーションによる相乗効果や現場で意識した点について尋ねられると「今回、撮影に入るまでに高橋さん、リェンさんと役作りについて、細かいやり取りがありました。相乗効果という点で言うと、リェンさんも、我々スタッフもみんな、高橋さんのファンでした(笑)。なので、私が何か特別なことをするまでもなく、自然と現場には良い効果が生まれていたと思います。むしろ撮影を通して、高橋さんの脚本に対する真摯な姿勢に私が感銘を受ける部分が多く、非常にありがたかったです」と称えた。

リェンは、言葉の壁がある中で、愛情あふれるシーンを演じる際に難しかった部分は?との問いに「今回、劇中ではかつての元カレ、元カノいう関係であり、15年ぶりの再会という設定だったのですが、“愛”があるからこそ、言葉の壁を感じるようなことはありませんでした。目が合った瞬間、通じ合うものがあったと思いますし、劇中のやりとりでも、言葉だけでなく、ジェスチャーやちょっとしたしぐさ、目を合わせたりとさまざまなコミュニケーションがあり、愛があるがゆえに支障はなかったです」と笑顔を見せた。

ヤンも、劇中ではリェンの“元カレ”という立場だったが、最終的な“結末”について、納得は?という問いに、笑みを浮かべながら「正直なところ、高橋さんにお会いした瞬間に納得しました(笑)。お二方を祝福するのみでした……」と答え、これには会場も登壇陣も大笑い。また、ヤンは「9月にまたバンドでこちらに戻ってきますので、見に来てください。Fire EX.(ファイヤー・イーエックス)にぜひ注目してください」と呼びかけ、会場は大きな拍手に包まれた。

この日、欠席となった高橋からは、観客、そして登壇陣に向けてメッセージが届き、MCによって「このたびは試写会に登壇の予定をいただいておりましたが、急な仕事の都合により、どうしてもスケジュールの調整がつかず、出席を見送らせていただくこととなりました。楽しみにしてくださっていた皆さま、関係者の皆さまには、ご迷惑をおかけする形となり、心よりお詫び申し上げます。『零日攻撃 ZERO DAY ATTACK』は、脚本を読ませていただいて、その構成力と物語の持つドラマ性に強く惹かれた作品です。現代の緊張感に触れるようなテーマ設定を持ちながらも、私が惹かれたのは、そうした背景ではなく、作劇の強さと人物描写の深さでした。あくまでフィクションとして丁寧に構築された物語であり、政治的な立場を主張するための作品ではないと信じて、私はこの作品に参加いたしました。むしろ、今を生きる“人間”の選択と葛藤が描かれていたことに、強く引き込まれました。ご覧いただく皆さまにも、作品の世界観と描かれる人間模様を通じて、このドラマの魅力を味わっていただけたら幸いです」とのメッセージが代読された。

最後にチェン プロデューサーが「ぜひ皆さん、ご覧になっていただければ幸いです。最後になりますが、世界平和を祈ります。よろしくお願いいたします」と語り、温かい拍手の中、舞台挨拶は幕を閉じた。

2025年/台湾/ テレビドラマ/全10話

配信情報:2025年8月15日〜 Prime Videoにて配信開始

STORY
物語の舞台は、総統選挙を終えた台湾。中国が軍事演習を拡大、台湾海峡情勢が緊迫化する中、南シナ海を横断した中国の偵察機Y-8が東台湾沖の太平洋に墜落、消失。中国はその捜索と救助の名目で、南シナ海と東シナ海に向け大量の海軍と空軍を投入した。それに伴い台湾島内では社会不安が日に日に高まり、中国軍が台湾に上陸する「Zero Day」へのカウントダウンが始まる。総統はいまだ力が弱く、さらには台湾内でも反戦デモと、中国を支持する勢力の台頭の脅威に直面し、正式に宣戦布告するかどうかの決断を迫られている。アメリカ、日本、韓国が固唾をのんで台湾の行方を見守る中、台湾に生きる人々は、自分たちの未来の運命を果たしてどのように決めるのだろうか……。。

スタッフ
エグゼクティブ・プロデューサー:林錦昌(リン・ジンチャン)
プロデューサー・脚本コーディネーター:鄭心媚(チェン・シンメイ)
総合制作プロデューサー:林仕肯(リン・シーケン)
監督:洪伯豪(ホン・ボーハオ) / 蘇奕瑄(スー・イーシュエン)/趙暄(チャオ・シュエン)/吳季恩(ウー・チーエン)/劉易(リウ・イー) / 鄭心媚(チェン・シンメイ) / 羅景壬(ルオ・チンレン) / 林志儒(リン・チールー) / AKIRA

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キャスト
謝怡芬(Janet)、游安順(ヨウ・アンシュン)、高橋一生、連俞涵(リエン・ユーハン)、陳妤(チェン・ユー)、孫沁岳(ヨーク・スン)、杜汶澤(チャップマン・トウ)、謝章穎(シエ・ジャンイー)、水川あさみ、張洛偍(ロイ・チャン)、藍葦華(ラン・ウェイホア)、楊富江(ヤン・フージアン)、戴立忍(レオン・ダイ)、潘慧如(エイダ・パン)、莊凱勛(カイザー・チュアン)、侯彥西(ホウ・イエンシー)、李冠毅(リー・グアンイー)

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