「ゴッドファーザー」シリーズや『地獄の黙示録』(79)などの作品で知られるフランシス・フォード・コッポラの監督最新作『メガロポリス』(6月20日公開)。このたび、ロバート・デ・ニーロやスパイク・リーが作品について語る特別映像と著名人による絶賛コメントが集まった。
<著名人コメント>
●スパイク・ジョーンズ(映画監督)
「まだ笑っているよ。過激だ。こんなものは見たことがない。噂は聞いていたけれど、どんな作品になるのか想像もつかなかった。好きなところはたくさんあったけれど、一番肌に合ったのはトーンだった。面白くて、生き生きとしていて、エレクトロニックで、世界観とアイデアが鮮やかだった。フランシスが役者たちと作り上げた演技や世界の細部……私はずっと声を出して笑っていた。芝居とシュールさと創作の喜び。彼がこれほど長い間、この作品を考え、取り組んできたことは信じられないが、この作品はまだ今日のものであり、いま、私たちがいる世界、そして私たちが向かっている世界であると感じた」
●ギレルモ・デル・トロ(監督)
「フランシスは20代の頃と変わらず、大胆で大胆不敵、独創的な映画監督だ。私は『メガロポリス』に打ちのめされた!」
●スティーブン・ソダバーグ(監督)
「すごい!これはアメリカ国内で撮影された映画のなかで最もクレイジーなものかもしれない。間違いなく、私がこれまで見たなかで最も純粋で持続的なイマジネーションの表現だと感じた。一晩中夢を見ていたよ!感動的だった」
●堤幸彦(監督)
「息をのみ、言葉を失うシーンメイク!圧倒的別次元!コッポラ!どこまで“コッポラ世界”を極めるのですか!人間の愚かさはここまでやらないと描けないのですか!時差ボケなのに凄すぎて覚醒してしまうブロードウェイミュージカルですか!『ゴッドファーザー』で稼いだお金を超趣味作品で使い果たし破産する、またその繰り返しですか!杜子春か!凄すぎてまとまらない!もう一回観よう!」
●ASKA(ミュージシャン)
「『格言』とも『哲学』と言える章で分けられた作品『メガロポリス』最近、よく耳にする『現実は、あなたが描いてる幻覚』。それが映像化されたような作品だった。これがいつクランクインしたのか知らないが、脚本家、そして監督のコッポラに見えていた未来は荒廃していくアメリカの姿だったのだろう。権力は必ず滅びる。ローマがそうであったように。そして、どんな時代にも権力に打ち勝つモノが『民衆』と『自由』であることを教えてくれてる」
●戸田奈津子(翻訳家)
「私の翻訳家人生は、フランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』でブレイクし、監督の集大成である『メガロポリス』で私のキャリアも集大成となりました。字幕翻訳者としてこんなに幸せな人生はありません。コッポラ監督はまさにルネッサンス時代の芸術家たちのような知の巨人であり、現代のミケランジェロ、ダヴィンチと言っても過言ではありません」
●永野(お笑い芸人)
「私自身が自分の事で手一杯になってる間にコッポラ監督はマクロな視点で人類全体を憂いでいたのか!インディーズ精神に溢れたこのSF映画は誠実さも不道徳さも同等に並べて観る者を挑発する!表現に躊躇はいらない事を学ぶ!」
●島田雅彦(作家)
「『メガロポリス』には現代のアメリカの状況に至った因果がメタファーとして細部に散りばめられている。トランプ大統領の再登場により、今後アメリカや世界はどうなるのか、不安と期待が交錯しているが、悲観するにせよ、楽観するにせよ、なるようにしかならない。ただ絶望するよりは、なんらかの希望を見出す者に未来を委ねたほうがいい。ローマ帝国が辿った歴史をアメリカもなぞり、衰亡の一途を辿るのか、それとも教訓が生かされ、再び繁栄を取り戻し、復活するのか、『メガロポリス』を観た者はそれを深く考えるよう誘導される」
■公開情報
『メガロポリス』
6月20日(金)全国ロードショー
出演:アダム・ドライバー、ジャンカルロ・エスポジート、ナタリー・エマニュエル、オーブリー・プラザ、シャイア・ラブーフ、ジョン・ヴォイト、ローレンス・フィッシュバーン、タリア・シャイア、ジェイソン・シュワルツマン、ダスティン・ホフマン
脚本・製作・監督:フランシス・フォード・コッポラ
提供・配給:ハーク、松竹
2024年/アメリカ/英語/138分/カラー/原題:Megalopolis
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公式サイト:hark3.com/megalopolis
公式X(旧Twitter):@megalopolis_jp