映画

『海辺へ行く道』ティザー&特報映像解禁

横浜聡子監督最新作の映画『海辺へ行く道』が8月29日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほか全国公開されることが決定いたしました。また、ティザービジュアルと特報映像も解禁となりました。

ティザービジュアル

この度、解禁されたティザービジュアルは、オールロケを敢行した小豆島特有の陽光を十二分に生かしながら、逆さまに配置された空と海どちらの青色か一瞬分からなくなるような楽しい構図。絵筆を持った逆さまの主人公・奏介と、流木で作られた魚のようなアートも印象的だ。“人生は予測できない魔法で溢れている”というキャッチコピーが添えられ、本作の世界観を伝えると共に、なにか良いことが起こりそうな人生へのささやかな予感を期待させている。なおデザインを手掛けたのは国内外の多くの映画ポスターを手掛けるアートディレクターの石井勇一。
海辺へ行く道

特報映像

また併せて解禁された特報映像では、奏介が謎の人物から人魚の造形物の制作を頼まれるシーンから始まる。14歳の美術部員・奏介とその仲間たちが夢中でものづくりをする姿や、あやしい大人たちから不思議な依頼が次々と舞い込んでいく様子が収められており、個性豊かな登場人物と奏介たちが巻き起こす、ちょっとおかしな出来事に期待が高まる。さらに、横浜監督の前作『いとみち』で主演をつとめた俳優の駒井蓮がタイトルコールを担当し、鮮やかな愛らしさを添えている。


本作で初の映画音楽を手掛けた荘子itは、「一見すると朗らかな子どもたちの映画に見えるが、静かに常軌を逸した父性の失調により、底知れぬ不気味さと明るさが共存した前代未聞の映画で、世間からは全く評価されないか絶賛されるかのどちらかだろうな、と思いながら劇伴を作りましたが、初お披露目のベルリン国際映画祭ジェネレーション部門でいきなり望外の評価を受けてとてもとても嬉しいです。皆様も是非it。」とコメントを寄せた。

予期せぬ出来事と出会う人生の幸福を陽気なユーモアと想像力で描く、すべての登場人物が愛おしい、ちょっとおかしな人生讃歌!
映画『海辺へ行く道』の脚本・監督は、『ジャーマン+雨』『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』『いとみち』でその度ごとに話題を巻き起こして来た、横浜聡子。最新作は、知る人ぞ知る孤高の漫画家・三好銀の晩年の傑作「海辺へ行く道」シリーズをまさかの映画化。主演をつとめるは、約800人のオーディションを経て主演を射止めた15歳の俳優・原田琥之佑。麻生久美子、高良健吾、唐田えりか、剛力彩芽、菅原小春、諏訪敦彦、村上淳、宮藤官九郎、坂井真紀ら個性豊かな大人たちに加え、蒼井旬、中須翔真、山﨑七海、新津ちせなど、実力派の若手俳優たちが見事集結。さらに、様々なシーンから熱烈な支持を受ける至高のラップトリオDos Monosのフロントマン荘子itが、初の映画音楽を担当。

本作は、第75回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門Kplusにて正式上映され、特別表彰を獲得した。また、今年で6回目を迎える日本最大級の芸術祭・瀬戸内国際芸術祭2025への参加も決定。映画ながら、現代アート作品のひとつとして芸術祭に参加する稀有な作品となった。なお、同芸術祭での映画の参加は本作が初となる。

物語
アーティスト移住支援をうたう、とある海辺の街。のんきに暮らす14歳の美術部員・奏介(原田琥之佑)とその仲間たちは、夏休みにもかかわらず演劇部に依頼された絵を描いたり新聞部の取材を手伝ったりと毎日忙しい。街には何やらあやしげな“アーティスト”たちがウロウロ。そんな中、奏介たちにちょっと不思議な依頼が次々に飛び込んでくる。ものづくりに夢中で自由奔放な子供たちと、秘密と嘘ばかりの大人たち。果てなき想像力が乱反射する海辺で、すべての登場人物が愛おしく、優しさとユーモアに満ちた、ちょっとおかしな人生讃歌。

原作:三好銀「海辺へ行く道」シリーズ
(ビームコミックス/KADOKAWA刊)
監督・脚本:横浜聡子
出演:原田琥之佑
麻生久美子 高良健吾 唐田えりか 剛力彩芽 菅原小春
蒼井旬 中須翔真 山﨑七海 新津ちせ
諏訪敦彦 村上淳 宮藤官九郎 坂井真紀
製作:映画「海辺へ行く道」製作委員会
配給:東京テアトル、ヨアケ
(C)2025映画「海辺へ行く道」製作委員会