香取慎吾が主演を務め、赤楚衛二が出演する「連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』」(WOWOWプライムほか)。明日9月20日放送、配信の第3話より、香取と赤楚の共演シーンの撮影現場レポートが到着。あわせて、メインキャスト陣のインタビューを収めたスペシャルメイキング映像も公開されました。

本作は「死刑制度」という社会テーマに挑んだ社会派サスペンス。香取演じる主人公・中原道正は、11年前に起こったある事件をきっかけに妻と離婚し、孤独を抱えて日々を送る男性。一方、赤楚演じる医師・仁科史也は、義理の父が通りすがりの女性を殺した事件から加害者家族となった人物であり、本作のキーパーソンです。

6月中旬に行われた撮影では、まず赤楚が単独で「被殺害者遺族の会」の会場を訪れるシーンに臨みました。リハーサル前から思い詰めたような表情を浮かべた赤楚は、瀬々敬久監督と廊下を歩く速さやバッグの持ち方といった細部まで入念に確認。特に会場の扉を開けるカットでは、ドアノブに手を置き、意を決し扉を開けるまでの数秒間に対し、時間をかけてテイクを重ね、緊張、不安、葛藤といった史也の複雑な心情を表現しました。

赤楚の単独撮影が終わると、香取らが会場に集まりました。キャストは現場ではほとんど言葉を交わさず、役に集中。香取は自分の席に座って目を閉じて自身の心と向き合っている様子。赤楚は会場内を静かに歩き回りながら気持ちを作り上げていきます。この日初対面の2人でしたが、互いを気遣う距離感がそのまま芝居にも反映されていました。

昼休憩には、香取からキャスト、スタッフ全員分のお弁当の差し入れが。午後の撮影前に一同からお礼の拍手が送られました。照れながら両手を広げて応える香取の姿を見て、張り詰めていた現場に一瞬穏やかな空気が流れました。

再び撮影が始まり、「遺族会」後に史也が、殺された中原の元妻・浜岡小夜子(鈴木杏)の母・里江(原日出子)に直接謝罪し、衝動的に土下座をする場面へ。中原は、少し離れた場所から黙って見続けました。香取は、自分が映らないアングルでも現場を離れません。史也の一挙一動を注意深く追い、違和感のある言動に対し、セリフなしのリアクションだけで中原の心の揺れを表現し続けました。本番でOKが出た後もしばらく立ち尽くすほど役と同化しており、高い集中力が際立ちました。

続いて、会場を去る史也を中原が走って追うシーンで、香取は追うタイミングや走るスピードを瀬々監督と確認。中原からの「ある追及」を受けて史也に大きな動揺が走るこの場面で、瀬々監督は2人の距離感を伝えるのみで、表情などの心理的な表現は香取に委ねました。台本では2ページにも満たない短いやりとりながら、重厚で深みのあるシーンに。

公開されたメイキング映像には、香取、赤楚らメインキャスト陣によるインタビューを収録。クランクイン時の香取の様子や、赤楚が難シーンに挑む姿など、撮影の舞台裏が詰め込まれた内容になっています。

第3話では、小夜子が歩んできた人生を理解すべく、中原が小夜子殺害事件の裁判への参加を決意する一方で、史也とその妻・花恵(蓮佛美沙子)の過去がひも解かれていきます。史也は遺族会を訪ねて謝罪。その姿を目にした中原は、どうして義父・町村作造(ピエール瀧)が起こした事件に向き合うのかと疑問を抱き、やがて史也と思いがけない人物との接点にたどり着くことになります。

香取慎吾(上)、赤楚衛二(下)

出演:香取慎吾
赤楚衛二
蓮佛美沙子 花瀬琴音 山中崇 田中要次
宇崎竜童 杉本哲太 ピエール瀧 / 鈴木杏
原作:東野圭吾『虚ろな十字架』(光文社文庫刊)
監督:瀬々敬久 脚本:杉原憲明 音楽:安川午朗
企画・プロデュース:松本太一 下田淳行 プロデューサー:熊谷悠
アソシエイトプロデューサー:樋浦悠真
制作プロダクション:ツインズジャパン
製作著作:WOWOW

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2026年9月6日(日) 放送・配信スタート(全4話)
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