第99回米アカデミー賞®日本代表決定!濱口竜介監督作『急に具合が悪くなる』
濱口竜介監督作『急に具合が悪くなる』が、第99回アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表作品に決定した。
第79回カンヌ国際映画祭で主演のヴィルジニー・エフィラと岡本多緒が最優秀女優賞を共同受賞し、日本人女優として初の同賞受賞という歴史的快挙を成し遂げた本作。濱口監督作品が日本代表作品に選出されるのは2度目で、前回選出された『ドライブ・マイ・カー』は第94回で作品賞、監督賞、脚色賞とあわせて4部門にノミネートされ、国際長編映画賞を受賞している。今後、各国の代表作品から候補作が絞られ、2027年3月に受賞作品が決定する予定だ。
本作は、宮野真生子・磯野真穂の著書『急に具合が悪くなる』(晶文社)を原作に、濱口監督が国際的なスタッフ・キャストと共に手がけた一作。パリ郊外の介護施設「自由の庭」の施設長マリー=ルー・フォンテーヌ(ヴィルジニー・エフィラ)は、入居者を人間らしくケアすることを理想としつつ、人手不足やスタッフの無理解に悩まされている。そんな中、マリー=ルーはがん闘病中の日本人演出家・森崎真理(岡本多緒)と出会う。真理が演出するのは、自閉スペクトラム症の孫・智樹(黒崎煌代)と行動を共にする俳優・清宮吾朗(長塚京三)の一人芝居。同じ名前の響きを持つ偶然に導かれ、2人の交流が始まるが、あるとき真理は“急に具合が悪くなる”。真理の病の進行とともに、2人の関係は劇的に深まり、互いの魂を通わせ合うようになる。
カンヌ国際映画祭での最優秀女優賞受賞を皮切りに、ロカルノ国際映画祭ではエフィラがレオパード・クラブ賞を受賞。続いてトロント国際映画祭、ニューヨーク映画祭、サン・セバスチャン国際映画祭と立て続けに出品が決まっている。米メディアではアカデミー賞の国際長編映画賞のみならず、作品賞、監督賞、女優賞のノミネート予想ベスト10で名が挙がるなど、11月の一般公開を前に業界の評価が高まっている。
8月に公開を迎えたフランスでは、濱口監督作品史上最高の動員数を記録。同じく8月に公開を迎えたスイスでも好スタートを切っており、現在70以上の国と地域で配給が決定している。
日本では公開から2カ月以上が経過するがロングラン上映が続いている。
公開情報
『急に具合が悪くなる』
全国公開中
出演:ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒、長塚京三、黒崎煌代
監督・脚本:濱口竜介
原作:宮野真生子・磯野真穂著『急に具合が悪くなる』(晶文社)
配給:ビターズ・エンド
提供:Soudain JPN Partners
製作:Cinefrance Studios、オフィス・シロウズ、ビターズ・エンド、Heimat Film、Tarantula
フランス=日本=ドイツ=ベルギー合作/196分/カラー/1.5:1
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