完成披露舞台挨拶
日程：6月9日（月）
場所：池袋シネマ・ロサ
登壇：小栗有以（AKB48）、船ヶ山哲、大熊杏優、大関れいか、古川大晃監督
今年7月5日に隕石の衝突や大地震など、破滅的な災害が起こる──そんな不穏な予兆が、いまネットを中心に拡散し続けている。
そんな数々のネットミームをモチーフにした映画『2025年7月5日午前4時18分』が2025年６月27日（金）より池袋シネマ・ロサほかで全国公開いたします。
ついに本作がお披露目される心境を尋ねられると、小栗は「こうしてみなさんにいち早くご覧いただけることがすごくうれしいんですけど、出演が決まって予告映像が公開されたあとの握手会で、ファンの方に『ゆいゆい（小栗）のことは好きだけど、ホラー映画は好きになれないからごめん。見られない』ってたくさんの方から言われたので、みんな見られないかなって思っていたんですけど、今日たくさんの方が来てくださってほっとしました。みなさんが意を決して見に来てくれたんだなと思ったらうれしいです」と安堵の表情を浮かべ、船ヶ山は「撮影から公開までが短くて、スピーディーに企画を立てて台本も作られて、しかも追撮もあったので間に合うのかなと心配だったんですけど、このような形でお披露目することができたので一安心です」と胸をなで下ろした。そして、古川監督も撮影から公開までの期間が短かったことが心配だったそうで「無事に作品が完成してほっとしています。ぜひ楽しんでいただけたらと思います」と笑顔を見せた。
また、自身の役について聞かれると、原ハルカ役を演じた小栗は「映像制作会社に勤めていて、ハルカちゃんのお家で不可解なことが起こっていくという話になっています。ハルカちゃんは純粋でいい子で、お父さんとお母さんと仲がよくて、お父さんの作る美味しいご飯が好きで、オムライスが出てくるんですけど、それがすごく美味しくて、小栗有以としても美味しいと思いながら食べていました。リハーサルでも食べて、本番も食べたので、結構な量を食べました」とうれしそうに話し、原大智役を演じた船ヶ山は「（ハルカの）父親役というのもあるんですが、この映画は来年公開される映画の序章という位置付けで、原大智が軸になっていて、元々タイトルは『door』なんですけど、僕は別の『door』という作品で主演をやっていたので、サブタイトルだった『2025年7月5日午前4時18分』がメインタイトルになったんですけど、原大智という役は、実はお父さんだけではなくて複数の役どころを演じているので、どんな役かは（劇中で）見つけていただければと思います」とコメント。
木崎穂花役を演じた大熊は「映像制作会社で働くスタッフで、一見、明るく見える子なんですけど、内に不安を抱えている繊細な女の子です。ハルカとともに不思議な出来事に巻き込まれて向き合っていく役です」と説明し、高橋ゆかり役を演じた大関は「2人（ハルカと穂花）の上司役で、2人がいろんなことに巻き込まれていくことをわかりつつも、会社ではしっかり上司として厳しくもあり、優しくもありという役どころで、ちょっとおもしろ上司みたいな感じで演じさせてもらったので、そこにも注目していただければなと思います」と紹介。これに小栗は「アドリブがすごくて、私たちは笑っちゃいそうになりました」と明かすと、大関は「途中から2人と笑わせたいという願望が出てきて、どうやったら笑ってくれるかなって思って演じていました（笑）」と胸の内を明かした。
さらに、ネタバレしないように本作の見どころを聞かれると、小栗は「お父さんとお母さんとのシーンでオムライスを食べているんですけど、最後までセリフを言い終わったのになかなかカットがかからなくて…。ずっとアドリブをしていたんですけど、お父さんとお母さんがアドリブで自然に包み込んでくれる会話をしてくれたので、私もアドリブを出せたんですけど、なかなかカットをかけなかったのはなぜですか？」と古川監督に尋ね、古川監督が「撮影を続けたらもっとよくなるかなと思って」と答えると、小栗は「そのおかげでアドリブを学んでナチュラルにできました」とにっこり。これに船ヶ山が「でもそこはバサっとカットされてましたからね」と暴露して会場の笑いを誘うと、小栗は「いつかどこかで見られたらいいですね」と期待を寄せた。
同じ質問に、船ヶ山は「映像の撮り方が面白いなと思いまして、映像を交差させながら見せるような編集の技術を使っていて、その映像を見たときに“なんだこれは。こういう見せ方があるんだな”と感心して、“監督、すごいことをやってきたな”と思って驚きました。そういう映像的なところも見ていただけると面白いかなと思います」とおすすめし、大熊は「全体としては、日常に少しずつ違和感が入り込んできて、その不安が膨らんでいく怖さが魅力の作品だと思っていて、見ているうちに“なんかおかしい…”って気づき始めて、気づいたときにはその不安に引き込まれているという、じわじわとした心に残る怖さを楽しんでいただけたら、とってもうれしいです」とアピールした。
そして、大関は「この映画はホラー映画というひと括りじゃないなと思っていて、おばけが出てきて“わーきゃー”じゃなくて、不安が漂って、これから何が起きるんだろうってことだったり、小栗さんの演じるハルカがこの先にどう巻き込まれていくんだろうというほうにフォーカスが行ったりするので、ただただ怖いホラー映画ではないところが見どころかなと思っていますし、小栗さんがどんな叫びをして、どんな怖がり方をしているのかというのをお楽しみにしてください」と言葉に力を込め、MCから「ハードルが上がりましたね」と声をかけられた小栗は「また違う怖さを感じました」と吐露して笑わせた。
続けて、古川監督は「ホラー映画にしては小栗さんがかわいすぎて、怖い表情をしていてもむちゃくちゃかわいくて、普通の表情でもかわいいので、そこを楽しんでいただければなと思います。いいカメラとレンズを使っているんですけど、大画面で見たときの描写がきれいというのと、小栗さんの顔面のよさが見どころです」と小栗のかわいさを強調すると、小栗は「本当ですか？」と謙遜しつつ、「ドアップも多くて、普段しないような驚いている表情とかもあって、セリフがそんなに多くない分、いかに表情と息づかいで表現できるかと思っていたので、この作品に入る前は変顔をしたりして表情筋をほぐしていました」と打ち明けた。
最後に、本作の内容にちなみ、もし2025年7月5日午前4時18分に破滅的な災害が起こるとしたら、それまでにしておきたいことを質問されると、小栗は「髪の毛を染めたことがないので、髪の毛を染めたいです。ずっと黒髪でアイドルとして約11年間やってきて、ここまできたら誕生日とか何かのきっかけで染めたいなって思っていたんですけど、なかなかそのきっかけがないので、それが最後というのはどうなんだろうって思いますけど（笑）、髪の毛をど金髪にしたいです。最後ならいいかなって。でも誰にも見られず終わる可能性がありますよね…。金髪にして写真を撮っておきます」と願望を吐露。
著者としての一面も持つ船ヶ山は「15冊目に出した『捨てられた僕と母猫と奇跡』という本が発売から半年で10万部を超えまして、その映画化が先日決まって、そこで主演と主題歌をやるんですけど、それまではなんとしてでも生きていなきゃいけないと思っていて（笑）、今まで映画で主演はやってきているんですけど、4年前に死んでしまった愛猫のお話で、僕にとっては特別な作品になるので、そういう意味ではそこまでには地震とか変なものが来ないでほしいなと思っています」と願った。
大熊は「私は大切な人と過ごして、お腹いっぱいおにぎりとラーメンを食べたいです」と目を輝かせ、大関は「まず胃袋を4つ用意して美味しいものをいっぱい食べて、趣味のダイビングをしに宮古島に行って、その夜は高級なホテルや旅館に泊まって、今まで飲んだことのないお酒をたらふく飲んで終わりたいと思いますね。今まで貯めてきたお金をすべて使い切りたいです」と力強く語った。そして古川監督は「撮影で地方に行ったりするんですけど、プライベートで1人旅をしたことがないので、豪華客船で1人旅をしてみたいなって思います。以前、豪華客船で仕事をしていたので、それも含めて1人旅をしてみたいですね」と声を弾ませた。
| あらすじ 映像制作会社に勤める原ハルカの周囲で、目に見えない異変が静かに広がり始めた。 同僚の穂花が熱心に追うネットミーム──2025年7月5日、午前4時18分何かが“起きる”という噂。 偶然か、必然か。その日はハルカの誕生日と重なっていた。 そんなある日の深夜、玄関がドアノブを狂ったように回し続けられる音を聴く。恐怖を覚え動けずにいるハルカ。 その後もたびたび深夜の不気味な訪問者に悩まされ、疲弊してゆくハルカは仕事の合間にTikTokで見つけた一本の動画。 そこに映っていたのはハルカの部屋。そして…布団に中に潜り込む“誰か”の姿が映し出されていた。 時間は静かに──確実に──あの刻限へと近づいていく。 7月5日、午前4時18分。その瞬間、ハルカ、そして世界に訪れることとは一体？  |
CAST・STAFF
公開日：2025年6月27日（金）池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー
出演：小栗有以（AKB48） 船ヶ山哲 大熊杏優 大関れいか 赤羽流河 佐藤里穂 四ノ宮吏玖 宇良田まい
監督・脚本：古川大晃（「自殺するっていうなら、その前に僕に抱かれませんか？」）
配給：S・D・P
企画・製作：STUDIO STROLE
©STUDIO STROLE
