『怪奇タクシー 布告を知らぬ者達に』公開記念舞台挨拶
公開記念舞台挨拶
日時:7月25日(土)
会場:ヒューマントラストシネマ渋谷
登壇:中山エミリ、上村侑、永山竜弥、岡本英郎監督、森野達弥(原作者)、岩田将克(プロデューサー)
7月24日(金)に公開を迎えた映画『怪奇タクシー 布告を知らぬ者達に』。
この度、本作の公開を記念し、7月25日(土)公開記念 舞台挨拶が行われました。
舞台挨拶には、中山エミリ、上村侑、永山竜弥ら豪華キャスト陣と、岡本英郎監督、原作漫画家の森野達弥、岩田将克プロデューサーが登壇。満員の観客を前に、本作制作の経緯、撮影中の思い出など披露しました。

本作は2022年に公開された『怪奇タクシー 風の夜道に気をつけろ』に続き、森野達弥原作による『怪奇タクシー』映画化としては2作目となる作品。実は完成までに紆余曲折あり、完成・公開までに時間がかかったということで、この日は待ちに待った舞台挨拶となった。
第1話
「カーブの人食い自動車」に出演した上村は、最初に台本を読んだ際「これ、どうやって撮るんだろう」と想像ができずにいたという。だが実際の撮影現場に入ると、「撮影現場でみんなで話していたのが、この作品は怪奇作品ではあるんですけど、ある意味コメディだよね。だったら面白くなればいいよねということでした。」と述懐。また、岡本監督の明るい人柄もあり、現場の雰囲気も和気あいあいとしたものだったようで、「その雰囲気が映像の面白さにつながって。こんな感じに完成するんだ!と思いました」と笑顔で振り返った。
続く第2話
「違法駐車評論家」に出演した中山は、台本より先に、森野が手がけた原作漫画をイメージとして見せられたそうで「まずその世界観にワクワクして『この物語の中に入れるのか!』と思ったのを覚えています」と述懐。中山が登場する物語に関しては、「もちろん全体を通して、非日常な世界観なんですが、私が参加させていただいたお話は、ある意味とても現実的で。人間のなかに秘めた怖さが広がるような感覚があったので。なるべくリアルな女性が近くにいるような感覚でやれたらと思った」と役作りについて言及。さらに共演者の特殊メイクについても「最後の方になるとああいう方たちがひとり、ふたりと現場に増えていくので。わたしも本当に嬉しくなってしまって。皆さんの表情を楽しんでしまいました。だからわたしの携帯のカメラロールには思い出の写真がたくさん残っています」と笑顔で明かした。

そして第3話
「ミステリー・ツアー」で狂気的な連続殺人鬼役に挑んだ永山は「今まで真面目な役が多かったので、プレッシャーを感じたと同時に楽しそうだと思った」と述懐。また、一家惨殺のシーンという緊迫した場面の撮影を振り返った永山は「朝から夜まで、長丁場の撮影になるなと思ったので。撮影前にそこら辺をふらっと走っていたんですけど、そこで右側にすごく大きな塊が見えたんですよ。1回通り過ぎたんですけど、そこからもう1回振り返ってみたらクマでした。そこからちょっといい感じのアドレナリンが出まして。テンション高く撮影できました」と驚きの裏話を披露し、会場を驚かせた。

原作の森野は旧知の間柄だったという岡本英郎監督による本作を「ちゃんと作ってくださって、安心しました」と評し「マンガと映像は表現の仕方が違うんでそこは自由に、どんどん変えていただいてもいいんじゃないかなと思っていたんですけど、結構原作に近い風景をロケハンで見つけてくださった。特に第3話は本当に原作のままだったんでちょっとびっくりしました」と制作陣のこだわりを絶賛。

また第1話「カーブの人食い自動車」の造形や演出については、森野の師匠である水木しげるの原作を映像化した往年の特撮ドラマ「河童の三平」内のエピソード「人喰いマンション」に登場する巨大ドクロをモチーフにしたいという岡本監督の提案に対して、森野も即座に「あれですね。分かりました」と返すなど、互いに阿吽の呼吸で進んだという裏話も披露された。
また、岩田プロデューサーによると、第一話と第二話は実は4年前に撮影されており、永山の出演する第三話は昨年撮影されたものだという。この期間が空いてしまったということで、当初20代で想定していた生木役の俳優のスケジュールが合わないことが発覚。

急きょ代わりの俳優を探さなくてはならなくなったが、岩田プロデューサーが岡本監督に「生木って20代じゃないとダメですか? 実は生木にピッタリないい男がいるんですけど」ということで、40代の永山を提案。そうした経緯から、実際に永山が生木役を演じることとなったが、そのあまりにもテンション高く、狂気的な演技に、現場にいた岩田プロデューサーも「本当に怖いんですよ。やっぱり俳優さんってすごいなと思いました」と感服した様子だった。
そんな 舞台挨拶もいよいよ終盤。
最後のメッセージを求められた中山は「今、皆さんがお話されましたが、この作品は、いろいろな方の熱量や愛情が詰まった作品になっております。そしてこの日を迎えるまでにけっこうな時間がありました。ですからこうして皆さんにご覧いただけることがうれしいですし、この夏にこんな作品を観たな、面白かったなと心のどこかに残る作品になれば嬉しいなと思います」とコメント。
続く上村も「本当に暑い日が続いているので、涼しい 映画館に観に来てもらいたいなと思います。ぜひ映画館で肝試しをしに観に来てくださいと宣伝してください」とアピール。さらに永山が「この暑さの中、これだけの方に観に来ていただいて、本当にうれしい限りであります。皆さん、お気を付けてお帰りください」と続けとし、最後に岡本監督も「ここから怪木焚朗というキャラクターが生まれました。これが持続して、皆さんの中にどんどん膨らんでいったらいいなと思いますので、口コミで広げていただけたら」と閉めました。

第一話 カーブの人食い自動車
地方局のレポーター遠野えみはある街の夜景が綺麗なデートスポットの高台について、若者の間で奇怪な噂が広まっていることを聞かされる。高台のカーブに差し掛かったカップルを乗せた車が、不可解な事故に遭遇するというのだ。
取材クルー達は事故現場の取材を開始するが・・・
第二話 違法駐車評論家
生活評論家としてテレビやラジオで大人気の山咲恵里子は、心臓に病を抱えていた夫が発作を起こした際、
違法駐車していた車が渋滞の原因となり、救急車が病院に間に合わず亡くなってしまったことをトラウマとして抱え込んでいた。違法駐車をテーマに講演が企画され、恵里子はトラウマを乗り越えるためにも出演することを決意する。
講演中、とある男性が挙手し、当時の発作が起きた状況について質問を始める・・・
生木秀一はとある秘密を抱え、常に人目を気にしながらアパートに暮らしている。
第三話 ミステリー・ツアー
ある日、バス会社からミステリーツアーの特別招待券が届く。生木は自分にツキが回ってきたと喜び、参加を決意するが、ツアーでは次々に異変が起こる。謎のバスガイドの思惑とは?戦慄と狂気を乗せたバスの行き着く先は?





