12月19日(金)に動画配信サービス「Prime Video」にて配信されるドラマシリーズ『人間標本』より、若手俳優6名の少年キャストインタビューが公開された。

本作は、『告白』『母性』『ユートピア』など数々の衝撃作を世に放ち続けるベストセラー作家・湊かなえが、デビュー15周年を記念して書き下ろした同名小説を原作とする全5話構成のミステリーサスペンス。監督は、湊とは『母性』(2022)でも組んだ廣木隆一。蝶の研究者・榊史朗教授による、息子・榊至を含む6人の少年たちを「人間標本」にしたという衝撃の告白から始まる、“親の子殺し”というセンセーショナルなテーマに挑む。西島秀俊が主演を務め、共演には本作が現代劇ドラマ初出演となる市川染五郎のほか、宮沢りえ、伊東蒼らが名を連ねている。

公開された映像では、市川染五郎をはじめ、荒木飛羽(白瀬透役)、山中柔太朗(赤羽輝役)、黒崎煌代(石岡翔役)、松本怜生(深沢蒼役)、秋谷郁甫(黒岩大役)の6名が、それぞれの役に込めた想いや撮影秘話を語っている。染五郎は、西島秀俊扮する主人公・榊史朗の息子、榊至役を務め、5名の美少年たちは、”色彩の魔術師”と呼ばれる世界的アーティスト・一之瀬留美(宮沢りえ)に芸術的才能を見出された少年たちを演じた。

冒頭、厳粛な空気が漂う暗闇の中、スポットライトに照らされた椅子に静かに腰かける6名の俳優たち。「至は、自分の才能や父親から受け継いだもの、受け継いでいないもので悩んでいる。真っ直ぐでありながら若者らしい葛藤も抱えている人物」と役柄への印象を語る染五郎。共演した同世代俳優たちの役作りについては、「皆さんそれぞれ個性をきっちりと掴んでいて、すごいなと。だからこそ至が少年たちの中でどう在ればいいのか、自然と掴めた」と心境を明かしている。

その染五郎と共に、異なる資質と優れた色彩感覚を持つ少年たちを演じた荒木、山中、黒崎、松本、秋谷も、キャラクターの魅力や役柄との共通点、演技へのこだわりについて語る。キャストの中で最年少の荒木、明るくムードメーカー的存在の黒崎、作中で激しいダンスに挑戦した山中、最年長として温かく現場を見守った松本、そして役柄と深く共鳴したという秋谷。それぞれの印象的なシーンやメイキング映像を交えながら、本作に懸ける熱い想いが映し出される。

「彼らは芸術界のライバル、我々は俳優界で切磋琢磨していくライバル」(黒崎)と、自分たちの関係を作中の少年たちと重ね合わせながら、「6人で『こういうキャラだからこうした方がいいんじゃない』と話すこともあった」(山中)、「オフ台詞はほとんどアドリブだったけど阿吽の呼吸でわかる」(松本)と、自然な演技を引き出す演出にチームワークで応えた思い出を語る一幕も。

映像後半では、本作のタイトルでもある”人間標本”の撮影シーンや、西島、宮沢との共演秘話も収録。「標本になることは今後ないと思うので貴重な体験」(荒木)、「『人間標本』というおぞましい作品をアートに昇華されたことを体現できた」(秋谷)と、冬空の下、体当たりで挑んだ”人間標本”制作の裏側を語った。

また染五郎も、「グロテスクだけど美しく魅せてしまう、湊さんの独特な世界観と皆さんの繊細な演技。とてもスケールが大きい作品なので、どちらも感じていただきたい」と自信を覗かせており、廣木監督のもと、美術監修・清川あさみが手掛ける美しくも残酷な”禁断の世界”への期待がいっそう高まる映像となっている。

<作品情報>
『人間標本』

12月19日(金)より世界配信開始
話数:全5話 ※一挙配信

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