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NON STYLE井上、ファイルーズあいが登壇!『Pearl パール』『Xエックス』イッキ見上映トーク

A24史上最大のヒットシリーズである“Xトリロジー”の完結作となる『MaXXXine マキシーン』がまもなく公開されることを記念して、毎月24日にTOHOシネマズにて開催される「A24の日」企画第5弾として5月24日(土)、シリーズ第1作『Pearl パール』と第2作『X エックス』のイッキ見上映がTOHOシネマズ日比谷にて開催! 『Pearl パール』上映後には、ホラー映画好きの芸人として知られるNON STYLEの井上裕介、同じくホラー好き声優のファイルーズあいによるトークイベントが実施された。

ファイルーズと同様にホラー好きで知られる声優の野水伊織をMCに迎えて行われたイベント。井上、ファイルーズ、野水は、それぞれにシリーズをイメージした衣装で登場し会場を沸かせる。

『Pearl パール』に登場する映写技師の衣装に身を包んだ井上は「(映写技師が)最後まで生き延びるかと思っていたら、わりとあっさりと……」と苦笑を浮かべる。ファイルーズは『MaXXXine マキシーン』に合わせ、マキシーンのトレードマークであるグリーンのスタジャンコーデで登場し、「マキシーンのこの世界に没入できて嬉しいです!」と満面の笑みを浮かべる。

井上は、ひと足先に最新作『MaXXXine マキシーン』も鑑賞したが、そもそも本シリーズにハマることになったきっかけについて「『X エックス』と『Pearl パール』を見ることになったんですけど、見ていくと奥が深い!」と語り「『MaXXXine マキシーン』まで見終わると、もう一度、『X エックス』に戻りたくなるんですね。細かい遊びもたくさんあるし、僕は1980年生まれなんですけど、『MaXXXine マキシーン』の時代はド真ん中というところを踏まえると、いろんな描写を含めて『全てがつながるってこういうことか!』という気持ち良さがある。(2作を見て)『あれはどういうこと?』というのが『MaXXXine マキシーン』で全部回収されます!」と観客の期待をあおる。

一方、ファイルーズは「子どもの頃からホラー特番とかがあったら『絶対ビデオまわしといてね!』と言って、何回も繰り返し見るような子どもでした」と明かし、改めてホラー映画、そして本シリーズの魅力について「非日常感を安全な場所で楽しめるっていうのは、すごく魅力なのかなと思います。特に海外のホラー映画が好きな理由は、キャラクターがすごく個性的なんです。日本のホラー映画も魅力的なキャラクターはいっぱいいるんですけど、白い着物かワンピースに黒髪というのがスタンダード。海外って遊び心がある。特にマキシーンは、シリーズごとにビジュアルも変化していく。私が一番、心を掴まれたのは『Pearl パール』のエンドロールです! あれを見て『すごい!』って思ったし、あのパールの迫力と目力にやられたファンは多いと思います」と熱弁!

井上も「ジャパニーズ・ホラーって“理由”を求めることが多いけど、このシリーズは(殺す理由が)理不尽すぎる(笑)」と語り、ファイルーズも「そうそう!  過去があって復讐するとかじゃなく、『Pearl パール』は、『スターになりたい』というエゴにまみれてる(笑)」と深く同意。さらに井上が「ワガママすぎるけど、それが『MaXXXine マキシーン』でつながってくるからね」と語ると、ファイルーズが「そうなんですよね。早く観てほしい!」とうなずき、2人のトークはさらに熱を帯びていく。

この日は、観客が観終えたばかりの『Pearl パール』にまつわる〇×クイズに井上とファイルーズが挑戦したが、劇中でマキシーンが“キル”した数や彼女の“ペット”を問うなど、意外な難問・珍問の連続に2人は悪戦苦闘する。

さらに、トークでは6月6日の“悪魔の日”に公開を迎える最新作にしてトリロジーの完結編となる『MaXXXine マキシーン』の魅力についてもたっぷりと語る。2人は『MaXXXine マキシーン』の魅力をひと言で伝える直筆のパネルを用意してきたが、井上は文字ではなく『X エックス』と『MaXXXine マキシーン』、それぞれの作品でのマキシーンの顔を描いたパネルを掲げ「『X エックス』と『MaXXXine マキシーン』は時系列がグッとつながります。『X エックス』でいろんなことを経験してしまったがゆえ、顔つきが変わってしまうのを見ていただきたいです。ひとりの女性がいろんなこと経験して成長して、最後の最後にあるワードを言います。その時『うわぁ!』って鳥肌が立って映画が終わるので、それを体感してほしいです」と語る。

さらに井上は「『Pearl パール』と『X エックス』では斧を持ってるけど『MaXXXine マキシーン』では銃を持ってる。計画的に殺せる人間になったわけです(笑)。これまで突発的な殺人が多かったけど、殺人にちゃんと理由ができたという、成長が見られるんです」とマキシーンの変化と成長にも言及する。

一方、ファイルーズは「『私らしくない人生は受け入れない』の本当の意味」と書かれたクリップを掲げ「このワード、たびたび出てくるんですが、私はとても好きな言葉。役者をやっていると自分以外の何かであったり、みんなが求める自分をやらなきゃいけない時もあるんですが、この言葉を聞くと、すごく勇気づけられます。『MaXXXine マキシーン』を見た後だと解釈や捉え方も変わってきます。あとは、リリー・コリンズがめっちゃかわいいので、そこも注目してほしいです!」とまくしたてた。

そして、トークの最後に、井上は「三部作の最後で全てを回収してくれるので『MaXXXine マキシーン』を観ていただき、それで心震えて、人間の怖さを感じていただき、また『X エックス』や『Pearl パール』を観て細かい遊びを楽しんでいただきたいです」と語り、さらに「また男子諸君! 『MaXXXine マキシーン』を見ると、とんでもなく震えあがるところがあるから覚悟しといて(笑)!」と語り、会場は期待を込めた拍手に包まれ、トークイベントは幕を閉じた。

監督・脚本:タイ・ウェスト
出演:ミア・ゴス、ケヴィン・ベーコン、ジャンカルロ・エスポジート、エリザベス・デビッキ、モーゼス・サムニー、リリー・コリンズ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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|原題:MaXXXine|2024年|アメリカ映画|上映時間:103分|R15+