銀座を中心に様々な飲食サービスを展開するオルフェグループが手掛けるミニシアター「ルミアーク銀座」が10月23日(金)よりオープンします。 映画人たちの手による運営で、最高の音響と映像による映画と共にお酒を楽しめるシアターバーの特色がある映画館です。
このたび、10月14日㈬と10月15日㈭に、ルミアーク銀座のプレオープニングイベントが開催されましたのでご紹介。
ルミアーク銀座

14日は、ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニというイタリアの2大スターを主演に迎え、戦争によって引き裂かれた男女の愛を描いた不朽の名作『ひまわり デジタルリマスター版』を本シアター初上映。上映後には、映画コメンテーターでタレントのLiLiCoさんをお招きしてトークが行われました。
聞き手には日本ヘラルド映画の元取締役宣伝部長であり映画の配給宣伝を長年手がけてきた坂上直行さん。
LiLiCoさんはステージに登壇すると最初に「ステージが広いですね!椅子もいいですね。しかもお酒が飲めます。
ルミアーク銀座1014
こういう劇場、待ってました」と感嘆の声。
そして、「私、ミニシアターをずっと応援しています。映画は人の人生を変えられるパワーを持ってますからね。ちょっとブルーだなと思ったらもっとブルーな映画を観ていっぱい泣いてカラッとしたり、ハッピーな映画を見てハッピーになる。私も子供の頃は『グリース』を観て、オリビア・ニュートン=ジョンをみながら「女性はカールの髪の毛と紅いリップとピンヒールなのね」って。いろんな時代とともに、こういう風にやったらうまくいくのかなというのが全部映画からきてますよね」と語ってくれました。
シアターバーとしてこの日は、映画『ひまわり』にちなんだカクテル(ステージ上にはノンアルコールのカクテル)が用意され、会場の皆様と共に乾杯する一幕も。
シアターの活用方法に話しが及ぶと「『リサ・ラーソンがいた時間』というリサ・ラーソンのお孫さんが監督の 映画があるんですけど、実は、私がスウェーデンから持ってきて配給を繋いだんです。それがすごく楽しいなと思って。初めてでしたからただ渡しただけなんですけれど、でも字幕は担当しました。スウェーデンではとても多くの映画を作ります。ブラックユーモアが非常に過激なのでなかなか日本では受け入れられにくい作品が多いんですが、たまに日本でも受け入れられた傑作作品があるんです。話しを伺っていて思ったのは、スウェーデンでは DVD化されている作品を日本へ持ってきて、これ私、興味あるんだけどって配給会社をシアターに招待し、字幕を軽くつけて、あるいはアフレコを横でしながらでもいいんですが、こういう客層にはこういう感じで受け入れられると思いますよと配給の方々にアプローチしてみるなんて面白いかもしれませんね。そこからはもう取り合いですよ。オークション!!(笑)」とLiLiCoさん。そんな提案に対して「そういうプレゼンの場にシアターを使うこともできますね!」と坂上さんが応えました。
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多目的な映像をこの劇場でこれから展開していくなかで、坂上さんよりシアターの上階にサロンができることも明かされました。「飲み物もあり、食事も出来てというサロンで、映画に限らず、このシアターで終えた後、くつろぎの場としてすごくいい時間が過ごせるんじゃないかなと思います。そしてLiLiCoさんからもお話しがありましたが、皆さんのアイデアも含めていろんなことを取り入れながら、このシアターを育てていきたいなと思っています。LiLiCoさんの協力はもう100パーセントお願いしたいです」との投げかけると、LiLiCoさんは「ガンガンやります」と応えてくれました。
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15日のプレオープニングイベント二日目は、シンガーソングライター・松本哲也の自伝を基に、 音楽を志す青年と母・扶美江の波乱に満ちた半生を描いた 映画『しあわせカモン』を上映。良作ながら諸事情により公開されなかった映画を公開させる事をテーマにしていた「お蔵出し 映画祭」の第一回グランプリ作品です。上映後には主演の鈴木砂羽さんと松本哲也さんをお招きしてトークと松本さんによる歌唱を行いました。MCには映画パーソナリティの伊藤さとりさん。

最初に会場に駆けつけていた『しあわせカモン』の中村大哉監督より「29席と聞いていたんですけど、入ってみると前の席も後ろの席も観やすく席もすごく良いので、映画を観るにはすごくいいなと思いました。スクリーンのサイズがすごく大きくて、音響も良く、観やすいと思いました。20年近く前の映画なんですけども、皆さんご覧になっていただいて本当にありがとうございます」と感謝の挨拶がありトークがスタートしました。

シアターの感想を尋ねられた鈴木さんは「今、壇上に立って初めて劇場を見させていただいたんですけど、なんとも贅沢な空間ですね。さすが銀座という土地柄で、お酒をいただきながら楽しめるとお聞きしました」とテーブルに用意されたカクテルに目を向けて話すと、司会の伊藤さんより「『しあわせカモン』にちなんだカクテルで、主題歌「ユキヤナギ」の説明があり、みんなで乾杯。
このシアターについて鈴木さんは「こういうラグジュアリーな空間でお酒を飲みながら、ゆったりと映画を観れるっていいですね。今はネットの配信や、皆さんのご家庭のテレビの環境もだいぶん良くなって大きいテレビを買われている方もいらっしゃると思うんですけど、それでも映画は映画館に来て、こうやってスクリーンで観るというのがやっぱりいいですね」と話すと、
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松本さんは「音響も 映画館なのかなって思うくらい、めちゃくちゃ良かったです」とリハの時の感想を告げ、映画と共に 音楽ライブとしてシアターを活用する可能性について話してくれました。

『しあわせカモン』の企画の発端については「中村監督が「空白」という原作を見つけ出してくれて、原稿用紙 364枚の長い長い反省文なんですけども、それを読んでくださって、映画化の話しをいただきました。え? 嘘でしょ? とキツネにつままれたような気分でした(笑)」と松本さん。そして「タバコを吸うシーンが印象深くて、うちのおふくろ、水商売の人ですけど、映画のような感じでした」と印象を伝えると、鈴木さんは「すごいヘビースモーカーで、吸ってる指の付け根がヤニで真っ黄色になるくらい、本当に短く短くなるまで吸うというお話しを聞いて、ますますやる気が出ました。実在していたお母様を演じるというのは、お会いできないですし、自分の中で膨らましていかないといけないところもあって、本当に私でいいのかなという思いはありました。でも監督の書いた脚本を最初に読んだ時に不思議とイメージが広がって、「ああ、私はこの扶美江さんをどうしてもやってみたいな」という気持ちになったんです。だから、哲也君のお母さんのイメージを壊すとか壊さないとかよりも、この扶美江さんを私の中に入れてやってみたいという気持ちがすごくあり、イマジネーションがすごく広がった役の一つなんです。扶美江さんはがむしゃらで、本当に猪突猛進で息子が大好き。でも自分を全然大事にできなくて…。 不器用で愛情たっぷりのお母さん。それを演じられたらいいなと思いました」と当時を振り返って語りました。
ルミアーク銀座1014
そして、主題歌「ユキヤナギ」を歌う予定の松本さんが「歌いたくないです」と言い、会場じゅうが「え?」となるなか、自身の児童養護施設の子どもたちに歌を届ける活動のことなど言葉を続けて「あの哲也少年が今はもう50歳になりました。「ユキヤナギ」のアンサーソングじゃないんですけど、やっぱり今の松本哲也の思いを皆さんに届けたいです」と話し、「少年」を熱唱してくれました。
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最後に、松本さんから「僕は、来年、デビューしてから 25周年。このシアターで 映画の上映とセットでライブをやれたらいいなぁなんて勝手なことを思っています」、鈴木さんからは「こういう劇場空間って特別だなって思うんです。今は時代が変わって、私たち俳優の仕事も時を経て変化してきた部分はあるんですけど、こうやって、スクリーンで観ていただくことが自分の夢でした。自分が20代の時、女優になりたいと思ってこの世界に入ったのが夢だったので、やっぱり映画っていいなって思いますし、こういう文化を絶やしたくないなと思っています。映画はずっと作り続けていきたい。だから小さくても皆さんが快適な空間の中で映画を観れるということ、また時代を経て、こうやって銀座から発信できて、大人の劇場としてこういう空間もあるんだよということが
広まっていくといいなと切に思いますし、私もまたこういう劇場でかけていただけるような作品にこれからも出演しいけるように精進していきたいと思います」とメッセージがあり、終了しました。

ルミアーク銀座1015

■タイムテーブル

▼ 10月23日(金)・26日(月)~29日(木)
【劇場OPEN(開場時間):11時15分】
① 11:45 『幕末太陽傳 デジタル修復版』(終映13:40)
② 14:45 『ハムネット』(終映16:55)
③ 18:00 『シラート』(終映20:00)
④ 21:00 『セッション デジタルリマスター』(終映22:50)

▼ 10月24日(土)・25日(日)
【劇場OPEN(開場時間):10時00分】
① 10:30 『幕末太陽傳 デジタル修復版』(終映12:25)
② 13:30 『ハムネット』(終映15:40)
③ 16:40 『シラート』(終映18:40)
④ 19:40 『セッション デジタルリマスター』(終映21:30)

 

 

各作品の上映期間は
〇 『幕末太陽傳 デジタル修復版』 10月23日(金) ~ 11月5日(木)
〇 『ハムネット』 10月23日(金) ~ 11月2日(月)
〇 『シラート』 10月23日(金) ~ 11月5日(木)
〇 『セッション デジタルリマスター』 10月23日(金) ~ 11月5日(木)

COMING SOON(近日上映)
〇 『オブセッションー災愛—』 11月3日(火・祝)~ 11月12日(木)

ミニシアター「ルミアーク銀座」施設概要

シアター名:LumiArc GINZA (ルミアーク銀座)
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目7番12号 ZX GINZA7 3階
劇場代表℡:03-6281-4215
運営会社名:株式会社クロスメディア
スクリーン数:1
座席数:29席(車椅子対応 1 席)
スクリーンサイズ:150インチ
映写設備:DCP/Blu-ray/DVD/データ上映可(※要事前確認)
音響設備:5.1ch/7.1ch
特記事項:飲食提供可能/レンタルスペース利用可/貸館対応可能

公式HP:
https://lumiarc.jp/

公式X:
@LumiArcGINZA

■シアター内

ミニシアター「ルミアーク銀座」ミニシアター「ルミアーク銀座」

バーカウンターには、イラストレーターの高松啓二さんによるハリウッド 映画スターたちの絵が飾られています。
ミニシアター「ルミアーク銀座」ミニシアター「ルミアーク銀座」

 

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