映画『CBGB ニューヨーク、PUNKが生まれた場所』の舞台挨拶付き先行上映会が10月15日(木)、東京・シネマート新宿で開催され、ランドール・ミラー監督、脚本家のジョディ・サヴィン、音楽評論家の鳥井賀句が登壇した。

本作は、1970年代のニューヨークで小さなバー「CBGB」がパンク/ニューウェイヴの発信地となっていく過程を描いた音楽伝記ドラマ。主人公である創設者ヒリー・クリスタルをアラン・リックマンが演じ、ラモーンズやパティ・スミス、ブロンディなど、後に音楽史に名を刻むアーティストたちが集った伝説のライブハウスの歴史を描く。

CBGBの閉店記念日に行われた今回のイベント。ミラー監督は「私も脚本のジョディも日本は初めてなので、楽しくてしょうがないです!」と挨拶。鳥井は「俺がCBGBに最初に行ったのは1977年でね。やっと50年経って映画が公開されて、過去の話だけど感無量」と感慨を語った。

撮影の舞台裏について、ミラー監督は、実際のCBGBで使われていたバーの設備やジュークボックス、レジなどを借りることができたと説明。一方、実在のミュージシャンを演じるキャストについては、外見の再現に加え、演技力や歌唱力も必要だったため、選考に苦労したことを明かした。

鳥井は、1977年にパティ・スミスの復帰公演を見るためニューヨークを訪れた際のエピソードを披露。チケットが完売していたものの、ヒリーに何度も頼み込んだ結果、チケットを手に入れることができたという。「凄くイイ人だよな。人情のある人間だった」と振り返り、若いアーティストたちを支えたヒリーの功績を称えた。

最後に「あなたにとってCBGBとは」と問われたミラー監督は「表現の自由だったり、個人としての自由を提供する場所」と回答。サヴィンは「コミュニティ」、鳥井は「ニューヨーク・パンクの一つの歴史というか、そういうシーンをみんなで作った場所」と語り、それぞれの思いを明かした。

また、10月20日(火)には、ミラー監督やサヴィン、鳥井、高木完らが出演予定のDOMMUNEでの配信が決定。公開初日の10月23日(金)には、シネマート新宿でミラー監督、サヴィン、写真家の畔柳ユキによる舞台挨拶とサイン会も予定されている。

映画『CBGB ニューヨーク、PUNKが生まれた場所』は、10月23日(金)からシネマート新宿ほか全国で公開される。

◼️STORY:相次ぐ店の失敗と離婚で人生のどん底にいたヒリーは、再起を懸けてカントリー・バー「CBGB」を開業する。ステージも配線も水回りも、すべてが手作業のDIY。しかし店は客が入らず、閑古鳥が鳴くばかり。そんなある日、無名のロック・バンド・テレヴィジョンが店に現れる。ヒリーは “オリジナル曲のみ” を条件に彼らを受け入れ、これを機にパティ・スミス、ラモーンズ、ブロンディら無名の若者たちが次々と集結。夢破れた男が営むちっぽけなバーは、やがて世界のロック・シーンを変える “パンクの聖地” へと姿を変えていく。

アラン・リックマン/アシュリー・グリーン/ドナル・ローグ/マリン・アッカーマン/ジャスティン・バーサ/ルパート・グリント/テイラー・ホーキンス/

監督・脚本:ランドール・ミラー/共同脚本:ジョディ・サヴィン/撮影監督:マイケル・J・オジアー/編集:ダン・オブライエン

2013 年|アメリカ|英語|102分|原題:CBGB|提供:ArtSnow、ニューセレクト|配給:スターキャットアルバトロス・フィルム

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