舞台挨拶
日時:2026年5月20日(水)
会場:ユナイテッドシネマ豊洲
登壇:舘ひろし、西野七瀬、黒川想矢、宇崎竜童、真矢ミキ、南野陽子、河合勇人監督

映画『免許返納!?』の舞台挨拶が5月20日(水)、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、主演の舘ひろし、西野七瀬、黒川想矢、真矢ミキ、南野陽子、宇崎竜童、そして河合勇人監督が登壇した。

主演を務めるのは、『あぶない刑事』シリーズで広く知られる舘ひろし。本作では、アクションへの情熱を失わない70歳の現役映画スター・南条弘役に挑み、これまでのダンディーなイメージとは異なるコメディ作品に出演し、新たな一面を見せている。

南条のマネージャー・川奈舞役には西野七瀬、南条との出会いによって人生が変わっていく少年・来宮亮役には黒川想矢が出演。さらに、所属事務所社長役に吉田鋼太郎、俳優仲間役に宇崎竜童、そして大地真央、真矢ミキ、MEGUMI、南野陽子、八嶋智人ら豪華キャストが脇を固める。

舘は、「河合監督をはじめ、素晴らしいスタッフや魅力あふれる共演者の皆さんに支えられ、この作品が完成しました。笑いあり涙ありの内容となっていますので、ぜひ最後まで楽しんでご覧いただけたら嬉しいです」と、感謝の思いを込めてた。

舘ひろし

西野は、「舘さんは撮影のたびに必ず新しいアイデアを持って来てくださるんです。今日はどんな発想で現場を盛り上げてくれるのだろうと、毎日撮影に向かうのが本当に楽しみでした」と振り返った。さらに、「普段ならとても口にできないようなことまで、今回はたくさん言わせていただきました」と笑顔で語った。

西野七瀬

西野は、「当初は、そこまで強く言ってしまっていいのか迷いもありました。しかし、本読みの際に舘さんから『もっと冷徹に』『さらに見下すような感じで』と具体的なアドバイスをいただいたことで、思い切って演じることができました。その結果、川奈というキャラクターをより深く表現できたと思います」と明かした。

それを受けて舘は、「西野くんの存在は、この作品において非常に重要な役割を担っていると感じていました。だからこそ、南条を容赦なく突き放すくらいの感情で演じてほしいとお願いしたんです」と語り、西野が作り上げた川奈像を称賛していた。

黒川は、「ずっと目標にしていたことだったので、こんなに早く舘さんと同じ作品に出演できるとは思っていませんでした。少し早すぎるのではと感じた部分もありましたが、現場では多くのことを学ばせていただき、本当に貴重な時間でした」と振り返った。

さらに、「舘さんから『想矢、演技はハートだぞ』という言葉をいただきました。ただ嬉しいから笑う、悲しいから泣くという表面的な表現ではなく、まず心でしっかり感じることが大事だと教えていただいたんです」と、舘から受けた印象深い教えについて語った。

黒川想矢

舘は黒川について、「本当に才能のある俳優で、一緒にいるとこちらも学ぶことばかりです」と絶賛した。さらに、「普段から学校生活は大切にするよう伝えているのですが、この作品だけはどうしても想矢に参加してほしかったんです。もし成績が落ちたら、それは私のせいですね(笑)」と冗談を交えながら、黒川への信頼を語った。

また、「若い俳優の皆さんは本当に演技が素晴らしく、見ていると刺激を受けますし、羨ましく感じる部分もあります。自分にはない感性や魅力をたくさん持っていて、本当に素晴らしい存在です」と話し、西野や黒川ら若手キャストから多くの刺激を受けていることを明かした。

舘とともにハーレーでのシーンに挑んだ宇崎は、「今回の作品で初めてハーレーに乗る経験をしましたが、映画の中で実際に走ることができて本当に嬉しかったです」と喜びを語り、特別な思いを明かした。

宇崎竜童

一方、弁護士・尾崎の妻役を演じた真矢は、「尾崎の二番目の妻は、自分こそが最も愛され、深く信頼されている存在だという強い自負を持っている女性です」と語り、役柄に込めた思いを振り返った。

真矢ミキ

本作の注目シーンのひとつとなっている南条としずえのデュエット場面について、南野は「台本を読んだ時からとても印象に残っていて、舘さんと一緒に歌うと知った時は本当に緊張しました。でも実際に演じてみると、とても胸が高鳴るような特別なシーンになりました」と、撮影時の心境を語った。

南野陽子

一方の舘は、「最初に脚本を受け取った時は、ここまで本格的に歌うシーンになるとは思っていなかったので、準備にはかなり苦労しました」と振り返った。さらに監督は、「お二人にフルコーラスでデュエットしていただくことが、以前からの夢だったんです」と明かし、念願のシーンが完成した喜びを語った。

「免許返納」という社会的テーマを明るく前向きな物語へと昇華させた河合監督は、「デリケートな題材ではありますが、重いメッセージを前面に出すのではなく、“免許返納”というテーマと舘さん主演という企画に対して、観客の皆さんにどう楽しんでいただけるかを第一に考えて制作しました」と観客へ思いを伝えた。

河合勇人監督

イベント後半では、また、本作の主人公・南条弘が免許返納を迫られる中でも「やり残したことをやりきる」という強い信念で行動するストーリーにちなみ、登壇者たちが今後「やり遂げたいこと」をテーマにトークを展開した。

監督は「いつか自分の作品をカンヌ映画祭に届けられるような映画にしたいと思っています」と今後の目標を語った。

南野は「20歳頃から船旅のために少しずつ貯金を続けてきましたが、かなり貯まってきたので、いつか世界一周のクルーズに出てみたいです」と長年の夢を明かした。

真矢は「今思いついたのですが、舘さんと一緒にクルーズ船に乗ってみたいです。東京湾でも構わないので」と会場の笑いを誘った。

また宇崎は「これまでは100歳まで生きたいと思っていましたが、この映画に参加して気持ちが変わり、120歳まで生きて、また舘さんとご一緒できれば嬉しいです」とユーモアを交えて語り、大きな拍手が送られた。

現在16歳の黒川は、まだ将来の明確な方向性は模索中だとしつつも、「今は脚本を書くことにとても夢中になっています」と語った。すでに2作品を並行して、合わせて約60ページを執筆しているという意欲的な取り組みに、所属事務所の先輩でもある舘は「本当にすごいですね。黒川についていきます」とコメントし、会場の笑いを誘った。

西野は「最近は友だちと公園でバドミントンをするのですが、なかなかラリーが続かなくて。まずは30回続けることを目標にしたいです」と、微笑ましい日常のエピソードを交えて明かした。

舘は「やはり石原さん、そして渡さんが抱いていた映画づくりへの思いを、しっかりと受け継いで形にしていきたいと思っています」と述べ、石原プロ時代からの使命に触れながら決意を語った。

最後に主演の舘は、「さまざまなパロディ要素が随所に盛り込まれつつ、しっかりと泣ける作品に仕上がっています。個人的には、この映画を森田芳光さんに捧げたいと思っています」と力強くメッセージを述べ、熱気に包まれた舞台挨拶は大盛況のうちに幕を閉じた。

免許返納!?キャスト:
舘ひろし
⻄野七瀬 ⿊川想⽮
河井⻘葉 伊能昌幸 佐藤五郎 泉⾕星奈 ⻫藤 暁
内藤剛志 ベンガル / ⼤地真央 / 品川 徹 ⻄岡德⾺
南野陽⼦ ⼋嶋智⼈ 中⼭ 忍 MEGUMI 真⽮ミキ
吉⽥鋼太郎 宇崎⻯童
監督:河合勇人(『俺物語!!』、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』ほか)
脚本:林 民夫(『永遠の0』、『ラーゲリより愛を込めて』、『ディア・ファミリー』ほか)
ⓒ2026「免許返納!?」製作委員会