完成披露試写会
日時:2026年4月20日(月)
場所:日経ホール
登壇:中村倫也、神木隆之介、ユースケ・サンタマリア、堀田真由、水沢林太郎、福澤重文、吉住、白宮みずほ

『君のクイズ』の完成披露試写会が4月20日(月)に都内で行われ、中村倫也、神木隆之介、ユースケ・サンタマリア、堀田真由、水沢林太郎、福澤重文、吉住、白宮みずほが登壇した。

小川哲の同名小説を原作とする本作は、クイズ番組の決勝戦において、出題を一文字も聞かずに正解した優勝者の謎を追う内容である。作中でクイズ界の絶対王者・三島玲央を演じた中村は、撮影当時を振り返り、「俳優活動20周年という節目の年であり、本作が自身にとって一つの集大成となることを意識して臨んだ」と述べている。

クイズプレイヤーという役柄について、中村は「従来のバラエティ番組で見られるクイズとは異なる領域であり、その解答の速さに対して当初は不思議さや驚きを感じていた」と述べている。役作りにあたっては、「QuizKnockの動画を視聴したり、伊沢拓司の著書を読むなどして理解を深めた」という。さらに、「そうした過程を通じて、知識の蓄積や戦略、個々の特性の積み重ねによって卓越したクイズプレイヤーが成り立っていることを実感した」とし、「見方がより具体的で解像度の高いものへと変化した」と語っている。

中村倫也

さらに中村は、「撮影では実際に早押しボタンを操作する機会があり、競技クイズにおいてボタンを押してから解答に至るまでのわずかな時間に注目している」と述べた。また、「本作では解答台の前での細やかな表現にもこだわっている」と説明し、「観客にもそうしたディテールに注目してほしい」と呼びかけた。さらに、「一度の鑑賞で全てを把握するのが難しい場合には、複数回楽しむことも想定している」とし、作品の楽しみ方についても言及した。

神木は役作りについて、「過去のクイズ番組の映像などを視聴する中で、従来は気軽に楽しんでいたクイズの解答場面に対し、情報量の限られた中で即座に正解へ到達する点に強い驚きを感じていた」と述べている。当初はその精度の高さを「次元が異なる」と捉えていたという。しかし本作への参加後に改めて映像を見返すことで、「解答者が大きな緊張感や重圧を背負いながら解答台に立っていることを理解するようになった」とし、「クイズプレイヤーに対する見方が変化した」と語っている。

神木隆之介

さらに神木は、「自身が演じる役が背負っている背景や思いを、解答台に立つ姿としてどのように表現するかを模索しながら演技に臨んでいた」と述べている。その上で、「クイズプレイヤーたちの高度な集中力や技術に対して強い感銘を受けた」とし、「とにかくすごいという一言に尽きる」と、その実力を実感したことを振り返った。

堀田は、「完成した映画について、クイズプレイヤーたちの思考過程を間近で見ているかのような感覚があった」と述べている。「解答に至るまでのプロセスが丁寧に描かれており、印象的な場面が多かった」と評価した。また、「試写会で鑑賞した際には、自身が出演していることを忘れるほど作品に没入していた」とし、「高い完成度を持つ作品であると感じた」と感想を示した。

堀田真由
中村倫也、神木隆之介、ユースケ・サンタマリア

正解を導き出した神木は「当てちゃいましたね」と笑みを見せた。一方、中村はその理由について、「役作りの段階から、解答台に立つ本庄は強い存在感を放つだろうと想定していた」と説明する。さらに、「実際の撮影で対峙した際には、神木の視線に鋭さと迫力を感じ、まるで獲物を狙う捕食者のような目つきで、切迫感に満ちていた」と振り返った。また、「その印象を受けて、三島という人物がどのように向き合うべきかを意識しながら演技を構築していった」と語っている。

中村倫也、神木隆之介

続いて、神木に関する問題として「『君のクイズ』への出演を決めた理由は何か」が出題された。最初に解答ボタンを押したユースケは、「本人から聞いた」と前置きしたうえで「ギャラ」と回答し、会場の笑いを誘った。これに対し神木は、その発言を否定しつつユーモラスに応じた。その後も、「クイズへの強い関心」や「原作への愛着」、「早押しボタンへの憧れ」など、出演動機として考えられるさまざまな回答が挙げられ、場の雰囲気を和ませた。

神木隆之介、ユースケ・サンタマリア

その後、中村が解答ボタンを押し、「中村倫也が出演しているから」と回答し、正解となった。神木は、「企画書の段階で本作の内容を知り、クイズを題材にした作品であると聞いた」と説明。さらに、「主演が中村倫也であると知った時点で、ぜひ参加したいと即答した」と述べ、大きな決め手であったことを明かした。

中村倫也、神木隆之介、ユースケ・サンタマリア

これを聞いた中村は「ありがたい話です本当に。ただ今のところ2人でいちゃついてるだけの展開に」と笑いを誘った。

終盤では、ムロツヨシがVTRで登場し、中村を指名して問題を出す場面があった。「撮影期間中、ムロは毎日うれしかったことがある。それは何か」という問いに対し、中村は「近所の小学生が毎日どんぐりをくれた」と微笑ましい回答を披露。しかし、その後のVTRでムロは「ただただ君と芝居ができたこと」と正解を明かした。これを受けて中村は「少し照れくさい答えで反応に困る」としながらも、「本当に楽しい時間だった。23、24歳の頃に下北沢の劇場で共演したことがきっかけで交流が始まり、その後こうして再び一緒に撮影できたことは刺激的で充実した日々だった」と語った。

キャスト:中村倫也 神木隆之介
森川葵 水沢林太郎 福澤重文 吉住 白宮みずほ 大西利空 坂東工
ユースケ・サンタマリア / 堀田真由 ムロツヨシ

原作:小川哲『君のクイズ』(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
監督:吉野耕平
脚本:おかざきさとこ 吉野耕平
音楽:Yaffle 斎木達彦
クイズ監修:QuizKnock
配給:東宝
©2026 映画『君のクイズ』製作委員会
公式サイト:https://yourownquiz.toho-movie.jp/
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5月15日(金)公開