映画『ザッケン!』公開記念舞台挨拶
公開記念舞台挨拶
日時:4月4日(金)
場所:ユナイテッドシネマお台場
登壇:中島瑠菜、大島美優、八神遼介、阿佐辰美、豊島心桜、仲村悠菜、上村奈帆監督
東京都立日比谷高校に実在する「雑草研究部」をモチーフとした青春映画『ザッケン!』の公開記念舞台挨拶が、4月4日にユナイテッドシネマお台場で開催された。イベントには、W主演の中島瑠菜と大島美優をはじめ、八神遼介、阿佐辰美、豊島心桜、仲村悠菜、上村奈帆監督が登壇した。
当日は、公開初日を迎えた喜びや撮影現場の雰囲気、劇中に登場する野草レシピに関するエピソードなどが語られたほか、終盤には監督からW主演の2人へ花束が贈られるサプライズも行われた。会場は終始和やかな雰囲気に包まれ、温かなイベントとなった。
公開初日の喜びと、若手キャストによる撮影の裏話が語られた本イベントは、登壇者それぞれの丁寧な挨拶から始まった。無気力な主人公・杉野ゆかり役の中島瑠菜と、雑草を愛する「ドクダミちゃん」こと徳田みみ役の大島美優には、公開初日を迎えた心境について質問が寄せられた。これに対し中島は、作品が無事に完成したことへの喜びを語るとともに、観客から寄せられた温かい感想に触れ、「幸せな気持ちに包まれている」と笑顔で心境を明かした。
一方の大島は、最初は実感が湧かなかったものの、観客の反応に触れることでようやく公開の実感が湧き、嬉しい気持ちでいっぱいであると率直な思いを明かした。
中島と大島は、初対面の時から役の印象に近い雰囲気を持っていたことを明かし、「お互いに役柄と似ている部分があった」と語り合うなど、終始和やかな様子を見せた。上村奈帆監督も2人の演技について、「若手キャストならではのみずみずしさや息吹を感じる素晴らしいものだった」と高く評価した。
続いて、野球部員を演じたキャスト陣に撮影中のエピソードが尋ねられた。本作が映画初出演となる八神遼介は、「初めての経験が多く緊張していたが、周囲のスタッフやキャストに支えられた」と感謝の意を示した。特に、先輩役を演じた阿佐辰美とは年齢が近いこともあり、「撮影の合間にキャッチボールをしたり、食事を共にしたりする中で心の支えとなっていた」と振り返った。
話題は、劇中に登場するユニークな「野草レシピ」へと移った。動画配信を行うキャラクターを演じた豊島心桜と仲村悠菜は、実際に雑草を使用した料理を口にした際の驚きを語り、「どれも美味しかった」と振り返った。これらの料理は専門家の監修のもとで作られており、「調理実習のように全員で食事をする時間が、キャスト同士の距離を縮めるきっかけになった」と述べた。
また、他の登壇者からも「カラスノエンドウを使ったプチプチとした食感のご飯」や「野草の天ぷら」「野草クッキー」などが好評だったという声が挙がり、上村監督も「クズの肉巻きが特に印象的だった」と語るなど、現場が多彩な野草料理に彩られていたことがうかがえた。
さらに、私生活でも雑草に詳しい岡本信人が自身の知識と経験を披露した。岡本は「普段は雑草を食べる話をすると驚かれることが多い」としつつ、「この現場では思う存分語ることができてうれしかった」と語った。また、「春先にはツクシの卵とじを楽しみ、カラスノエンドウやドクダミはお茶にしている」といった日常を明かしたほか、「タンポポは花や葉を天ぷらやサラダに、根はコーヒーとして活用できる」と説明し、その豊富な知識で会場の関心を集めた。
イベント終盤では、劇中のテーマにちなみ、登壇者それぞれが自身の「愛してやまないもの」を発表した。中島は「漫画」、大島は「本」と回答し、八神は「わずかな休憩時間でも通い続けている」という「カラオケ」を挙げた。さらに阿佐は、「好きが高じてアルバイトもしていた」という「映画館」への強い思いを語った。
豊島は「実家で飼っている猫」への愛情とともに「自身が猫アレルギーである」という葛藤をユーモラスに明かし、仲村は自身が所属する私立恵比寿中学のファンである「エビ中ファミリー」へ「深い感謝の気持ち」を伝えた。岡本は「雑草とカラオケ、そして孫」と笑顔で答え、上村監督は「物語を紡ぐクリエイトの時間」を挙げ、創作に対する真摯な姿勢を示した。
締めの挨拶に入る前に、上村監督から中島と大島へサプライズとして花束が贈られた。監督は「お二人ともおめでとうございます」と祝福の言葉を述べ、映画に登場する植物をイメージした色鮮やかな花束を手渡した。これに対し2人は、「びっくりしました!」「すごく嬉しいです!」と喜びの声を上げた。
最後に大島は、「作品を思い返したときに少しでも心が明るくなればという思いで演じていた」と語り、「大切な作品として多くの人に届いてほしい」と思いを述べた。
続いて中島は、「自分の『好き』について考えたり見つけたりする時間の大切さを感じられる作品だと思う」と語り、「映画を通じてそれぞれの『好き』を見つけてもらえたらうれしい」と呼びかけた。さらに「作品から何かを感じ取ってもらえたらうれしいので、感想もぜひ聞かせてほしい」と来場者にメッセージを送った。

《あらすじ》
高校 1 年生の春。杉野ゆかり(中島瑠菜)は、何かに夢中になれるわけでもなく、ただ日々をこなすだけの“どこにでもいる少女”だった。新しい生活の始まりに心が躍るようなこともなかった彼女の前に現れたのは、雑草の一つ一つを愛し、その生命力に魅せられている同級生の徳田みみ(大島美優)、──通称〈ドクダミちゃん〉。
満面の笑みで「こちら雑草研究部です!」と挨拶をするドクダミちゃん。ある時は、校庭を歩こうとするゆかりを静止し、「こちらドクダミ生えていますんで」と雑草たちを守ろうとしたり、雑草を見ながらしゃべったり、(雑草で)お茶を作ったり….。ちょっぴり風変わりだけど、驚くほど真っ直ぐでピュアな心を持つドクダミちゃんに、ゆかりも少しずつ心を開いていく。
そんなドクダミちゃんの願いは、“雑草研究部=ザッケン”の復活。両親や先生ら大人たちは、将来に役に立つ部活を勧めるが、ドクダミちゃんの熱量に戸惑いながらも、いつしかゆかりは彼女とともにザッケンの復活を目指し、活動を始めることとなる。
しかし野球やダンス部などを見て「あれが主人公なら、こっち(雑草研究部)はモブでしょ」と卑屈な考えが抜けないゆかりに、「このタンポポを主人公にみたら、走っている人たちは背景に見えました」と独自の視点を語るドクダミちゃん。「ザッケンは好きなことを、好きでいていい場所です」と胸を張るドクダミちゃんの姿に刺激され、ゆかりも「このままじゃ嫌だ!」と自分の好きを見つける一歩を踏み出す!
■原作:上村奈帆・モノガタリラボ 漫画:プクプク「ザッケン!」(小学館「マンガワン」連載)
■脚本・監督:上村奈帆
■出演:中島瑠菜 大島美優
八神遼介(ICEx) 阿佐辰美 豊島心桜 仲村悠菜(私立恵比寿中学) 山﨑光 / 中村守里
中島歩 土屋伸之(ナイツ) 板谷由夏 岡本信人
■ 音楽:入江陽|主題歌:湊ゆず「雑草図鑑」(アミューズクリエイティブスタジオ)
■コピーライト表記
C2026 上村奈帆・モノガタリラボ・プクプク/小学館/『ザッケン!』製作委員会
■公式 HP:https://www.zakken2026.com
■公式 X:@zakken_movie
公開表記
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
新宿ピカデリーほか全国順次絶賛公開中





















