中村雅俊が監督を務める映画『五十年目の俺たちの旅』の公開を控え、ドラマ『俺たちの旅』まとめ動画の第4弾<カースケ・グズ六・オメダ>編が解禁となった。

1975年10月から日本テレビ系で放送されたドラマ『俺たちの旅』は、中村雅俊演じるカースケ(津村浩介)、秋野太作演じるグズ六(熊沢伸六)、田中健演じるオメダ(中谷隆夫)による青春群像劇。放送後も『十年目の再会』『二十年目の選択』『三十年目の運命』と彼らの人生の節目ごとにスペシャルドラマが作られてきた。そして、放送開始50周年を迎えた今、20年ぶりの続編『五十年目の俺たちの旅』が初の映画版として製作され、カースケたち3人の物語が初めて銀幕に登場する。

カースケを演じる中村雅俊は、今回も主題歌「俺たちの旅」をはじめ、挿入歌も担当。グズ六役に秋野太作、オメダ役に田中健、さらにオメダの妹・真弓役に岡田奈々と、50年前のオリジナルキャストが結集した。

企画・脚本はドラマシリーズからメインライターを務める鎌田敏夫。本作で初のメガホンを取るのは主演の中村雅俊。これまでメインディレクターを務めてきた故・斎藤光正監督の演出を一番身近で見てきた中村監督が『旅』のテイストを銀幕に移し替えている。ドラマシリーズからの映像もふんだんに使い、彼らの人生をたっぷりと振り返ることができる。

この度解禁されたのは、ドラマのスペシャル版を含む全49話を一気に予習&復習できるまとめ動画の第4弾<カースケ・グズ六・オメダ>編。3人のこれまでを約10分で振り返る。

カースケこと津村浩介と、オメダこと中谷隆夫は、修学院大学の同級生。短気な性格から“カーっとなりやすい”ことに由来するカースケ、自分をすぐにダメだと思い込む“ダメ男”を逆さに読んだオメダ、それぞれのあだ名には、彼らの人柄がにじんでいる。

卒業を目前に控えながらも就職先が決まらない二人は、ある日、カースケの小学生時代の先輩であるグズ六こと熊沢伸六と再会する。行き場を失ったカースケとオメダは、無理を承知で泊めてほしいと懇願し、胸倉をつかむほどのもめ事の末、結局グズ六の家に転がり込むことに。こうして男3人の奇妙な共同生活が始まるが、そこへ突然、身ごもったグズ六の彼女・紀子が現れる。

堅物なグズ六の母親を、カースケとオメダの助けを借りて何とか説得し、グズ六と紀子は結婚。この出来事をきっかけに、3人は「互いの最期まで見届け合おう」と固い約束を交わす。

やがて時は流れ、同じ下宿に暮らしていた浪人生ワカメの発案で、ワカメとカースケは何でも屋のような会社「なんとかする会社」を立ち上げる。一方、向いていないセールスの仕事に疲弊していたオメダを見かね、カースケは自分の会社へと迎え入れる。ほどなくしてグズ六の会社も倒産し、3人は再び同じ場所で働くことになる。

こうして彼らは、二度と戻れない、あまりにもまぶしい青春の日々を駆け抜けていく。そして10年、20年、30年と時が過ぎても、その友情は決して色あせることなく、変わらぬ光を放ち続けている。

映画『五十年目の俺たちの旅』は、2026年1月9日より全国公開。

『俺たちの旅』まとめ動画 第4弾<カースケ・グズ六・オメダ>編

STORY
津村浩介“カースケ”(中村雅俊)と、大学時代の同級生の神崎隆夫“オメダ”(田中健)、カースケの小学校の先輩である熊沢伸六“グズ六”(秋野太作)の3人は70代になり、付き合いはすでに50年を過ぎている。カースケは現在、従業員10人ほどの小さな町工場を経営し、オメダは現在も鳥取県の米子市長を務め、グズ六は妻のおかげで介護施設の理事長の座に収まり、それぞれ平穏な日々を過ごしていた。

そんなある日、カースケの工場にオメダがやってくる。カースケは、米子市長を務めるオメダを誇らしい気持ちで従業員に紹介するが、オメダは思いつめた様子ですぐにその場を後にしてしまう。また別の日、カースケの工場で製作中だったポットが大量に割られる事件が起きる。その中に懐かしい砂時計を発見したカースケ。その砂時計はかつての恋人・洋子と行った思い出の地、鳥取砂丘で買ったものだった。20年前に病死した洋子を懐かしむカースケだが、グズ六から「洋子が生きてる!」と驚きの情報を耳にし…。

映画『五十年目の俺たちの旅』ポスタービジュアル(C)「五十年目の俺たちの旅」製作委員会出演:中村雅俊 秋野太作 田中健 / 前田亜季 水谷果穂 左時枝 福士誠治 / 岡田奈々
原作・脚本 鎌田敏夫 監督 中村雅俊 主題歌 「俺たちの旅」歌:中村雅俊
配給 NAKACHIKA PICTURES
©「五十年目の俺たちの旅」製作委員会

■ 『五十年目の俺たちの旅』オフィシャルサイト
https://oretabi50th-movie.jp/