岸井ゆきの、宮沢氷魚がW主演を務める映画『佐藤さんと佐藤さん』。ひと足先に観た方から「トイレットペーパーないよ」のひと言からケンカにいたる“夫婦あるある”へ多くの共感の声が寄せられている本作より、公開を記念して特別映像が解禁された。
本作は、ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立を描いた前作『ミセス・ノイズィ』で、人間の機微を絶妙に描き、N.Y.ジャパンカッツ観客賞、日本映画批評家大賞脚本賞を受賞するなど監督としての手腕が注目されている天野千尋の最新作。
“夫婦”という人生において一度は考えるテーマを軸に、人と人との関係を丁寧に、そしてヒリヒリするくらいリアルに描いたオリジナルストーリー。

今回解禁となった映像には、佐藤サチと佐藤タモツを演じた主演の岸井と宮沢、天野監督と奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)と東紗友美(映画ソムリエ)、そして婚活アドバイザーの植草美幸がそれぞれの視点から本作について語る内容となっている。
岸井は、本作の夫婦の関係性について「見えていない部分を想像することが思いやりなのかなとも思う。タモツの裏側、自分が見えていない部分を想像できていなくて、反省の気持ちに襲われた」と語り、さらに「2時間の脚本の中で15年間をギュッと詰め込めるのはすごいと思いました」と作品をふり返った。
続いて宮沢は15年間のすれ違いを描いたサチとタモツの関係について、「いま自分が生きる時間と向き合わなければ、大切な人を苦しめてしまう可能性があると感じた。自分が大事にしたいものを手放さないために、もっとしっかり向き合いながら生きていこうと思った」と本作から得た気づきを語る。

また、婚活アドバイザーの植草氏はすれ違っていく2人へ伝えたいメッセージとして、「サチが司法試験に受かった年から、2人のステージは大きく変わっていく。男性だから、女性だからということは関係ない。できる人ができることをやればいい。プライドをぶつけず、それぞれの立場を“受け入れる”ことが大切」と語る。
印象的なシーンとして「サチが『一緒に勉強してみようかな』というシーン。パートナーが挫けているところで、”一緒にやってみよう”というのはなかなかないことだと思う。そしてラストシーンでサチが歌いながら自転車を漕ぐシーンは素晴らしかった」とコメントした。

映画・音楽パーソナリティの奥浜氏も「あの顔を私もしたことがある」と共感したと話し、天野監督はそのラストシーンをふり返り、「悲しみでも悔しさでも懐かしさでもない、名前のない感情が(サチ)から込み上げてきて。岸井さんのお芝居の力だと思います」と岸井の演技を称賛した。
さらに映画ソムリエの東氏が印象的だったと語ったのは、SNSなどで話題となった“トイレットペーパー”のシーン。
「『トイレットペーパーないよ』という、些細なたったひと言から喧嘩が始まっていくようなリアルさ、そして“それ言っちゃダメなのに”というセリフがいっぱい詰まっていて、刺さりました」と興奮気味に語っている。
岸井ゆきの 宮沢氷魚
藤原さくら 三浦獠太 田村健太郎 前原 滉 山本浩司 八木亜希子 中島 歩
佐々木希 田島令子 ベンガル
監督:天野千尋
脚本:熊谷まどか 天野千尋 音楽:Ryu Matsuyama Koki Moriyama(odol)
主題歌:優河「あわい」(ポニーキャニオン)
配給:ポニーキャニオン 製作プロダクション:ダブ 2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/DCP/5.1ch/114分
(C)2025『佐藤さんと佐藤さん』製作委員会





