2023年10⽉、ニューヨークを拠点とする独⽴系スタジオA24とパートナーシップ契約を締結したハピネットファントム・スタジオ。今年1⽉より、TOHOシネマズの劇場にて毎⽉24⽇に<制作:A24×配給:ハピネットファントム・スタジオ作品>の特別上映がスタートした。このたび、第10弾として『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』の上映が決定した。
奇想天外なサバイバル・アドベンチャー『スイス・アーミー・マン』で長編デビューを飾り、「第95回アカデミー賞」では『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で7部門受賞を達成、2022年にはユニバーサル・ピクチャーズと5年の独占契約を結ぶなど、映画業界を盛り上げ続けている監督・脚本コンビ、ダニエルズ。ダニエル・シャイナートとダニエル・クワンの、大学時代に映画制作を通して出会った2人により結成されたこのコンビだが、『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』はシャイナートの単独企画となる。
『スイス・アーミー・マン』に続きA24と作り上げた今作は、アメリカの片田舎を舞台に起きる、“とある事件”の顛末を描いたミステリー仕立てのダーク・コメディ。主人公はバンド仲間の中年男3人組。ある晩酔ったバカ騒ぎの末に、仲間の一人、ディックが命を落としてしまう。やがて殺人事件として警察の捜査が進む中、唯一真相を知っているジークとアールは彼の死因をひた隠しにし、自分たちの痕跡を揉み消そうとする。誰もが知り合いの小さな町で、徐々に明らかになる“ディックの死の真相”とは…?
シャイナート監督にとって、A24との制作過程において特に印象に残っているのは、キャスティングの条件が重要では無かったことだという。「できる限り南部出身者のキャストとスタッフで作ることが目標だった。そうすれば部外者(都会人)が作った南部をからかうような映画には思わないだろうからね。超大物スターの起用が条件じゃなかったのは幸運だったよ」と当時語っている。
来場者プレゼントは、10年間コミック雑誌「ビッグコミック」の表紙を担当した金子ナンペイが、公開時に描き下ろしたイラストを使用したステッカーを配布予定。さらに、全国のTOHO シネマズにて全作品来場者(先着限定)へ、本国ビジュアルをあしらったポストカードをプレゼント。
