東京染井温泉SAKURAの全面協力のもと誕生したオリジナル映画『おかえりの湯』が、2026年に公開される。このたび、本作に出演するキャスト陣からコメントが到着した。都内にありながら、緑と水に抱かれた自然豊かな環境が広がる東京染井温泉SAKURA。その全面協力を得て誕生したのが、オリジナル・ハートウォーミングファンタジームービー『おかえりの湯』だ。日常から一歩離れ、訪れる人々が心を癒し、自分自身と向き合うことのできる特別な場所を舞台に、温泉ならではのぬくもりと人と人とのささやかな絆を描く。
本作の物語は、記憶を失い倒れていた若い女性・桜を温泉の支配人・佐山が見つけるところから始まる。行き場のない彼女を受け入れた佐山は、温泉で働くことを提案する。やがて桜は折り紙や不思議な仕草を通じて客たちを和ませ、その存在は湯けむりに包まれた空間を柔らかな光で満たしてゆく。佐山はそんな桜を見守りながら、趣味の落語に打ち込み、1か月後の宴会場での発表会に向け準備を進めてゆく。しかし本番を目前に、桜は突然姿を消してしまう。部屋に残されていたのは「ありがとうございます」と記された一枚の手紙だけ。その不在にはどこか幻のような余韻が漂う。佐山は選んだ演目「巣鴨の狐」を高座で語りながら、彼女への想いを静かに重ねていく。
都会の喧騒から離れた自然豊かな環境に佇む東京染井温泉SAKURAに、突然現れた春野桜(星乃夢奈)。支配人・佐山康治(風間トオル)とともに彼女を温かく迎えるのは、個性豊かな面々だ。おちょこちょいな送迎担当・鈴木光役には、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」でロン・ウィーズリーを演じた石垣佑磨。温泉をいつも清潔に保つ清掃員・渡辺明役には、日本を代表するバイプレイヤー田中要次。昔ながらの少し頑固な料理長・高橋修役には歌手・俳優として長年活躍する嶋大輔。少し気の強いフロント係・吉川さくら役は、変わらぬ明るいキャラクターで親しまれるさとう珠緒。マッサージ係・中村彩役には「ミス美しい20代コンテスト」グランプリを機に注目を集める川瀬莉子。変わった愛情表現するエステティシャン・松本香役には「蜜と毒~逆恨みの復讐」で連ドラ初主演を果たした入来茉里。温泉をSNSで発信する小林奈々役には、映画やドラマへの出演が続々と決定している新星・水瀬紗彩耶。他にもハニトラ梅木、友貴が脇を固める。そして、佐山の落語の師匠・お気楽亭最好役を伝説の漫才コンビ・ツービートのビートきよしが演じる。
<コメント>
石垣佑磨(鈴木光役)
撮影は順調に楽しんで、キャストの皆様も素敵です。それぞれの個性が生かされた作品だと思いますが、何よりも、ロケ地ですね。本物の温泉、東京染井温泉SAKURAさんのご協力により、セットではなく本物の施設でそのまま撮影させていただけたことがこの作品の魅力だと思います。この映画を観たら、小さいおじさんに会いにいきたくなること間違いなし!何のことかは本編を観てください!
田中要次(渡辺明役)
コワモテの顔つき、寡黙というイメージの役が多かった私にとって、渡辺という役は今まであまり演じたことのない可愛らしさを持ったキャラクターでした。撮影は酷暑の季節でしたが、リニューアルオープンを控えた都内の東京染井温泉SAKURAさんを使わせて頂けたおかげで、空調の効いた心地よい環境の中で、美味しい食事も摂らせて頂きながら演じることが出来て本当に幸せでした。出来ることなら、もう1ヶ月ぐらい通っていたかったぐらいです。
嶋大輔(高橋修役)
今回「おかえりの湯」で料理長と言う役で参加させて頂きました。昔ながらのちょっと頑固な所があり皆んなとぶつかりながらもおかえりの湯の事を一生懸命支えていこうと思っている料理長なのかな?と思いながら演じさせて頂きました。また撮影現場もスタッフやキャスト皆んなのお陰で本当に明るく楽しく撮影が出来ました。お風呂とは、日本ならではの文化だと思います。皆んなで「おかえりの湯」を盛り上げようと奮闘する人間模様を是非お楽しみ頂ければと思います。
さとう珠緒(吉川さくら役)
吉川さくら役を演じさせていただきました、さとう珠緒です。台本を読んだ時、まるで温泉に浸かったように心が温まる物語だと感じました。少し気性の荒い役ですが、楽しく挑戦できました。風間さんの落語も大きな見どころです。ぜひ劇場で温かい気持ちになっていただけたら嬉しいです。
川瀬莉子(中村彩役)
今回中村彩の日常であるタイ式ヨガ、ルーシーダットンを自分なりに学びました。劇中やってるのは全て実際にあるポーズで、シーンに合わせてどのポーズをしたら映えるかと考えました。実際の温泉施設での撮影は、場所も相まって和気あいあいとした現場で、施設のロビーでキャストみんな集まってお喋りしたのが楽しく印象に残っています。きっとその雰囲気がこの映画の魅力の一つで観る方にも伝わると思います。
入来茉里(松本香役)
エステティシャンの松本香という女性を演じました。少し変わった愛情表現をする役で、愛する男性をひたすら追いかけ、撮影中は東京染井温泉SAKURAの中を誰よりも駆け回りました。登場人物全員のキャラが濃く、温泉施設の癒やしの空間からは想像出来ないくらい色んな事が巻き起こっていたと思います。撮影はとても和気藹々とした雰囲気で、作品に向き合えました。私自身、完成を楽しみにしています。
水瀬紗彩耶(小林奈々役)
私が演じた小林奈々は元気で明るく、その場にいるだけでみんなを笑顔にできる存在です。語尾に「ですです」をつけるのが奈々の特徴なのですが、撮影が終わってからも「ですです」と言ってしまうくらい、身体に馴染んでいました(笑)それぞれの役柄が個性的で魅力に溢れており、役中も居心地が良い空間でした。出来事一つ一つで人の優しさを感じることができて終始心が温まる、そんな優しいお話しです。
ハニトラ梅木(岡田健役)
東京染井温泉SAKURAのスタッフ岡田役をいただきました、梅木です。今回演じた岡田という人間は表に出さないながらも心の中では大きな感情が宿っている人間でした。自分が口にすると誰かを傷付けるのではないか?と考えすぎるくらい丁寧に生きているのでしょうね。そんな彼だからこそ物語でも貴重な体験をすることになるのですが。誰かを助ける思いやりは帰ってくる。人に優しくなれる映画が『おかえりの湯』ですね。誰かの助けに気付けるように岡田のように丁寧に日々を過ごしたいと思っています。
友貴(金子信彦役)
今回の金子信彦という役は、役作りが非常に難しかったです。なぜなら、今までは、破天荒な役を演じたことがなかったので、役が決まった時から、入念に金子信彦がどういう人生を歩んできたのかをじっくりと考えて、自分自身の身体中に染み込ませて、演じました。色々なことを考えることのできる作品ですごく刺激を受けました。今回の作品に携わってみて、よりいっそう、これから、様々な役に挑戦していき、素晴らしい役者に成長していけるように頑張っていきたいと思えることができました。
ビートきよし(お気楽亭最好役)
僕は「お気楽亭最好」という落語のお師匠役でしたが、師匠なのに威厳もなくて適当で、金にも縁が無さそうな所が自分と重なる所があって、やりやすかったです。今は色々と息苦しい世の中ですけど、好い加減のいい加減さを忘れたくないですね。僕もそうですが、日本人のお風呂好き、温泉好きはDNAに染み付いているんじゃないか?という位ですよね。湯屋を通して人の温かさで心も温まる、ほっこりする作品だと思います。
出演:風間トオル、星乃夢奈
石垣佑磨、田中要次、嶋大輔、さとう珠緒、川瀬莉子、入来茉里、水瀬紗彩耶、ハニトラ梅木、友貴
ビートきよし ほか
監督:夏目大一朗
企画・プロデュース:小浜圭太郎
プロデューサー:峯松里香
製作:「おかえりの湯」フィルムパートナーズ