吉高由里子×蓬莱竜太で贈る、現代社会の生きづらさと「主観の不確かさ」を描く新作
日常に潜む人間の葛藤や矛盾を丁寧に掬い取り、鋭い視点の中にユーモアを織り交ぜる作風で多くの観客の共感を呼んできた蓬莱竜太が書き下ろす最新作は、現代と過去を行き来しながら描かれる女性たちの物語を軸に、人間関係のもつれやSNS時代に生きる現代人の姿を浮き彫りにする女性たちの群像劇です。一人の女性の死をきっかけに浮かび上がる記憶の齟齬が、美しかったはずの思い出を歪ませていく―――現代社会に潜む矛盾や孤独を、繊細かつ圧倒的な筆致で描きます。
本作の主演を務めるのは、昨年の大河ドラマ『光る君へ』でも高い評価を受け、かねてより蓬莱作品への出演を熱望してきた吉高由里子。大河ドラマ終了後の初の作品となる本作で、吉高がどのような表情をPARCO劇場という密な空間で魅せるのか期待が高まります。人間の心の奥底をえぐり出す蓬莱の言葉と、柔らかさと芯の強さを併せ持つ吉高の表現力によってどんな物語が生まれるのか、ぜひご注目ください。
「こんな世界で何故生きるのか」現代と過去、SNS上の時間が交錯する女性たちの物語と思い出の誤差
さとうほなみ、桜井日奈子、山口紗弥加ら実力派キャストが集結!
そして、この度発表となるキャストも豪華俳優陣が揃いました。主人公の大学時代の女子フットサル部仲間で親友役には、アーティスト活動のみならず俳優としても確かなキャリアを積み重ね、独自の存在感を放つさとうほなみ、控えめな性格でSNSに自身の孤独を書き連ねていた後輩役には、映像作品にとどまらず近年舞台でも活躍、透明感と繊細さの中にも親しみやすさを感じさせる桜井日奈子、厳しさの裏に葛藤を抱えている女子フットサル部の顧問には、確かな実力でシリアスからコメディまで演じ分け、舞台、映画、ドラマと幅広く活躍する山口紗弥加、さらに小野寺ずる、羽瀬川なぎ、李そじん、名村辰ら実力派キャストが顔を揃えました。
直接的なコミュニケーションが希薄となった現代社会に一石を投じる蓬莱の新作。豪華キャストがどう立ち向かうのか、ぜひご期待ください。
[物語]
金田海(吉高由里子)は、社会人として働く傍ら、他人の告別式に紛れ込み、ビュッフェを食べて帰るという行為を繰り返していた。
ある日、入り込んだ告別式の会場で金田は偶然見覚えのある顔たちに出会う。
それはかつて自分がキャプテンを務めていた大学時代の女子フットサル部の仲間たち。親友の山形圭子(さとうほなみ)の姿。敵視していた顧問の川越瑞希(山口紗弥加)の姿まであった。
遺影には同じピッチに立っていた後輩、白澤喜美(桜井日奈子)の姿。
『私は何故呼ばれていないのか』
告別式会場と輝いていた大学時代が交錯していく。
その輝きは本当の輝きだったのか―。
【公演概要】
パルコ・プロデュース2025『シャイニングな女たち』
作・演出:
蓬莱竜太
出演:
吉高由里子 さとうほなみ 桜井日奈子 小野寺ずる 羽瀬川なぎ 李そじん 名村辰 山口紗弥加
日程・会場:
2025年12月7日(日)~12月28日(日) PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)
2026年1月9日(金)~1月13日(火) 森ノ宮ピロティホール
2026年1月16日(金)~1月18日(日) 福岡市民ホール 中ホール
2026年1月24日(土)・1月25日(日) サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)大ホール
2026年1月29日(木)・1月30日(金) Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
一般発売日:
東京・福岡公演 10月11日(土)
大阪公演 12月7日(日)
長野公演 11月29日(土)
愛知公演 11月16日(日)