11月2日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催される東京国際映画祭公式プログラム「ウーマン・イン・モーション」トークに、俳優の高畑充希、中島健人、デブラ・ゼイン(キャスティング・ディレクター)、福間美由紀(プロデューサー)が登壇する。
グローバル・ラグジュアリー・グループのケリングは、カンヌ国際映画祭の公式パートナーであり、2015年に「ウーマン・イン・モーション」プログラムを創設し、本年10周年を迎える。東京国際映画祭においては5回目の開催となる今年のケリング「ウーマン・イン・モーション」トークでは、来年3月に授賞式が行われる第98回アカデミー賞にて、新たに「キャスティング賞」が創設されることを受け、キャスティングの重要性に焦点を当てる。
今回のトークには、映画監督の是枝裕和によるオープニングスピーチに続き、ハリウッドを代表するキャスティング・ディレクターのひとりであり、エンターテインメント業界におけるキャスティングの最高水準を維持することに尽力する、世界的な専門家団体「CSA(キャスティング協会)」よりデブラ・ゼインが来日。さらに、トークに先立ち、伝説的なキャスティング・ディレクターであるマリオン・ドハティの功績を通じて、その職務の重要性と歴史的背景を紹介する映画「キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性」(12)を特別上映する。
キャスティング・ディレクターとして約30年にわたり活躍するデブラ・ゼインは、映画史に残る数々の名作や話題作でその手腕を発揮してきました。代表作には「アメリカン・ビューティー」(99)、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(02)、「ドリームガールズ」(06)、「オーシャンズ」シリーズ(01~)、「猿の惑星」シリーズ(11~)、「ハンガー・ゲーム」シリーズ(12~)などがあり、今後の公開待機作として「トロン:アレス」(25)や「The Hunger Games: Sunrise on the Reaping」(原題、26)が控え、その功績は業界内でも高く評価されており、CSAが主催するArtios賞に21回ノミネート、4回受賞という輝かしい記録を誇る。
そして、プロデューサーとして是枝裕和監督「ベイビー・ブローカー」(22)をはじめ、国内外で高く評価される作品の製作に携わり、直近ではカズオ・イシグロのデビュー小説を原作とした「遠い山なみの光」(25、石川慶監督)が第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に選出されるなど、豊富な国際共同制作の経験を持つ福間美由紀が、デブラ・ゼインと共に登壇し、それぞれの視点から、映画で描かれる女性像の変遷、映画界における女性を取り巻く環境や課題、そして未来に向けた変革について語る。
東京国際映画祭公式プログラム TIFFスペシャルトークセッション ケリング「ウーマン・イン・モーション」
会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン2(東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内)
特別上映:「キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性」(トム・ドナヒュー監督)
登壇者(予定):高畑充希(俳優)、中島健人(俳優・アーティスト)、デブラ・ゼイン(キャスティング・ディレクター)、福間美由紀(プロデューサー)/ 是枝裕和(映画監督)
ファシリテーター:立田敦子(映画ジャーナリスト)
言語:日本語・英語(日英 同時通訳あり)
入場料:無料
申込方法:映画祭公式サイト(https://2025.tiff-jp.net/news/ja/?p=66762)
募集人数:30名 ※10月1日(水)16時より申込開始。申込多数の場合には抽選を行う。