松井珠理奈2nd写真集『アイヲシル』(宝島社)発売記念イベント

松井珠理奈が10年ぶりとなる写真集『アイヲシル』を発売した。今回の出版は、松井自身が「写真集を出したい」とマネージャーに相談したことから実現したという。

「アイドル時代は“松井珠理奈はこうあらなければいけない”と自分にプレッシャーを与えて活動してきました。卒業して少し休養をいただき、今はとても自然体になったと思います。その姿を撮影してほしいと思い、地元で撮影を行いました」と振り返る。

タイトル『アイヲシル』には、ファンからの愛だけでなく、休養期間を通じて「自分を愛することの大切さを学んだ」という思いが込められている。「勉強や仕事で忙しく過ごしている方々へ、“自分を愛することを大事にしてほしい”というメッセージを込めました」と説明。また、裏テーマとして「アイヲシル＝愛を知る＝愛知」と、自身の出身地・愛知県にもかけていると明かし、「いつもダジャレを言っているので気付いてもらえると思ったのですが、全然気付いてもらえなくて。今日はあえて口に出してみました」と笑顔を見せた。

前作から10年の歳月を経て挑んだ“大人”な一冊については、「17年間のアイドル活動の中で、まだ見せていなかった姿や表情がありました。それを引き出してもらうために、普段は選ばない衣装やメイクにも挑戦しました」とコメント。完成した写真集を手にした際には「“今までにない松井珠理奈がいる！”と思いました」「これは本当に世に解き放っていいのだろうか？と今でも思っています」と、率直な思いを語った。

今後の活動について問われると「歌って踊ること、ステージでパフォーマンスを通じて表現することがとても好きなので、これからもそういう活動を続けていきたい」と展望を語った。俳優活動についても意欲を示し、「もし機会があれば“悪女”役に挑戦してみたいです。例えば友達の好きな人を奪ってしまうような役とか。私生活では絶対にないですけどね」とユーモアを交えて答えた。

また、写真集タイトル『アイヲシル』にちなみ「どんな愛を知りたいか」という質問には「家族愛です。小さい頃に親が離婚してしまったので、家族3人での思い出があまりなくて寂しい気持ちがあります。だからこそ、いつか自分の新しい家族をつくり、その愛を知りたいです」と結婚への思いを明かした。

結婚のタイミングについては「30歳くらいでできたらいいなと思っています」としつつ、パートナーの見つけ方については「紹介も素敵だと思いますが、自分で“この人がいい”と心から思える人を選びたい。相手からのアプローチに流されるだけでは、後で後悔してしまいそう。自分で決めた相手であれば、たとえ嫌な部分があっても納得できると思います」と率直な考えを語った。