第74回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品のA24製作映画『テレビの中に入りたい』が9月26日(金)より公開。この度、本作の脚本・監督を務めた注目の新鋭ジェーン・シェーンブルンが、「テレビの裏側」と題して本作を語る貴重なインタビュー映像と、本編シーンが融合した<スペシャル映像>が解禁となった。
ベルリンをはじめ数々の映画祭で上映されると「唯一無二の傑作」「変幻自在の不穏さ」「型破りな映画」など絶賛され、全米公開では熱狂する若者たちが続出。
公開から1周年記念で新たなグッズが発売されるなど、続々と“中毒者”を生み出し続けている本作は、90年代のアメリカ郊外を舞台に自分のアイデンティティにもがく若者たちの“自分探し”メランコリック・スリラー。

この度解禁されるのは、「あんたは女子が好き?」というマディ(ジャック・ヘヴン)の問いかけに、「好きなのはテレビ番組」と主人公のオーウェン(ジャスティス・スミス)が答える劇中での会話シーンからスタートする「テレビの裏側」(「BEHIND THE GLOW」)と題したスペシャル映像。
映像では監督自らが、「本作はオーウェンとマディの物語で、2人がハマるテレビ番組が『ピンク・オペーク』だ」とストーリーを語り始め、マディが『ピンク・オペーク』について「怖いし、子ども向きじゃない」と少年時代のオーウェンに語りかける本編シーンが映し出される。
続いて監督が「でも打ち切りになり、その直後にマディが行方をくらましてしまう」と説明すると、「この町を出る。知ってた?」とマディが劇中で語る本編シーンが…。
大切な相棒だったマディが何も言わずに行方をくらませ、「町に残されたオーウェンは、番組が持っていた意味を問い直すことになる」と監督がストーリーについて語ると、単なる「テレビ番組だ」と訴えるオーウェンに、「本当にそれだけ?」と真剣な表情で問いただす劇中のマディの姿が映し出され、観る者をハッとさせる。

さらにダークかつポップな世界観でオーウェンとマディを魅了し、本作の重要なキーとなる謎めいた深夜のテレビ番組「ピンク・オペーク」を生み出すにあたって、監督は「自分が好きだった番組を参考にした」と自ら語る姿も。
「『アー・ユー・アフレイド・オブ・ザ・ダーク?』や『グースバンプス』、『バフィー~恋する十字架~』。当時の衝撃が今でも残っているような番組」だと語り、インタビュー映像の合間には、本作の撮影現場で監督がキャストに指示を出している貴重なメイキング映像や、短い本編シーンが散りばめられている。
続けて監督は、本作について「私が若い頃、抱いていた苦悩を描きたかった。自分のことが理解できず、フィクションやTV番組にその答えを求めていた」と、自身が葛藤していた想いが本作製作のインスピレーションへとつながっていることも明かしている。
また、スペシャル映像では「まだ仮免も持っていない」という「ピンク・オペーク」の中での登場人物の印象的なエモいセリフも流れ、さらに監督は「この作品の根底に描かれているのは、クイアの若者による自分探しの旅。ミステリーの解明も楽しんでもらえるはず」と、メッセージをおくっている。
また、新たに解禁となった場面写真3点では、アメリカ郊外で閉塞的な日常を過ごすオーウェンが、どこかへ行きたいのにどこへも行けない葛藤を抱えながら街の小さな遊園地で綿菓子を持ち退屈そうに歩く姿。

「ピンク・オペーク」を見ようと自宅のリビングに座るマディと学校の友達を捉えたカット。
さらに「ピンク・オペーク」で一心同体のガールズヒーロー、イザベルとタラの前に立ち塞がる邪悪な月の男“ミスター・憂鬱(メランコリー)”の怪しげながらキモ可愛い姿が捉えられている。

果たして、マディはどこに行ったのか。そして心の中に刻まれた「ピンク・オペーク」は、オーウェンに何を語りかけるのか。「本当の僕は、どこにいる?」ピンク色に光る闇の中に、引き込まれる、切なくも幻想的なメランコリック・スリラーとなっている。
監督&脚本:ジェーン・シェーンブルン(『We’re All Going to the World’s Fair(原題)』)
キャスト:ジャスティス・スミス(『名探偵ピカチュウ』)、ジャック・ヘヴン(『ダウンサイズ』)、ヘレナ・ハワード、リンジー・ジョーダン(スネイルメイル) 共同製作:Fruit Tree(エマ・ストーン制作会社、『リアル・ペイン〜心の旅〜』)
尺:100 分 レーティング: PG12
公式サイト:a24jp.com Xアカウント:@A24HPS
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