8月7日(木)よりスタートするドラマフィル「私の彼が姉の夫になった理由」(毎週木曜深夜1:29-1:59ほか、MBSほか)の第1話先行上映会&トークイベントが8月4日に都内にて行われ、トリプル主演を務める秋田汐梨、IMP.・影山拓也、高田里穂が登壇。オファーを受けた際の気持ちや撮影現場での裏話などを語った。
同作は、美桜せりなによる話題の同名コミックスを原作にした、ひとりの男性を巡る姉妹の愛憎と秘密を描くラブサスペンス。
すてきな彼氏と優しい姉に囲まれ幸せな日々を送っていた妹・宮田愛子を秋田、愛子と幼なじみであり恋人の吉村優馬を影山、優しくて頼りになる愛子の姉・宮田紗栄子を高田が演じる。
出演オファーを受けた際の気持ちについて、秋田は「今まで二面性のある役だったり、かき乱す役を演じさせていただくことが多くて、逆に振り回される役は初めてだったので不安はあったんですけど、振り回す側はもちろん、振り回される側も大事だなと思ったので頑張ろうと思いました」とコメント。
影山は「僕は素直にうれしかったですし、お話をいただいてまずメンバーに報告させてもらったんですけど、メンバーが自分のことのように喜んでくれて、すぐに原作も読んでくれて興味を持ってくれたので、それがすごくうれしかったですね」と笑顔で語り、「(メンバーは)リアタイしてくれるみたいですよ。皆さんもぜひリアタイでお願いできたらなと思います」とファンに呼び掛けた。
高田は「ついにこんなに悪い役が来たかと思いました。今までも悪役はあったんですけど、こんなに絵に描いたような悪役は初めてだったので、自分が持ち得る悪をすべて投影しようと思って、思い切り演じたいなと思いました」と語った。
演じた感想を聞かれると、秋田は「愛子はピュアで真っすぐな子だと思って演じていたんですけど、人から見るとねたみにもつながったりするような女の子なのかなと思っていました」と分析し、「私自身も服がすごく好きで、愛子はアパレル店員なので衣装もかわいいものが多かったので、“今日はどんな衣装なのかな”って楽しみにしながら演じていました」と声を弾ませた。
影山は「お父さんが医者であり、その後継として優馬も医者になって、恋人もいて、かっこよくて、優しくて、全部そろっているじゃないですか。単純に僕は原作を読ませていただいたときに嫉妬しましたね。こんなにかっこいい人がいるんだと思って」とコメント。
そして、「普段の影山拓也という人物とギャップがあるなと個人的に感じて、原作のファンの方もたくさんいる中で、映像を見たときに優馬という人物に納得してもらえるように、撮影期間中も台本をいただいたときもずっと優馬のことを考えていました」と振り返る。
そんな優馬と似ている点を聞かれた影山は「身長が高いところ…」と自信なさげに小声で答え、笑いを誘った。
高田は「紗栄子は1話からさく裂しているので、8話までこの調子だと飽きられちゃうなと思って、思い切りの中でもグラデーションが見せられたらなと思って、1シーン1シーン、一緒にはしていないつもりです」とこだわりを明かし、「(1話は)まだまだ序の口で、もっともっと愛子を傷つけるし、優馬も振り回すシーンがたっぷりあります」とアピールした。
続けて、自身の役を演じる上で難しかった点を尋ねられると、秋田は「お姉ちゃんと彼氏が結婚したよって聞いてから飲み込むまでのスピードがすごく早くて、台本を読んでいたら、どこで愛子が2人を応援しようって気持ちになったのか全然分からなくて、どう考えているのかを意識して台本を読み解いて、それを表情で表現できるように、というのが工夫した点ですね」と告白。
影山は「優馬は言葉を発するお芝居よりも、受け止めて、表情でお芝居をすることが多い印象もあったので、そこは演じる上での難しさでしたが、逆に楽しくていい経験になったなと思います」と手応えをにじませ、加えて「愛子の前で見せる明るさと、紗栄子と結婚したあとの冷酷さ、このギャップを出すのがすごく難しかったです。見ていただいた方にもそこが伝わったらうれしい」と期待を込めた。
高田は「難しいということは正直少なかったんですけど、セリフが『〜だわ』とか『〜よね』みたいな、普段は使わない口語がたくさん含まれていたので、そこを落とし込めるかという意識はしました」と明かした。
さらに、撮影中のエピソードを聞かれると、3人は「楽しかった」と口をそろえ、影山が「僕の勝手な感覚ですけど、クランクインしたときから現場が明るくて、楽しい雰囲気にあふれているなと思いました」と振り返ると、高田は「影山さんの声がすごく大きくて、『おはようございます!』『よろしくお願いします!』って入ってこられたので、一気に場が明るくなりました」と感謝。
加えて、影山は「スタッフさんも含め、みんなで次の日のテーマカラーを決めて、例えば『次の日“赤色”ね』ってなったら、スタッフさん、キャスト全員で赤色の服で行くということをやっていましたね」と裏話を披露。
秋田も「最初はメークさんとか衣装さんとかがそろえられていたのに参加させてもらって、輪が広がっていきました」とにっこり。一方の高田は「でも、今日はデニムだったらしいんですけど、私は聞いてなくて1人だけ洋服でした」と苦笑いし、影山は「本当にすみません。僕が発案したのに僕も今日、デニムを着てきてません。すっかり忘れてしまいまして…」と反省していた。
イベント後半では、同作のタイトルにちなみ、「私の◯◯が◯◯になった理由」というお題でそれぞれがエピソードを語り、うそのエピソードを話している1人を観客に当ててもらう企画「私の◯◯が◯◯になった理由!嘘?本当?見抜けるか対決」が行われた。
「私の趣味がピアノになった理由」のお題に秋田は、大学1年生のときに楽器をやりたいと思い、特にドラムを始めてみたいと思っていたが、ドラム審査があるオーディションで自身のドラムセンスがないことに気付き、王道のピアノを始めようと思ってキーボードを購入したと語る。
「私の英語力を上げないといけないと思った理由」のお題に影山は、メンバーの松井湊と韓国旅行に行った際に靴を買いたいと思い、店員に英語でサイズを聞かれ、27.5cmを「twenty-seven テン ゴ」と言って松井に呆れられ、英語を勉強していると説明。
「私のテンションがダウンした理由」のお題に高田は、小学6年生のときに地元の福岡でアイドル活動をしていた際、控え室に置いておいた荷物がメンバー全員分盗まれ、カバンの中にはDSや財布、プリクラ帳などが入っていてかなり落ち込んだと振り返る。
3人の説明を聞いた観客の多数決により、影山がうそのエピソードを話しているとジャッジされたが、実際は秋田がうそをついていたと正解発表があると、会場は騒然。3人は、観客とつかの間の交流を楽しんだ。