9月26日(金)より全国公開されるA24製作映画『テレビの中に入りたい』の場面写真8点が解禁された。
本作は、第74回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品をはじめ数々の映画祭で上映されると「唯一無二の傑作」「この作品を表すのに“リンチ的”という言葉を使いたい」と絶賛され、全米では2024年5月3日に4館での限定公開から始まると瞬く間に評判を呼び、5月17日には469館に拡大。こだわりが目一杯詰まったヴィジュアルセンス、考察や解釈の余地を残したミステリアスな寓話世界、そして生々しいエモーション。特異な吸引力に満ちた本作は、ティーンエージャーの“自分探し”メランコリック・スリラーとして世界中に熱狂的なファンを生み出している。
舞台は90年代のアメリカ。郊外での日々をただやり過ごしているティーンエージャーのオーウェンとマディにとって、謎めいた深夜のテレビ番組「ピンク・オペーク」は生きづらい現実世界を忘れさせてくれる唯一の居場所だった。二人は次第に番組の登場人物と自分たちを重ねるようになっていくが、ある日突然マディは去り、オーウェンは一人残される。自分はいったい何者なのかを知りたい気持ちと、それを知ることの怖さとのはざまでオーウェンは身動きができないまま、時間だけが過ぎていく

監督&脚本を手掛けたのは新進気鋭のジェーン・シェーンブルン。そしてA24と共同製作を務めるのが、俳優エマ・ストーンが設立した映画制作会社フルーツ・ツリー。すでに『哀れなるものたち』(23)や『リアル・ペイン~心の旅~』(24)といったオスカー受賞作も生み出している新鋭スタジオで、今回はストーンとパートナーで共同経営者のデイヴ・マッカリーが共に、シェーンブルン監督の脚本に惚れ込んでの参加となった。
また主人公のオーウェン役を演じたのは、2016年のNetflixシリーズ『ゲットダウン』でブレイクを果たし、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(18)や『名探偵ピカチュウ』(19)など大作でも活躍するジャスティス・スミス。そしてクールな年上の女の子・マディ役を『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』(20)などのジャック・ヘヴンが演じている。
今回解禁された場面写真は8点。オーウェンとマディが真っ暗な部屋の中でソファーに座り、毎週土曜日22時半から放送される謎めいた深夜番組「ピンク・オペーク」を食い入るように見る姿が画面から放たれる煌々としたピンクの光のなか印象的に映しだされ、まさに『テレビの中に入りたい』という本作のタイトルを連想させる印象的な1枚や、主人公オーウェンの少年時代の姿、またオーウェンと彼を見つめるマディの、閉塞感漂う雰囲気を感じさせるカットも印象的だ。
さらに物語のキーとなる「ピンク・オペーク」の場面カットも初解禁。印象的なタイトルロゴや、美しい色彩で覆われた空の下、川辺で座禅を組み宙に浮いているように見える女性2人のカット、さらに怪しげに踊る何者かの奇妙なシーンや、カラーチョコをふりかけられたアイスクリームマンの姿など、子どもの頃に見たらトラウマになりそうなショッキングなシーンが散りばめられた、オーウェンとマディを魅了する「ピンク・オペーク」のシーンが映しだされている。
監督&脚本:ジェーン・シェーンブルン(『We’re All Going to the World’s Fair(原題)』)
キャスト:ジャスティス・スミス(『名探偵ピカチュウ』)、ジャック・ヘヴン(『ダウンサイズ』)、ヘレナ・ハワード、リンジー・ジョーダン(スネイルメイル) 共同製作:Fruit Tree(エマ・ストーン制作会社、『リアル・ペイン〜心の旅〜』)
尺:100 分 レーティング: PG12
公式サイト:a24jp.com Xアカウント:@A24HPS
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