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映画『冬冬の夏休み デジタルリマスター版』妻夫木聡、門脇麦、深田晃司(※敬称略) ら各界著名人からの推薦コメント到着!!_ポスタービジュアル&予告編&著名人コメント公開

ホウ・シャオシェン(侯孝賢)が監督を務めた映画「冬冬の夏休み デジタルリマスター版」の予告編がYouTubeで公開中。あわせて、本作を鑑賞した妻夫木聡、門脇麦、深田晃司ら著名人5名からコメントが到着した。

1984年に製作された「冬冬(トントン)の夏休み」は、母の入院をきっかけに祖父の住む田舎に預けられた幼い兄妹の物語。兄の冬冬(トントン)が近所の子供たちと遊びながら日常を過ごす一方、妹・婷婷(ティンティン)は偶然出会った若い女性・寒子と交流を深めていく。ワン・チークアン(王啓光)、リー・シュジェン(李淑)らがキャストに名を連ねたほか、映画監督のエドワード・ヤン(楊徳昌)が冬冬の父親役を担った。

予告編には、冬冬と婷婷が織りなす夏の日々が田園風景とともに映し出される。冬冬が母に寄せる思いや、「眩ゆい光のなかで、世界と出会った」というコピーも収められた。

 

ホウ・シャオシェン監督作「黒衣の刺客」に出演した妻夫木は「ひたむきに生きる冬冬に、胸がキュッと締め付けられるような気持ちになります。大人になった今だからこそ沁みる、淡く美しい静かな成長の物語です」と推薦。ホウ・シャオシェンがプロデュースする「オールド・フォックス 11歳の選択」に参加した門脇は、「夏休み明けに会ったらちょっと背が伸びたなと思ったあの子とか。なんだか雰囲気が少し変わったなと感じた隣のクラスの子とか。夏休みってきっと少し特別で。だから大人になった今もあの頃の私と変わらずこの作品に胸がきゅっとするのだと思います」と語った。深田のほか、ライター・編集者の月永理絵、フランス文学者・野崎歓によるメッセージを後述している。

「冬冬の夏休み(デジタルリマスター版)」は8月1日より東京・新宿武蔵野館、WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)、Strangerほか全国で順次公開される。

妻夫木聡(俳優)コメント

大人になるにつれ、いつしか忘れてしまっていた宝箱を開けた時のような気持ちになった。子供の頃は毎日が冒険。些細なことで喜んだり、悲しんだり、少しずつ成長していく冬冬がとても愛おしい。ひたむきに生きる冬冬に、胸がキュッと締め付けられるような気持ちになります。大人になった今だからこそ沁みる、淡く美しい静かな成長の物語です。

門脇麦(俳優)コメント

夏休み明けに会ったらちょっと背が伸びたなと思ったあの子とか。なんだか雰囲気が少し変わったなと感じた隣のクラスの子とか。夏休みってきっと少し特別で。だから大人になった今もあの頃の私と変わらずこの作品に胸がきゅっとするのだと思います。キラキラやヒリヒリがぎゅっと詰まった何度も観ている大好きな作品です。私も映画館でまた改めて観たいと思います。

深田晃司(映画監督)コメント

すべてが輝く子どもの時間と、それは永遠ではないことを知ってしまっている大人たちの静かな横顔。その対比はこの上なく美しくシンプルで、いずれ終わりを迎えるからこその子ども時代の愛おしさを際立たせるが、それでもなお、それは永遠かもしれないと錯覚させてくれる映画の魔法に息を呑む。名監督は優れた子ども映画を残す歴史の理を証明し続ける一本。

月永理絵(ライター / 編集者)コメント

亀とミニカーとの対決に始まり、迫りくる列車からの救出、そして道路から階段を下り川沿いまであっという間に高低差を詰める追走劇。のどかな田園風景での子どもたちの夏休み、という物語からは想像できない凶暴な活劇の連続に、心踊らずにいられない。

野崎歓(フランス文学者)コメント

清流と緑のただなかで、何もかもが輝かしく愛おしい。
出会いと別れ、やさしさと暴力、誕生と死。夏の日々はすべてを
体験させてくれる。侯孝賢よ、ありがとう!

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