Heritage Auctions Japan株式会社は、2025年7月15日(火)から18日(金)までの4日間、「ハリウッド／エンターテイメント・シグネチャー・オークション」を開催すると発表した。本オークションでは、『スター・ウォーズ』シリーズの撮影用ミニチュアや『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』で使用された鞭など、映画史に名を刻む数々の名作を象徴する貴重なアイテムが出品される。
本オークションには、映画史に燦然と輝く名作から選りすぐりのアイテムが多数登場する。オーソン・ウェルズ監督の傑作『市民ケーン』の「バラのつぼみ（Rosebud）」のそり、セシル・B・デミル監督の壮大な叙事詩『十戒』の石板、そして『007/ユア・アイズ・オンリー』の黄色いシトロエン2CVなど、映画愛好家にとっては見逃せない品々が揃う。
ヘリテージ・オークションズのエグゼクティブバイスプレジデントであるジョー・マッダレーナ氏は、「これは当社にとって過去最大級のエンターテインメントイベントであり、エンターテインメントオークションの歴史においても最も重要なイベントの一つだ」と述べ、出品されるアイテムが単なる小道具ではなく「神話的な存在」であると強調した。
記録的な売上を更新するエンターテイメント部門
ヘリテージ・オークションズは、4年連続で過去最高総売上額を更新しており、特にエンターテイメント部門の成長は著しい。2024年には映画『オズの魔法使』で使用された「ルビーの靴」が3,250万ドル（約48.7億円）で、人気海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のオークションでは2,111万ドル（約31.3億円）の売上を記録するなど、高額落札が相次いでいる。今回の「ハリウッド／エンターテイメント・シグネチャー・オークション」も、同様に高額落札の可能性を秘めており、世界中からの期待と注目が集まっている。
注目の出品アイテム
今回のオークションで特に注目される出品アイテムの一部は以下の通りである。
セシル・B・デミル氏コレクション：巨匠デミル監督の遺作『十戒』で使用された赤い花崗岩の石板や、黄金の子牛など、彼の輝かしい映画製作の歴史を物語る貴重なアイテムが出品される。
『市民ケーン』の「バラのつぼみ（Rosebud）」のそり：長年行方不明とされていたが、ジョー・ダンテ監督によって奇跡的に発見された、映画史に残る謎の象徴であるそりが出品される。
『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』のブルウィップ（鞭）：映画制作陣から当時のチャールズ皇太子に贈呈され、後にダイアナ妃から譲渡されたという由緒ある鞭。ルーカスフィルムによる真正証明がなされており、インディ・ジョーンズ関連の映画小道具の中でも特に重要なアイテムとされている。
『スター・ウォーズ エピソード5／帝国の逆襲』Xウイング･スターファイター撮影用ミニチュア：ルーク・スカイウォーカーの「レッド5」Xウイング・スターファイターの撮影用オリジナルミニチュア。ILMが手がけた視覚効果制作の貴重な現存品であり、『スター・ウォーズ』コレクターにとって最高の宝物となるだろう。
『スター・ウォーズ エピソード3／シスの復讐』ヘイデン・クリステンセン「アナキン・スカイウォーカー」ライトセーバー：接写撮影用に精巧に作られたアナキン・スカイウォーカーのライトセーバー。
『スター・ウォーズ エピソード3／シスの復讐』ユアン・マクレガー「オビ＝ワン・ケノービ」ライトセーバー（ブレード付き）＆ヘイデン・クリステンセン「アナキン・スカイウォーカー」ライトセーバー（ブレード付き）：惑星ムスタファーでの象徴的な決闘シーンで使用されたライトセーバーが出品される。
『007/ユア・アイズ・オンリー』の黄色いシトロエン 2CV：劇中のカーチェイス・シーンに登場する、ジェームズ・ボンドが乗った伝説的な2CV。長年所在不明とされていたが、シトロエン愛好家によって発見されたもので、今回が初のオークション出品となる。
これらのアイテムを含む合計1,000点以上が、今回のオークションで出品される予定だ。ヘリテージ・オークションズは今後もグローバル展開を拡大し、世界中のコレクターとつながりながら、希少価値の高いアイテムを市場に送り出し続けるとのことである。
ヘリテージ・オークションズについて
ヘリテージ・オークションズは、米国最大の美術品・収集品オークションハウスであり、世界最大の収集品オークショニアとして知られている。ニューヨーク、ダラス、ビバリーヒルズ、ロンドン、東京など世界各地にオフィスを構え、200万人以上のオンライン入札会員を擁している。2024年には東京オフィスを開設し、日本語でのサポートも提供している。
詳細については、ヘリテージ・オークションズのウェブサイト（https://www.ha.com/tokyo）を参照のこと。
