原作は、双葉社の「webアクション」にて連載され、話題を呼んだSal Jiang氏による人気ガールズラブ（GL）コミックス。コミックス化もされ、多くの読者に支持されてきた本作は、現代の日本を舞台に、レズビアンカップルの“付き合ったその先”のリアルな日常を描いた作品で、日本のドラマとしては珍しいテーマを扱ったラブコメディとなっている。
今回の舞台は、同棲を始めたカップルの自宅、そして弘子の妹の結婚式のために訪れるスパリゾートハワイアンズ。物語は、恋人である弘子先輩（森）と交際中ながら「まだ初夜を迎えていない」と悩む彩香（加藤）と、酔った勢いで記憶を失い「すでに初夜を迎えた」と勘違いする弘子先輩という、すれ違いながらも愛情あふれるカップルの日常から始まる。
この日は、約1000人のファンがイベントに参加。第1話の先行試写後にはトークイベントも実施され、上映中から歓声があがるなど、会場は盛り上がりを見せた。上映終了時には、大きな拍手が送られる場面もあった。
ファンと共に会場で試写を観覧した森は、観客の反応に「皆さんがどんな気持ちで観てくださっているのかが伝わってきて、思わず涙が出そうになりました。プロデューサーも胸が熱くなっていたようで、嬉しい気持ちでいっぱいでした」と感想を語った。
加藤も、「観客の皆さんと一緒に観ることで、会場の反応から新しい発見もありましたし、嬉しい気持ちになりました」と笑顔を見せ、約1年ぶりとなる続編については、「まさか“2nd Stage”ができるとは思っていなかったので、本当にうれしかったです。またカンナさんと一緒に仕事ができて幸せでした」と喜びを伝えた。
森も「こんなに早く続編が実現するとは思っていなかったのですが、視聴者の方々からのメッセージに背中を押され、挑戦しようという気持ちになれました」と、本作への思いを振り返っていた。
声出しが可能だった第1話の先行上映会では、各シーンで観客の大きな歓声が上がり、会場は大いに盛り上がりを見せた。観客の生の反応に、加藤さんは「一緒に観るからこそ、こんなに楽しんでくださるんだと実感することができ、新たな発見もたくさんありました。本当にうれしかったです」と感想を語った。
同イベント「ドラマフィル『彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる2nd Stage』第1話先行上映＆ファンミーティング“あやひろ夏祭り”」では、共演者である森も、「皆さんがどんな気持ちで作品を観てくださっているかが伝わってきて、プロデューサーの上浦侑奈さんも胸が熱くなっていました。心から感謝しています」と観客への思いを述べた。
1年ぶりの共演を経て、互いに印象が変わった点について話題が及ぶと、加藤は「改めて、カンナさんは本当にご飯が好きなんだと感じました。撮影中に炊飯器を持参されていて、ごはんへの愛を感じました」とエピソードを紹介。「『夜お腹がすいたら食べに来ていいよ』と声をかけていただいたこともうれしくて、またぜひ食べに行きたいです」と笑顔で振り返った。これに対し森さんは「来てくれなかったけどね」と笑いながら返し、会場には和やかな雰囲気が広がった。
森は加藤について、「グループを卒業されて、落ち着いた大人の雰囲気が出てきたように感じました。以前は寝不足で現場に来ることも多く心配していましたが、今はとても元気で、よく話す方だという新たな一面を知ることができました」と印象を語った。
イベントでは、劇中の“幼少期の絵”にちなんで、2人が印象に残ったシーンをイラストで披露するコーナーも実施。加藤さんは、掃除機をかける女性の姿を描き、「第1話の中で、彩香が寝落ちしてしまい代わりに弘子が掃除をする場面が印象的でした」と紹介。さらに、「音声収録の都合で、掃除機の音を避けて棒を前後に動かして演技していたのが面白くて」と当時の様子を懐かしそうに語った。
森は、2人がシートに座っている絵を描き、「ピクニックのシーンが今後登場する予定です。私たちが一緒に暮らし始めたときのリビングに飾られる写真の場面です」と説明。うまく描けなかった足の部分には「人を座らせるのって難しいですね」と笑いを交えながら話した。
また、SNSでも話題になった「ジェスチャー一致ゲーム」では、観客が出題するお題に対し、2人が息を合わせてポーズを披露。さらに、印象に残ったシーンをジェスチャーで表現するコーナーでは、加藤が両手を鳥のくちばしのように合わせて「『行ってきます』のキスシーンなど、“付き合ったあとの日常”が見どころ」と紹介。森は、手を大きく振って歩くポーズを取り、「シーズン1のエンディングを彷彿とさせる帰宅のシーンが印象深いです」と語った。
イベントの終盤には、原作者のSal Jiang氏からのサプライズメッセージが司会者によって代読された。
加藤については、「初めてお写真を拝見したときから、まるで彩香が現実に現れたような印象を受けました。実際にお会いしても、その自然な姿から多くのインスピレーションを得ることができました」と述べ、「シーズン2では、彩香が成長を模索する難しい描写もありましたが、真摯に役に向き合っていただけて感謝しています」と称賛の言葉が贈られた。
森についても、「シーズン1の現場で、弘子先輩に彩香が恋するシーンを拝見した際、その後ろ姿に思わず見惚れてしまいました」と印象を振り返り、「シーズン2の制作段階でもアイデアをくださり、キャラクターを深く理解して演じてくださったことに感動しました」と感謝が綴られた。
森は「先生のことを“お母さん”と呼んでいるのですが、その“お母さん”が大切にしている作品を大切に演じたいという気持ちが強くありました。そんな中、あたたかい言葉をいただけて、とても嬉しかったです」と語った。
加藤も「彩香という役を通じて、自分の人生が大きく変わりました。感謝の気持ちでいっぱいです。先生がこれから描いてくださる彩香ちゃんも楽しみにしています」と笑顔で応えた。
最後に、森は「遠方から来てくださった方々、配信をご覧くださっている皆さん、皆さまのおかげでシーズン2が実現しました。本当にありがとうございます。『あやひろ2』、きっと楽しんでいただけると思います」と感謝の言葉で締めくくった。
加藤も「SNSなどで皆さんが盛り上げてくださっていることが本当にうれしいです。こうして一緒に第1話を観ることができて、とても楽しい時間でした。今後の展開も楽しみにしていてください」と呼びかけ、イベントは和やかな雰囲気の中、幕を閉じた。
ドラマフィル『彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる 2nd Stage』 は2025年6月26日（木）より順次放送開始（全6話）
【放送】
MBS 6月26日より毎週木曜25:29～
テレビ神奈川 6月26日より毎週木曜 25:00～
テレ玉 6月30日より毎週月曜 24:00～
群馬テレビ 7月1日より毎週火曜23:30～
とちテレ 7月2日より毎週水曜22:30～
チバテレ 7月3日より毎週木曜 24:30～
【配信】
FOD見放題にて独占配信
TVer、動画イズム 見逃し配信1週間あり
