公開記念舞台挨拶
日程:6月14日(土)
場所:ヒューマントラストシネマ渋谷
登壇:本田望結、恒松祐里、瀧 七海、寺坂頼我、大川泰雅、永江二朗監督
6月14日には、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で本作の公開記念舞台挨拶が実施され、主演の本田望結さんをはじめ、共演の恒松祐里さん、瀧七海さん、寺坂頼我さん、大川泰雅さん、そしてメガホンを取った永江二朗監督が登壇しました。
公開初日となった6月13日の観客動員数は、前作の初日を上回ったとされており、主演の本田は「公開はゴールではないですが、やはりその瞬間に達成感を感じてしまうこともあり、“ここからがスタートだ”という思いで臨んでいます」と現在の心境を語りました。また、恒松さんも「前作は口コミで観客が増えていった印象がありましたが、今回もさらに多くの方に届けばうれしいです。SNSでも“人生ベスト”と感想を書いてくださる方がいて、本当にありがたいです。多くの方に楽しんでいただける作品になっていると感じています」と手応えを口にしていました。

さらに、永江二朗監督は舞台挨拶の中で、「続編の制作には3年という時間をいただき、その間ずっと“絶対に面白い作品にしたい”という強い気持ちで向き合ってきました。その思いがようやく形になり、今こうして公開を迎えられたことに感無量です」と、作品への思いと喜びを語りました。
続いてキャスト陣は、それぞれが演じた役どころについて改めて紹介しました。
主演の本田は、「前作では異世界に取り残された主人公・明日香が元の世界に戻ったところで物語が終わっていましたが、今作ではその3年後が描かれています。あまり詳しくは言えませんが、一言で言うと“みんなを助ける存在”としての明日香の姿に注目していただきたいです」と話し、途中で冗談を交えつつ会場を和ませました。
また、恒松は「私は、前作で明日香を助けようとしたものの、自らが異世界に取り残されてしまった堤春奈を演じています」と微笑みながら紹介。瀧七海さんは「私が演じる葉山凛は、佐藤江梨子さん演じる葉山純子の姪で、“きさらぎ駅”から帰還した人物です。凛がどのように戻り、その後どのように過ごしてきたのかという点に注目していただけたら嬉しいです」と語りました。

寺坂は「前作に続いて、控えめな性格の青年・飯田大輔を演じました。今回の物語でどのように登場し、どんな役割を果たしていくのかも楽しみにしていただければと思います」とコメント。

さらに、今回がシリーズ初登場となる大川泰雅さんは、「僕が演じるハヤトは、深く考えずに行動する少し抜けたところのあるキャラクターですが、どこか憎めない存在として演じました」と、役柄への思いを笑顔で語りました。

作品の見どころについて話題が及ぶと、本田は「詳しく話すとネタバレになってしまうので…まずは予告編をご覧ください」と笑いを誘いながらも、「今作ではアクション要素が非常に多く、本格的なアクション監督の指導のもと、かなり体を使った撮影に臨みました」と、見応えのあるシーンが多いことを明かしました。
恒松もアクションへの注目を呼びかけ、「前作では私が一人で奮闘する場面が多かったのですが、今回は明日香も一緒に戦う形になっています。力を合わせて立ち向かう“ガールズパワー”のアクションをぜひ楽しんでいただけたら」とアピール。それに対して本田さんは、「前作では春奈が戦う姿を横から見ていただけでしたが、今回は私も一緒に“石を持っている”ので…もしかしたら、殴る場面もあるのかも? どうでしょうね」と冗談交じりに話し、会場の笑いを誘っていました。
瀧は本作の見どころについて、「アクションシーンはもちろんですが、新たに登場する“きさらぎ駅”のメンバーたちが、これから異世界でどのように行動し、どのようにこの世界を乗り越えていくのかにぜひ注目してほしいです」と語り、作品の展開への期待感を示しました。

寺坂は、自身が演じる役について「大輔はすごく不憫な役どころなんです。今回もどんな形で“気の毒な目”に遭うのかを楽しみにしていただければ」と笑顔で語ると、恒松祐里さんも「本当にかわいそうすぎて泣けそうだよね」と共感を寄せ、会場に和やかな笑いを誘いました。
また、大川は「自分の初登場シーンはぜひ見ていただきたいです」とコメント。恒松さんから「どういうことやるんだっけ?」と話を振られると、大川は胸ポケットからホスト名刺を取り出して観客の笑いを誘いました。MCから「それは自前のものですか?」と尋ねられると、「小道具です。スタッフの方がわざわざ作ってくださって、今日持たせていただきました。本当にありがたいです」と感謝の気持ちを述べました。その様子を見ていた本田望結さんは、「お客さんは盛り上がってくださっていますが、私たちはもう何度も見ているので…」と冗談を交えて会場を笑わせる一幕もありました。
永江監督は、物語の構成について「キャストの皆さんが話すのに苦労しているのも、その多くがネタバレにつながってしまうからなんです。この映画は、冒頭からラストまでがすべて見どころとも言える構成なので、内容について多くは語れませんが、“ネタバレできない映画”という点が、最大の見どころとも言えるかもしれません」と作品の魅力を強調しました。
また、2024年の夏に行われた撮影についての思い出を尋ねられると、本田は「本当に楽しかったです」と関西弁で即答。「毎朝起きるのが楽しみで、夜寝る前も“明日もまた楽しい撮影がある”と思えるような毎日でした。みんなで…あっ、“みんなで力を合わせる”ってネタバレになりますかね?」と一瞬言葉を選びつつも、「撮影は本当にみんなで力を合わせて臨んだ現場で、心から楽しかったです」と充実した表情で振り返っていました。
続けて撮影時のエピソードについて話題が及ぶと、恒松は「とにかく望結ちゃん(本田さん)が本当に“晴れ女”で、台風の予報があった日も彼女がいる間は天気が持ちこたえて、いなくなった日から雨が降り出したんです」と振り返りました。本田が「晴れ女です!」と笑顔を見せると、恒松は「本当に助かりました。撮影スケジュールがタイトだったので、感謝しかないです」と笑顔で応じ、現場の雰囲気の良さがうかがえる一幕となりました。
また、「前作から3年後」という本作の設定にちなみ、「自身の3年後」についても語られました。
本田は「私にとって3年後は、芸能活動を始めてちょうど20年目の節目になります。節目の年に、これまでやりたかったことや目標を一つでも多く実現できていたらいいなと思います」と語ったうえで、「『きさらぎ駅』をやって3年後に『きさらぎ駅 Re:』ができたので、次は『きさらぎ駅 Re:Re:』が実現できたらうれしいですね」と、さらなる続編への期待を口にしました。「監督がおっしゃっていたんですが、こういうのは“言ったほうが叶う”そうなので、監督がいる場でどんどん“3作目をやりたい”と言っておこうと思います」と笑顔で締めくくりました。
恒松は、「私は今年27歳になるので、3年後はちょうど30歳になります。15歳のときに30歳の先生と15歳の生徒という設定の作品に出演した経験があるので、その時に共演した方々と、30歳になった自分がまた一緒に作品を作れたら素敵だな、という夢があります」と、役者としての未来に思いを馳せました。
瀧は、「これまでもさまざまな理想や目標がありましたが、この作品を通じて、特にアクションに挑戦したいという気持ちが強くなりました。本田さんと恒松さんのアクションシーンがとてもかっこよかったので、私も今後もっと頑張っていきたいです」と力強く意欲を語りました。
寺坂は、「本作の撮影が終わったときに、本田さんが僕たち全員に『続けてきてくれてありがとうございます』と声をかけてくださったんです。その言葉がとても心に残っていて、そういう言葉をかけられる関係性や環境があること自体がすごくありがたいと感じました。だからこそ、僕自身も3年後も活動を続けていて、誰かにそうした感謝の言葉を届けられるようになっていたいです」と、丁寧に思いを語りました。
大川は、「僕はTikTokやYouTubeもやっているんですが、もともと役者になりたくて発信を始めました。そうした活動を続けた結果、『きさらぎ駅 Re:』に出演することができたので、これからも努力を重ねて、もっと映画やドラマの世界で活躍できるようになりたいです」と、これからの抱負を明かしていました。
永江二朗監督は舞台挨拶の終盤、今回の続編制作に3年を要したことに触れながら、「ぜひ次回作も3年後に…」と、さらなる続編への意欲をにじませました。これに対して本田望結さんが「大丈夫ですか? 記者さんがたくさんいますよ」と声をかけると、永江監督は「言っちゃいましたかね?」と冗談交じりに返し、会場の笑いを誘いました。そして改めて、「3年後にまた皆さんと再集結できたら、これほど嬉しいことはありません。大ヒットを達成できれば、次の展開も現実的になりますので、応援をよろしくお願いします」と、観客に向けて期待と感謝の気持ちを述べました。
最後にPRコメントを求められた本田は、「今日の舞台挨拶ではネタバレはしていないと思うので、ぜひ最初から最後まで安心して楽しんでいただけると思います」と笑顔で呼びかけ、「実は、私たちは皆さんがSNSなどに投稿してくださる感想を本当によくチェックしています。私の目にも届くくらいの勢いで、たくさん拡散していただけるとうれしいです。楽しんでください!」と観客にメッセージを送り、イベントを締めくくりました。
【タイトル】きさらぎ駅 Re: (きさらぎえき・り)
【公開日】2025年6月13日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、イオンシネマほか全国ロードショー
【出演】本田望結
芹澤興人 瀧七海 寺坂頼我 大川泰雅 柴田明良 中島淳子
奥菜恵 / 佐藤江梨子
恒松祐里
【監督】永江二朗
【脚本】宮本武史
【企画・制作】キャンター
【配給】イオンエンターテイメント
【製作】「きさらぎ駅 Re:」製作委員会
【コピーライト】©︎2025「きさらぎ駅 Re:」製作委員会
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