【日 時】2025年6月6日(金) 19:15~19:45(30分間) ※上映後舞台挨拶
【会 場】新宿バルト9
【登壇者】新しい学校のリーダーズ(KANON・SUZUKA・RIN・MIZYU)※敬称略
結成10周年を迎える「新しい学校のリーダーズ」のライブ&ドキュメンタリー映画『青春イノシシ ATARASHII GAKKO! THE MOVIE』が、ついに6月6日(金)に公開を迎えた!
初日となったこの日)、東京・新宿バルト9で開催された舞台挨拶には、新しい学校のリーダーズのKANON、SUZUKA、RIN、MIZYUが登壇。公開を待ちわびたファンを前に、ライブの裏側やドキュメンタリーパートのエピソードなどが語られた。

ついに本作が全国公開を迎えた心境を尋ねられると、SUZUKAは「初めての体験なので感慨深いですし、どういう感情で処理すればいいか分からないですけど、新しい学校のリーダーズが実際に存在しているという姿をスクリーンでお届けできるのがすごくうれしくて、光栄の極みでございます」とうれしそうに話し、ライブではなく舞台挨拶でマイクを握っていることについては「ファンのみんながいるから歌いたくなっちゃうし、踊りたくなっちゃう」とコメントして観客から歓声を浴びたが、「今日はおとなしく我慢します」と自制した。
また、この日の朝に4人で劇場を貸し切って本作を見たそうで、RINは「冒頭から涙が出過ぎてしまって、何回、自分は泣くんだろうって面白くなってきて数えていたんですけど、合計33回泣きました」と告白し、「今ここに登壇した瞬間、ファンのみんなの歓声を浴びて、またウルッときました。34回目です」と笑顔を見せた。
KANONは「まだ感情を処理しきれていないんですけど、日本でも世界でもライブをしていて、4人で毎日過ごす中で、いつも幸せだなと思いながら活動しているんですけど、映画を観ると改めて今が当たり前じゃないんだなということと、ここに集まってくれている皆さんも、ほかの場所で映画を観てくださっている皆さんも、私たちのことをいつも愛してくれているんだなとうれしい気持ちになりました。いつもありがとうございます」と感謝した。
そして、それぞれ好きなシーンを尋ねられると、MIZYUは「ツアーが全部終わった代々木第一体育館のライブのあとの1番たぎったままのそれぞれがインタビューを受けている姿」と答え、「自分自身もそうだし、他のメンバーからも滲み出るオーラが青春そのもので、温かくて生々しいドキュメンタリーの感じが私は好きでした」とにっこり。
SUZUKAは「ライブ前とかライブ後の私たちの姿だったり、興奮しすぎてどこに行けばいいか分からない状態を、ファンのみんなに見てもらえるというか、見られて、それをみんながどういうふうに感じ取ってくれるんだろうっていいハテナだったんですけど、私たちのライブ前後はあんな感じでアップしたり興奮しているのを映画で感じ取ってくれたらうれしいですね」とアピールした。
RINは「ファンのみんなに会いに行けた瞬間と、ファンのみんなからのメッセージをテレビで見ているとき」と答え、「本当に感慨深い気持ちになって、一人ひとりに物語があって、私たちのライブを観にきてくれて、一緒に楽しい空間を作り上げてくれているというのをひしひしと感じまして、ライブだけじゃなくていろんな応援してくれているパワーが私たちの糧になって1つの映画になったなと思うので、これは皆さんの映画でもあると思います」と目を輝かせた。
これにSUZUKAは「10年前はこんなにファンのみんなとの関係が築けて、“部長”みたいな存在になるなんて想像もしてなくて、自己満で一生を終えるのかなと思っていたけど、ここ2・3年でどんどんファンのみんなが増えて、このドキュメンタリーを通して、ファンのみんながライブに意図を初めてちゃんと知れて、あんたらこんな人生を生きていて、こんなふうに思って行動してくれたんやって。それであのライブの瞬間に全力で青春してくれてるんやと。やばい気は感じていたけど、具体的なディティールをやっと知れて、“こちとら部長をやらせてもらいますよ、猪突猛進もっとやるわよ”というような気持ちにあなたたちがさせてくれました、ありがとう」と熱く語った。続けて、同じ質問にKANONは「いま泣いている方がいて、もらい泣きしそう……。はい!」と涙を我慢し、多くを語れなかった。

さらに、本作ではファンとの触れ合いが多く描かれているが、自身にとってファンとはどういう存在か尋ねられると、KANONは「SUZUKAが言っていたように、何年か前の私たちは、自己満で私たちが楽しいことをやってきたんですけど、私たち4人の自己満から少しずつ輪が広がっていって、4人が楽しければいいと思っていたものが、みんなにも楽しんでほしいと思えるようになってきて、私たちから出るエネルギーをいつも素直に受け取ってくれて、その循環で私たちは成り立っているなと思っています。大切な存在です」と笑顔で語った。

SUZUKAは“快適なベッドであり、私のエクスタシー原点”と答え「進化したら皆さんも楽しんでくれるし、自分自身も楽しみたいので進化したいんですけど、たまにありのままの自分ってなんだっけって忘れちゃうんですよ。だけど、ファンのみんなが自分のありのままの姿を思い出させてくれる、快適なベッドみたいな(存在)。実際にダイブしたときに物理的にもベッドになってるけどね(笑)」とちゃめっ気たっぷりに笑い、「ニュートラルな状態でステージに上がると、みんなが叫んでくれて、頭の中が“ポーン”って。“OK。あんたらがそう来るなら、こちとらこう行きますよ”みたいな、私の脳内の“ポーン”をみんなが与えてくれて、最近は自分自身で持っていくんじゃなく、みんながボルテージを上げてくれるから、毎回ライブはあんたらにお任せするよという気持ちです。なので、快適ベッドであり、私のエクスタシー原点」と胸の内を明かした。
MIZYUは本作を観て“青春の仲間、同士”だと思ったそうで「私たちは皆さんにお会いするときはステージ上にいるから、“観にきてる、見せにいっている”という差があるかなと思うんですけど、ステージを降りれば、みんなと同じ人間で、葛藤があって悩みがあって、それを乗り越えて新しい自分に出会って、というのを繰り返していて、その仲間がここにいるから私たちは乗り越えていけて、さらにその仲間が広がってきていて」としみじみと語り、もしメンバーになっていなかったとしても、絶対に新しい学校のリーダーズを好きになっていたと言い、「考え方1つで物事の捉え方がガラッと変わったりして、それはリーダーズである私自身も、リーダーズとして生きているから見つけられた人生の道の形だったりするので、それを(ファン)それぞれの受け取り方で受け取ってくれていると今回感じました。だから、道のりだったり、考え方は違うけど、目指しているところは一緒なのかなとか、原点も一緒なのかなとか、そんなふうに感じます。だから青春の仲間であり同士だと思っています」と力強く語った。

RINは「いろんな感情も、みんなに対する愛もすごく強くて、それはお互い様だと思うんですけど、細胞の光という感じがしています」と表現し、「私たち4人でも『細胞、一緒だよね』って話をよくするんですけど、それをファンのみんなにも感じるし、近い細胞を持っている青春の仲間だと思っていて、細胞を共有しているんじゃないかってくらい、遺伝子レベルで何か繋がっているものを感じるときもあるし、私たちが放つエネルギーだったり、パワーを光に変えてくれるのはファンのみなさまだなと思うし、私たちだけじゃなくてファンのみんな一人ひとりも個性が輝いているし、だからみなさまは細胞の光です」と声を弾ませた。

最後に、本作のタイトルにちなみ、今、「猪突猛進」していることはあるか聞かれると、KANONは「チョコが食べたいと思うと猪になります。チョコに向かって日々、猪突猛進しています」と答えて会場の笑いを誘い、SUZUKAは「わしはファンのみんなのところにダイブするときは猪突猛進だべ。絶対に受け止めろよ!」とコメント。MIZYUは「ずるいかもしれないんですけど、新しい学校のリーダーズに猪突猛進しています。ほかの道に行くすべも余裕も理由もないです。リーダーズが大好き」と言葉に力を込め、RINは「食欲(笑)」と吐露して観客を笑わせた。



新しい学校のリーダーズ / ATARASHII GAKKO!
自称”青春日本代表” パワフルなダンスを武器に、全曲メンバー振り付けで構成されたライブが、一昨年に旅館で食べた出来立ての茶碗蒸しより熱いと支持され、アジアのカルチャーを世界に発信するレーベル88risingより2021年世界デビュー。それ相応のざわつきを生み出し続け、気がついたらば、レコード大賞で優秀作品賞を受賞し、2023年紅白歌合戦のトップバッターを飾るなど知らぬ間に成長を遂げる。2024年4月にはアメリカ最大級の音楽フェス「Coachella Valley Music and Arts Festival2024」Gobi ステージにて大トリを務め、その後ヨーロッパ・アジア・北米の26都市を巡る「World Tour 」を敢行し、延べ65,000人が来場、各地にて大盛況を収める。そのワールドツアーで披露した熱量、ライブパフォーマンスをさらに磨きをかけ、2024年11月より、7ヶ所全13公演の過去最大規模となる日本凱旋ツアー「NIPPON Calling Tour 2024」を開催。
出演:新しい学校のリーダーズ(KANON/SUZUKA/MIZYU/RIN)
監督:清水恵介
製作総指揮・監督:オ・ユンドン
製作:CJ 4DPLEX Japan
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
2025年/日本
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