映画

『惑星ラブソング』東京特別上映会

東京特別上映会
日程:6月2日(月)
場所:シネマート新宿
登壇:曽田陵介、秋田汐梨、チェイス・ジーグラー、八嶋智人、時川英之監督

終戦80年になる現代の広島を舞台にアメリカ人観光客と広島の若者たちが出会い、過去と現在が交錯する不思議な物語、映画『惑星ラブソング』が6月13日(金)に全国公開となります。

この度、本作の全国公開に先駆けて、【東京特別上映会】が行われ、
主人公・モッチ役で本作が映画初主演となる曽田陵介、モッチの幼馴染のアヤカを演じた秋田汐梨、謎めいたアメリカ人観光客ジョンを演じたチェイス・ジーグラー、UFO博士役の八嶋智人、時川英之監督が登壇。広島での大ヒットを受けて迫りくる全国公開に向け、熱い意気込みを語っていただきました!

お客様にご挨拶。それぞれ、お越しいただいた方に感謝の言葉を述べました。ロサンゼルスを拠点に活躍しジョン役を演じたチェイス・ジーグラーは通訳を付けて登壇するも、一声目は日本語で「私はチェイス・ジーグラーです。はじめまして」と日本語でご挨拶。温かい拍手が送られました。その後、八嶋がチェイスを真似して、片言の日本語で「ワタシハ、UFOハカセデス。ミルマエダカラ、イロンナコトイエナイデスガ、キョウハ、ヨロシクオネガイシマス!」とコメントし会場を笑わせ盛り上げました。

本日が東京で初めての上映となるため今の率直な感想を聞くと、曽田は「今作が初主演で、座長をやらせていただいて、広島の方やスタッフ、キャストの方々、皆さんと作った作品がこうやって東京で上映されるのは本当に嬉しく思います」と喜びを伝えました。秋田は「撮影したのが昨年の3月で広島の映画祭でも昨年から上映されていたりしてやっと東京で皆さんに見ていただけるので、ついにこの時が来たなって感じがします」と高揚した気持ちを明かしました。チェイスは「うれしいです!!」と練習したという日本語で喜びを伝え、「東京に来れて、すごく嬉しい気持ちです。東京での上映までに時間もかかったので、これからもっといろんな方に見ていただくのが本当に楽しみです」とコメントしました。八嶋は「広島と広島以外の人がこの映画を見るのは少し感覚が違うのかな?と思っています。広島の方々からは先行で上映していて、見て良かったなという感想をいただいているので、東京や全国の方がこの映画を見て、平和というものをどういう風に考えてその未来に繋げていくのかを、この映画を基に皆さんが宣伝して育てていっていただけたら嬉しいです」と本作への想いを伝えました。時川監督は「僕は広島生まれ、広島育ちで東京でも長く暮らして、ここ10年ぐらいは広島に住んでいるんですが、僕たちが知っている平和についてのことなどを盛り込んだりして作りました。この作品が問われるのは広島から外に出た時だと思うので、今も国際映画祭にも入ったりして、海外の人にも響いていると思うので、しっかり押し出していきたいです」と意気込みを伝えました。

続いて自身が演じた役に関して質問されると曽田は「モッチという、やりたいことがなかなか見つからずに悶々としている大学生を演じさせていただいて、僕も大学4年間広島で過ごしていて、やりたいことがあんまりなかったんです。就職して何の仕事に就いて…一生やっていける仕事ってなんだろうとか、先の決まっていない未来を考えるのが苦手なので。でもこの仕事もそっか…」と思わず振り返ると八嶋から「どういうこと?見逃さないよ(笑)」と突っ込まれるも「大学の時に就活していた時期に、この仕事でいいのかなと考えていたので、多分モッチも同じことを考えていて、そこで僕にはちょっとできないってあきらめたりするところが似ているので、等身大で演じました!」と自身と役が重なっていたことを明かしました。秋田は「アヤカは海外留学を目標に持っていて、その目標に突っ走っていてモッチや周りも巻き込みながらそこに向かって走っている女の子です。天真爛漫でハツラツとしていた女性で私も似ているなってところがあります。私がこのお仕事を始めたきっかけがモデルなんですが、この雑誌のモデルになりたいと思ってオーディションを受けても落ちてしまって、次の年にもう一回受けてそこで受かって今があるので夢に向かって諦めずに突っ走るのは似ていると思いました」と自身の経験を交えて説明しました。チェイスは自身の役を「ジョンはミステリアスな人です。映画を見るまでお楽しみの方にしていただいて、アメリカ人で日本を旅していて、その先に何があるのか映画を通して見ていただけたら嬉しいです」と謎めいた役どころであることを強調し、その詳細は映画で楽しんでほしいと伝えました。八嶋は「UFO博士で、僕だけ役名がありません(笑)。純粋な男であるということは伝えておきたいです。あとは、映画の中でいくつか演説をしたりするシーンがあるんですが、あれは全てアドリブです!なので、ちゃんと見ておいてください。すごい頑張ったんだなって思ってください」とアピールしました。

昨年の春ごろに撮影をしていて、その時の印象的なエピソードを聞くと、曽田が「八嶋さんがごはんに連れて行ってくださって!」と切り出すと、それに合わせて八嶋も「そういうのいいね、もっと!」と反応し会場を笑わせました。続けてみんなで食事に行ったことも明かされました。八嶋が「私が14年くらい広島で番組(「そ~だったのかンパニー」テレビ新広島ほか放送)をやっていまして、月に1回広島に行くので知り合いのお店などあるので、せっかくだからみんなでいきました。時川監督は台本にないことを「ちょっと、やってみて!」とか軽はずみで現場で言う時があるので、そのためにはコミュニケーションとっておいた方がいいかなって思ってみんなでご飯に行きました」と真相が明かされました。さらに、八嶋が後から現場に合流すると曽田とチェイスが、曽田は英語が喋れないと言うも二人で楽しそうにコミュニケーションを取っていたことも明かされました。秋田は英語を使う役を演じていることもあり、英語について質問されると「英語は話せないです」と答えるも、秋田は広島弁も新しい言語への挑戦だったものの「広島弁も関西出身だからか、方言になじみがあるからか、そんなに苦戦しませんでした」と明かすと、時川監督からも「広島弁は難しいんですが(方便士の方の録音を)聞いてすぐコピーできるので、英語も見てもらえばわかりますが喋っている人のようだったので、耳がすごく良いんだと思います」と絶賛しました。

さらに、ポスターのビジュアルが星を見上げていることもあり、“もしも願いが1つ叶うなら何を叶えたいですか?”との質問に曽田は「この映画がヒットして、僕が賞をとったり」というと、すかさず八嶋が「僕が!みんなじゃなくて(笑)」と突っ込みを入れ会場を笑わせました。秋田は「家族みんなで住みたいです」と一人暮らしをしているので両親や姉とまた家族四人で一緒に暮らしたいとコメントしました。

さらに6月14日(土)、15日(日)にも公開記念の舞台挨拶があることが告知され、会場からも喜びの拍手が贈られました。
最後に曽田からご挨拶。「本作は平和が大きなテーマとなっていますが、恋愛やコメディなどいろんな要素が入っているので、いろんな視点から楽しめます。平和を知る入り口として、あまり構えずに見ていただけたら嬉しいです。楽しんでください!本日は、ありがとうございました」と作品のアピールと来場者へのお礼を伝え、舞台挨拶は幕を下ろしました。

『惑星ラブソング』

物語
ひとつの歌が導くのは―愛と平和を探す不思議な旅
ある日、広島の若者モッチとアヤカは、謎めいたアメリカ人旅行者、ジョンに出会い、広島の街を案内することになる。ジョンには奇妙な力があり、街の至る所で何かを見つけていく。一方、小学校で広島の歴史を学び怖くなった少年ユウヤはその夜夢を見る。夢の中の少女はユウヤを戦時中の広島へと誘う。彼らに起こる不思議な物語は混ざり合い、一つの大きな渦となる。広島の過去と現代が交錯し、幻と現実が融合し始める。やがて忘れられていた歌が街に響き、人々はひとつの奇跡を見つめる。広島から放つ愛と平和のファンタジー。

キャスト
曽田陵介 / 秋田汐梨 Chase Ziegler 八嶋智人
西川諄 Raimu 谷村美月 佐藤大樹(友情出演) / 川平慈英
さいねい龍二 塚本恋乃葉 西村瑞樹 キコ・ウィルソン 松本裕見子 田口智也 HIPPY

スタッフ
監督・脚本・編集:時川英之
プロデューサー:時川英之 横山雄二
特別協賛:みどりグループ
協賛:オタフクソース モースト 津谷静子 にしき堂 やまだ屋 プローバホールディングス ウメソー 広島電鉄
生活協同組合ひろしま Y-HOTEL薬研堀 ボートレース宮島 ひろぎんホールディングス フューレック
後援:広島県 広島市 広島市教育委員会 広島ユネスコ協会 国連ユニタール協会 鶴学園 広島大学
配給:ラビットハウス 宣伝:ブラウニー 協力:広島フィルムコミッション
企画・制作:TimeRiver Pictures
製作:「惑星ラブソング」製作委員会
©映画「惑星ラブソング」製作委員会