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「第62回ギャラクシー賞贈賞式」杉咲花さんがテレビ部門個人賞を受賞

女優の杉咲花さんが、優れた放送作品や個人に贈られる「第62回ギャラクシー賞」(主催:放送批評懇談会)のテレビ部門個人賞を受賞し、6月2日に東京都内で行われた贈賞式に出席しました。今回の受賞は、昨年放送されたドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(フジテレビ系)および「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)における演技が高く評価されたことによるものです。

「こんなにも素敵な賞をいただけるとは思っていなかったので、とても驚きました。『神は細部に宿る』という言葉を信じて取り組んできた日々が間違っていなかったと思うと、ほっとしています」と笑顔で喜びを語りました。

さらに、「純粋に良い作品を作りたいという思いで集まった大切な仲間たちとの出会いは、自分にとって大きな財産です。この2作品をお引き受けする際に、力強く後押ししてくださった事務所の社長にも感謝の気持ちを伝えたいです」と続けました。

当日は、ドラマ「アンメット」の米田孝プロデューサーも会場に駆けつけ、作品にまつわるエピソードを振り返りました。「第9話のラストシーンでは、ミヤビ役の杉咲さんと三瓶先生役の若葉竜也さんの対話シーンを、約15分にわたる長回しで撮影しました。そのシーンにたどり着くまでに、杉咲さんとは多くの対話を重ねました。杉咲さんの演技を一言で表すのは難しいですが、あえて言えば“自然体”。脚本の先を知っていても、その人物たちが今後どんな会話をするのか気になってしまうような、リアリティに満ちたお芝居がとても印象的でした」と語りました。

今後挑戦してみたい役柄については、「幼稚園か小学校の先生を演じてみたい」とコメント。その理由として、「自分にもかつてあったかもしれない素晴らしい感性に触れたり、学ばせていただくことがあるのではと感じている」と述べました。

なお、テレビ部門の大賞には、伊藤沙莉さんが主演を務め、日本初の女性法曹をモデルにした主人公の生涯を描いたNHK連続テレビ小説「虎に翼」が選ばれました。