映画『行きがけの空』が7月25日(金)よりイオンシネマ小樽にて先行上映、8月1日(金)より新宿 武蔵野館他全国順次公開に決定しました。
メガホンを取ったのは、NHKを経て、映画やテレビドラマの演出に携わる西谷真一監督(NHK連続テレビ小説「あさが来た」、映画『花』など)。変えようのない自分の過去や自身では解決できないことに葛藤する人間の心の襞を丁寧に描く。
主人公の望月建斗を演じるのは、三浦貴大。過去と向き合うなかで揺らぎつつも、未来を諦めかけている少女の夢を応援する男を演じる。ダンスの才能をもつ高校生の星野美歩を演じるのは、服部樹咲。母の死により人生が一変するが、建斗の励ましにより前に進む決意をする。建斗の妻・涼子には菜 葉 菜。思い悩む夫の背中を押し、どんな結果になろうともそれを受け止めようとする優しい女性。だが自身は末期がんを患っている。
ほか、片山友希、草野康太、藤丸千、大高洋子 等が出演しています。
公開情報解禁にあわせてポスタービジュアルと予告編が解禁となります。
■三浦貴大さんコメント(望月建斗 役)
作品に入る前までキャラクター造形に悩み続けました。
しかし、実際に小樽での撮影が始まるとロケ地や、共演者に助けられ自然と映画の中に入っていくことができました。
撮影は数年前になりますが、思い出に残る作品です。
劇場で公開され、皆様に見ていただけるのが非常に楽しみです。
■服部樹咲さんコメント(星野美歩 役)
3年前、中学3年生の頃に撮影した映画が公開されることになり、少し恥ずかしい気持ちもありますがそれ以上に嬉しく思います。
この撮影を通して自分は踊っている瞬間が好きなんだと改めて感じました。
さまざまな葛藤を抱えながらも、踊っている時だけはすべてを忘れてのびのびと自由でいられる。
踊りに助けられながら生きている美歩の姿に自分自身と重なる部分がたくさんありました。是非劇場で見届けていただけたら嬉しいです。
■菜 葉 菜さんコメント(望月涼子 役)
短い期間での撮影でしたが、小樽という素敵な街で、皆さんと作りあげた優しくて温かい物語。 その日々は今でも楽しい思い出です。
三浦貴大さんとのお芝居は何だかとても心地よく、夫婦役としてその空気感の中、自然体で居させて頂けたことは役者としてとても幸せな時間でした。
どうか、この物語が沢山の方に届きますように。
■西谷真一監督コメント
夜空に今輝く星は、すでに寿命が尽きているかもしれない。
けれど、その光は時を越えて届き、私たちと今を生きている。
空は人の喜びも悲しみも知っている。
誰かと出会い、別れ、生きた証が空に刻まれる──そんな時間を小樽という街が包み込んでくれた。
俳優たちは脚本の上で、それぞれの生を見事に舞ってくれた。
生と死のはざまで、懸命に前を向こうとするすべての人へ。この映画が、あなたの空と交差する瞬間になりますように。
物語
小樽で暮らす高校生・星野美歩は、母の遺品整理中に古い携帯電話を発見する。そこには、若き日の母と見知らぬ男性──東京で舞台俳優として活動する望月建斗の姿があった。母の死をきっかけに自らのルーツを知りたいと願った美歩は、思い切って建斗に手紙を送る。数日後、建斗は小樽を訪れ、ふたりは母・深雪の過去について語り合う。だが、語られる記憶は、必ずしも美しいだけのものではなかった。母の元恋人、義父の暴力、知られざる過去──そして、自分の本当の父親は誰なのか。DNA 鑑定の結果、美歩と建斗の間に血のつながりはないことが
明らかになる。それでも建斗は、美歩の未来を支えたいと手を差し伸べる。孤独と痛みに満ちた日々を抜けて、美歩は初めて“自分の意志で進む道”を選びはじめる。 夢に向かって──自らの力で。
出演:三浦貴大 服部樹咲 菜 葉 菜
藤丸千 大高洋子 神村美月 茂手木桜子 / 片山友希 草野康太
監督:西谷真一
製作:株式会社リバーストーン・ワールド 日本信達株式会社 「行きがけの空」フィルムパートナーズ
エグゼクテイブプロデューサー:石井秀幸 企画プロデュース:川口義宏 西谷真一 加賀恵美
脚本:田中晶子 音楽:谷口尚久 撮影:岡本和大 照明:川井稔 録音:照井康政 効果整音:紫籐佑弥
編集:小林由加子 助監督:川原圭敬 ラインプロデューサー:山口清威 プロデューサー補:植地美鳩
制作:小松広季 カラリスト:池田圭 衣装:北村彩子 メイク:紺谷恵利 題字・ポスター撮影:藤原新也
共同配給:T-artist/アークエンタテインメント
2025:日本:カラー:100分:DCP5.1ch:アメリカンビスタ ©2024「行きがけの空」フイルムパートナーズ 映倫レイティング:G
©2024「行きがけの空」フイルムパートナーズ