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10/10公開の新作ドキュメンタリー映画『バレンと小刀 時代をつなぐ浮世絵物語』予告編&ボスタービジュアル完成_

松本貴子監督(『≒草間彌生 わたし大好き』『氷の花火 山口小夜子』『掘る女 縄文人の落とし物』)の最新作、ドキュメンタリー映画『バレンと小刀 時代をつなぐ浮世絵物語』が、10月10日(金)より角川シネマ有楽町、10月31日(金)よりStrangerにて全国順次公開されることが決定。このたびポスタービジュアルと予告編が解禁された。

解禁された予告編では、江戸時代から続く浮世絵の技を現代に受け継ぐ「アダチ版画研究所」の工房の様子が映し出される。作務衣姿で黙々と作業する彫師や摺師の姿、そして本プロジェクトに参加した草間彌生、ロッカクアヤコ、アントニー・ゴームリー、ニック・ウォーカーら現代アーティストの原画が交錯する。職人とアーティストがリモート会議も駆使しながら、伝統技術と現代感性をぶつけ合う過程が生々しく描かれており、時に鋭い指摘に試行錯誤しつつ、バレンと小刀を手に新たな浮世絵表現に挑む姿は必見だ。

 

公開されたポスタービジュアルには、タイトルでもある【バレン】と【小刀】が中央に配置され、その左右にアーティストや職人たちの姿が並ぶ。浮世絵制作の根幹を担う道具と、それを受け継ぎ進化させる人々が象徴的に描かれ、本作のテーマを端的に示すビジュアルとなっている。

江戸時代に世界的影響を与えた浮世絵版画。その技術を継承するアダチ版画研究所が“現代の浮世絵”を生み出すべく、約5年をかけ38名の世界的アーティストとともに挑んだ大規模プロジェクトに密着。草間彌生の「富士山」をはじめ、ロッカクアヤコ、ニック・ウォーカー、アントニー・ゴームリーらによる斬新な原画を、彫師・摺師たちが粘り強く浮世絵へと昇華していく過程を追う。完成作品は2025年春、東京国立博物館で開催される「浮世絵現代」で発表予定。

▼予告編

■作品情報
タイトル:『バレンと小刀 時代をつなぐ浮世絵物語』
公開日:2025年10月10日(金)角川シネマ有楽町、10月31日(金)Strangerにて全国順次公開
監督:松本貴子
出演:草間彌生、ロッカクアヤコ、アントニー・ゴームリー、ニック・ウォーカー、李禹煥 ほか
スタッフ:
プロデューサー:松本智恵
撮影:門脇妙子
音楽:渡邊崇
編集:前嶌健治
オンライン編集:石原史香
整音・音響効果:高木創
宣伝デザイン:山田裕紀子
宣伝プロデューサー:小口心平
製作:藤本俊介、森田直樹
配給:Stranger
特別協力:アダチ版画研究所/公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団

©️2025「バレンと小刀」製作委員会

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