高橋一生が主演を務める映画『脛擦りの森』より、神秘的な土地の息遣いを感じられる新規場面写真が一挙解禁された。

本作は、荒木飛呂彦の人気漫画を高橋主演で実写化した『岸辺露伴は動かない』シリーズを大ヒットに導いた渡辺一貴監督による初のオリジナル作品。渡辺は岡山の森を訪れ、この地に古くから伝わる物語にインスピレーションを得て脚本を執筆した。

先日解禁された本ポスターと予告映像では、高橋一生が老人姿に扮する特殊メイクも話題となっている本作。タイトルにもある「すねこすり」は、道ゆく旅人の足にまとわりついて離れないという、岡山に古くから伝わる妖怪だ。特に人に危害を加えるわけでもなく、「ただ人を転ばせる」という不思議な妖怪をモチーフに、本作は幻想的な映像とともに、目に見えない存在への想像力を無限にかき立てる。

撮影は、脚本執筆のイメージの源となった高梁市、新見市で敢行。2000年以上前に創立されたとも言われる穴門山神社、岡山県指定文化財の宇山洞、歴史的建造物である広兼邸や吹屋ふるさと村にある「郷土館」、さらには地図には掲載されていない森など、こだわりのロケ地の数々が登場する。

その土地自体が持つ力や歴史を感じさせる神秘的な場所でのオールロケについて、主演の高橋は「由緒ある場所ですから、あのような場所をよくぞ貸してくださった、という想いはあります。あの場所が持つ雰囲気というものは、おおよそ人間が作れるものではないと思うんです。あのような説得力のある場所でお芝居をすることで、映画としての見え方が一段上がった感覚になっているのではないかと思います」と語っている。

このたび、本作の場面写真が一挙解禁された。2人の男たち(高橋一生、黒崎煌代)が森を彷徨うカットや、蝋燭の炎を見つめる若い男(黒崎)と謎の女さゆり(蒼戸虹子)の穏やかなひととき、碁盤を挟んで向かい合う若い男と老人などを収めた計8点だ。冬の冷たい山奥の荘厳な空気、幽玄な大自然と歴史的建造物、そして謎に満ちた登場人物たちが織りなす幻想的な雰囲気を感じさせるものとなっている。

本作が描くのは、これまで語られてきた妖怪の昔話や恐怖譚ではなく、美しくも恐ろしい、恐ろしくも哀しい、そして哀しくも忘れ得ぬ愛のドラマ。長く語り継がれてきた「すねこすり」の言い伝えから、まだ誰も知らない、そしてこれから語り継がれていくであろう、新たな物語が誕生した。

さらに、ロケ地である岡山のイオンシネマ岡山にて、4月4日にジャパンプレミアの開催が決定した。当日は高橋一生と渡辺一貴監督が登壇し、全国公開に先駆けて本作の魅力や撮影時のエピソードなどを語る。先行抽選販売「プレリザーブ」は、チケットぴあにて3月10日18時~22日23時59分まで受付。抽選結果は3月25日18時以降に発表される。一般販売は3月26日10時よりスタートする。

映画『脛擦りの森』は、4月10日より全国公開。