映画

美しすぎる兄弟役リウ・シウフー&ツァオ・ヨウニン台湾からメッセージ動画&本編特別映像&“その愛こそ奇跡なんだ”アザーポスター解禁『ピアス 刺心』

解禁されたアザーポスターは、弟ジージエと兄ジーハン――互いが世界で唯一のかけがえのない存在である<理性を超えた兄弟愛>を幻想的なビジュアルに封じ込めたもの。添えられたコピー“その愛こそ奇跡なんだ”は、オールディーズの名曲、ニール・セダカの『きみこそすべて』からの一節。悪夢のような結末、その絶望を凌駕する極限の決断が下されるラストシーンで象徴的に流れる愛の歌が、見つめ合う兄弟ふたりだけの世界に響く。

台湾から届いたメッセージ動画でジーハン役のツァオ・ヨウニンは「撮影前には、フェンシングの訓練や演技トレーニング、リハーサルに6ヶ月を費やしました。ぜひ映画館で私たちの作品を応援してください。ぜひ劇場に足を運んでご覧になった感想やご意見をシェアしてください。」と日本の観客に向けて語りかけた。またジージエ役のリウ・シウフーは「この映画は、非常に特別な“愛”を描いています。その愛は、とても偉大で、美しいものです。 僕が演じたジージエという人物は幼い頃から兄を深く愛してきました。ある日、その兄が刑務所から出所します。ジージエは『自分は本当に兄を愛しているのか』『兄は愛されるに値するのか』という2つの問いに悩み続けます。そして物語の終盤、ジージエは重大な決断を下します。その決断に、僕も深く衝撃を受けました。ぜひ皆さんにも映画館でご覧になって、特別な何かを感じてもらえたら嬉しいです。」と締めくくった。

本編特別映像は、断絶していた兄ジーハンと弟ジージエふたりが7年ぶりに交流し心を通わせていく、愛おしい兄弟の時間を切り取ったもの。静寂の中、スプリンクラーから水が吹き出し幻のように現れるジーハンは、ジージエが理想とする頼り甲斐のある兄に見える。そしてムーディーなバーで祝杯を交わす兄弟のシーンでは、「僕が彼を好きだと?」「奴がお前を好きだ」ジージエの心のひだに寄り添う弟想いの優しい兄の姿。悪夢の前の、兄弟の大切なひとときが捉えられている。

健気で純度の高い瞳のジージエを瑞々しく演じたのは台湾の若手実力派俳優リウ・シウフー。本作でローマ・アジア映画祭最優秀男優賞を受賞、台北映画賞で最優秀新人男優賞にノミネートされた。そして映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』で鮮烈なデビューを果たしたツァオ・ヨウニンが、兄ジーハンの傲慢さと脆さを体現し新境地を見せる。

監督・脚本を手がけたのは、短編『Freeze』が70を超える国際映画祭で上映され長編デビューが待ち望まれた若き俊英ネリシア・ロウ。シンガポールのフェンシング代表として活躍し、その後ニューヨークにて映画作りを学んだ異色の経歴をもつロウ監督が、台湾で実際に起きた事件と監督自身の兄との家族関係をもとにフェンシングを題材にした愛と疑念が対立する傑作心理スリラーを生み出した。撮影監督には、『EO イーオー』にて全米映画批評家協会賞など世界の名だたる撮影賞を受賞し最注目のミハウ・ディメクが参加。揺れる感情を緻密に捉えながら、どこか幻想的で洗練された映像に昇華させた。そして、エドワード・ヤン、ホウ・シャオシェン、ウォン・カーウァイらを支えた台湾の重鎮サウンドデザイナー、ドゥ・ドゥーチーが愛が変貌し現実が歪んでいく複雑な心理を演出する。

兄は悪魔なのか?愛は欺瞞なのか?破滅的な真実の先で、我々はさらなる衝撃に射抜かれる。

『ピアス 刺心』

2025年12月5日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか全国ロードショー

監督・脚本:ネリシア・ロウ(劉慧伶)
出演:リウ・シウフー(劉修甫)、ツァオ・ヨウニン(曹佑寧)、ディン・ニン(丁寧)

原題:刺心切骨英題:Pierce  字幕翻訳:中沢志乃  後援:駐日シンガポール共和国大使館、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
配給:インターフィルム
2024 年/シンガポール、台湾、ポーランド/106 分/中国語/1.66:1 ビスタ/5.1ch/DCP
© Potocol_Flash Forward Entertainment_Harine Films_Elysiüm Ciné

公式サイト: https://pierce-movie.jp
公式X: https://x.com/pierce_movie
公式Instagram: https://www.instagram.com/interfilm_distro/

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