第80回毎日映画コンクールの贈呈式林裕太がスポニチグランプリ新人賞を受賞
第80回毎日映画コンクール(毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社主催)の贈呈式が10日、東京都目黒区のめぐろパーシモンホールで開催された。映画「愚か者の身分」でスポニチグランプリ新人賞を受賞した俳優・林裕太(25)が登壇し、受賞の喜びを述べた。
本作は、新宿・歌舞伎町で闇ビジネスに関わる3人の男が裏社会からの脱却を図る逃走劇である。オーディションを経て“末弟”のマモル役に起用された林は、幼少期に虐待を受けた過去を抱え、感情を表に出さない複雑な人物像を演じた。
受賞に際し林は、喜びと感謝の意を示した。また、トロフィーを大切にしたいとの思いを語るなど、初々しい様子を見せた。
林は、俳優という仕事に大きなやりがいを感じていると述べ、その背景には周囲の支えや温かい環境があるとの認識を示した。また、自身も愛情をもって他者を支えられる俳優になりたいとの目標を語った。
さらに、本作を通じて「他人のために尽くすことが自分自身を生かすことにもつながる」という考えを学んだと明かし、今後もより良い俳優を目指して努力を続ける決意を示した。

林は、共演した北村匠海と綾野剛について、多くを学んだと語った。作品を通じて、俳優として、また人として先輩から後輩へと受け継がれていく姿勢の重要性を実感したとし、その精神を自身も継承していきたいとの考えを示した。

撮影を振り返り、綾野からは励ましの言葉をかけられたことが自信につながったと述べた。また、北村については、自身の持ち味を引き出そうとする演技や、撮影外でも積極的に関係を築こうとする姿勢が芝居に良い影響を与えたと明かした。
今回の受賞に際しては、両名から祝福と今後への期待の言葉が寄せられたことも明らかにした。
<第80回毎日映画コンクール 受賞結果>
■日本映画大賞:『敵』(吉田大八監督)
■外国映画ベストワン賞:『ワン・バトル・アフター・アナザー』(ポール・トーマス・アンダーソン監督)
■俳優部門
主演俳優賞:吉沢亮『国宝』
助演俳優賞:佐藤二朗『爆弾』
助演俳優賞:窪田正孝『宝島』
スポニチグランプリ新人賞:林裕太『愚か者の身分』
■スタッフ部門
監督賞:李相日『国宝』
脚本賞:奥寺佐渡子『国宝』
撮影賞:ソフィアン・エル・ファニ『国宝』
美術賞:種田陽平、下山奈緒『国宝』
音楽賞:原摩利彦『国宝』
録音賞:白取貢『国宝』
■ドキュメンタリー部門
ドキュメンタリー映画賞:『よみがえる声』(朴壽南、朴麻衣監督)
■アニメーション部門
大藤信郎賞:『普通の生活』(水尻自子監督)
■TSUTAYA DISCAS映画ファン賞
日本映画部門:『おいしくて泣くとき』(横尾初喜監督)
外国映画部門:『F1/エフワン』(ジョセフ・コシンスキー監督)










