原作となる漫画『違国日記』は、人見知りな30代女性と縁遠い姪の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩み、10代の心情を描き出すヤマシタトモコによる作品だ。主人公の槙生と姪の朝、対照的な2人が同居を始め、なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に生活を育むうちにかけがえのない関係になっていく様子を描く。
女性コミック誌『FEEL YOUNG』にて2017年7月号から掲載をスタートし、6年にわたって連載。2023年6月8日(木)発売の『FEEL YOUNG』にて最終回を迎えた。優しさの形を提示する『違国日記』のストーリーは、“心が救われる” “人生の本棚直行”と、多くの人々の心を掴み、「マンガ大賞2019」第4位、宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得するなど話題を呼んだ。
そんな『違国日記』が実写映画化。主人公の高代槙生を、ドラマ「風間公親-教場0-」や映画『正欲』など話題作への出演が続く新垣結衣が演じる。また、槙生と同居することとなる姪・田汲朝役は、オーディションで選ばれた新人の早瀬憩が演じる。
主人公・高代槙生(こうだいまきお)…新垣結衣極度の人見知りで不器用な小説家。35歳。両親を亡くした姪の朝が、親族からたらい回しにされるのを見かねて引き取る。
田汲朝(たくみあさ)…早瀬憩槙生の姪。15歳。交通事故で両親を亡くす。葬式での一コマをきっかけに、槙生と女同士の同居生活を送ることに。
醍醐奈々(だいごなな)…夏帆槙生の友人。
笠町信吾(かさまちしんご)…瀬戸康史槙生の元恋人。
楢えみり(ならえみり)…小宮山莉渚朝の親友。
『違国日記』の映画化にあたり、監督を務めるのは『PARKS パークス』『ジオラマボーイ・パノラマガール』の瀬田なつき。槙生と朝のいびつな関係や、彼らをとりまく個性的なキャラクター達を魅力的に表現する。
『違国日記』あらすじ
小説家の高代槙生は、縁遠い姪の田汲朝と、女同士の同居生活をスタートする。きっかけは、葬式での一コマ。交通事故で両親を亡くした朝に対し無神経な言葉を吐く親族たちの姿や、朝を盥回しにする様子を見かねて、槙生が「私が引き取る」と啖呵を切ったのだった。しかし、当の槙生は他人と住むことに戸惑いを隠さず、朝は困惑。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人だったが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく。「違国日記」作品情報
| 公開日 | 2024年6月7日公開予定 |
|---|---|
| キャスト | 監督:瀬田なつき 原作:ヤマシタトモコ 出演:新垣結衣 早瀬憩 夏帆 小宮山莉渚 瀬戸康史 |
| 配給 | 東京テアトル=ショウゲート |
| 制作国 | 日本(2024) |
| 上映時間 | 139分 |
| 公式サイト | https://ikoku-movie.com/ |
(C)2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会





