まずは、ベビーシッターのアニーが彼氏の働く鉄板焼き店で首を切られて死亡するシーン。「本当に鋭いナイフなら現実でもあり得る」と語るエンバーマーにパーキンス監督とテオは仰天。続いて、伯父のチップが狩りの事故に遭ってしまうシーン。寝袋に入っていたところを野生馬67頭に踏まれて死亡。映像を見たエンバーマーは苦笑いしながらも、「このような形のない遺体には皮膚の中に詰め物をして形を生成することもある」という。衝撃の事実に「なんてことだ…」とテオ。お次は、屋根に設置された室外機が水たまりに落下、水を伝って電気がプールに。同じタイミングで女性がプールに飛び込み、感電××××するシーン。エンバーマー曰く「(感電で)人体がバラバラになるのは見たことはないが、あり得なくはない」とコメント。





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その後もあまりの突飛な死亡シーンに苦笑いや、呆れ顔のエンバーマーの様子に満足げな表情を浮かべるパーキンス監督も映し出されている。本当に起こり得る事故死なのか。劇中の残酷なデッドシーンは怖くても、興味本位で見たくなるのが人間の性。ぜひ自己責任で楽しんでもらいたい。

物語
双子の少年ハルとビル兄弟は父が遺した持ち物から、ぜんまい式のドラムを叩く猿のおもちゃを見つける。その頃から周囲で“不慮の事故死”が相次いで起こりはじめる。最初はシッターのアニーが、ほどなくして母親が亡くなった。ハルはふたりが死ぬ前にこの猿がドラムを叩いていたことに関連があるのではないかと気味悪がっておもちゃを切り刻んで捨てるが、気づくと元通りとなって戻ってきた。
母の死後、兄弟を引き取ったチップ伯父さんが“普通じゃない狩りの事故”で死んだことで、兄弟は猿を枯れ井戸へと葬った――つもりだった。
それから25年の時が経ち、一度は結婚し息子をもうけたハルだが、猿が戻ると身近な誰かが死ぬと思い、家族とは距離を置きビルとも疎遠になっていた。しかしそれは起こる。今度はアイダ伯母さんが“気味の悪い事故”で亡くなったのだ。遺品整理で伯母の家を訪れたハルは、あの猿が戻ってきたことを確信する。
■タイトル:『THE MONKEY/ザ・モンキー』
■公開表記:2025年9月19日(金)より新宿ピカデリー他全国ロードショー
■監督・脚本:オズグッド・パーキンス
■原作:スティーヴン・キング
■製作:ジェームズ・ワン
■出演:テオ・ジェームズ、タチアナ・マズラニー、クリスチャン・コンヴェリー、コリン・オブライエン、アダム・スコット、イライジャ・ウッド
■原題:THE MONKEY
■情報:2025年/アメリカ映画/98分/R-15作品
■配給:KADOKAWA
■公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/themonkey/
■X KADOKAWA【洋画公式】:https://x.com/KADOKAWA_pic
■Instagram:
・KADOKAWA【洋画公式】:https://www.instagram.com/kadokawa_pic/
・TikTok 『THE MONKEY/ザ・モンキー』:https://www.tiktok.com/@themonkey_jp
■YouTube KADOKAWA映画:https://www.youtube.com/@kpsenden
映画『THE MONKEY/ザ・モンキー』
映画『THE MONKEY/ザ・モンキー』が2025年9月19日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。“ホラーの帝王”スティーヴン・キングの短編「猿とシンバル」を基に、「ソウ」シリーズや『M3GAN/ミーガン』など数々のヒット作を生み出してきたジェームズ・ワンがプロデュース、“ホラー映画の新たな巨匠”と言われ、日本でも高い評価を得た『ロングレッグス』のオズグッド・パーキンスが監督と脚本を務め映画化した『THE MONKEY/ザ・モンキー』。
本国アメリカでは、米アカデミー賞作品賞を受賞した『ANORA アノーラ』や『パラサイト 半地下の家族』など話題作を配給するNEONによって今年2月に公開。公開前から予告編の再生回数が72時間で1億900万回を超え、インディーホラーとして最高記録を更新(アメリカ2025/01/24時点)するなど大変な話題となり、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』に次いで2位のオープニング成績で大ヒットした。
映画は、父親が遺したぜんまい仕掛けの謎の猿のおもちゃを双子の兄弟が見つけたことをきっかけに、周囲で“不慮の死”が相次いで起こりはじめる。猿がドラムを叩くと誰かが死ぬと気づいた兄弟はこれを葬ろうとするが……。静かで不穏な空気の詩的なホラー作品が多かったパーキンス監督。本作では、兄弟の身近な人の死からはじまり、25年の時を経てさらにその数は増え、まるで殺人カタログを見ているかのようなバリエーション豊かで突飛な殺戮が繰り広げられ、呪われた家族の苦難を血みどろの絶叫マシンのようなコミカルでポップな作品として創りあげた。数多くのスティーヴン・キング作品が映像化されてきたが、キング本人が「狂気の沙汰だ」とコメントするほどこれまでにない独創的なホラーとなっている。