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映画『HOW TO BLOW UP』作品の全貌が明らかになる注目の本予告

『パラサイト 半地下の家族』(2019)『燃ゆる女の肖像』(2019)のNEON配給、Z世代の環境アクティビストたちの命懸けの石油パイプライン爆破を描き、FBIが「テロを助長する」と警告した注目作『HOW TO BLOW UP』より、作品の全貌が明らかになる注目の本予告が公開された。

本予告では、前半部分でパイプラインの爆破計画に参加する参加者たちが紹介される。異常気象で母親を亡くしたソチ、環境ドキュメンタリーの制作に関わるショーン、独学で爆弾を作っているマイケル、パイプライン建設のために政府から家の土地を奪われたドウェイン、工場による大気と水の汚染が原因で急性骨髄性白血病を患ったテオテオの献身的な恋人アリーシャ、そして反抗的なエコテロリストのカップル、ローガンとロウアンだ。

彼らは社会に構造的なダメージを与えることで問題への抜本的な変化をもたらすため、誰も傷つけず、環境も汚染することなく、石油パイプラインを爆破するという任務を秘密裏に遂行する。後半でDos Monosの完全未発表音源と共に流れるセリフ、「人々を犠牲にし利益を得るものたちに注告するのだ。企業は私たちを野蛮だと責めるだろうが、これは当然の行動だ。自己防衛のための正義なのだ!」という呼びかけは、果たして今の社会に対してどのような意味を持つのだろうか。

あわせて到着したのは、『パラサイト 半地下の家族』『燃ゆる女の肖像』のほか、『TITANE/チタン』(2021)や『落下の解剖学』(2023)などを配給した新進気鋭の映画会社NEONが制作したデザインを使用した新ビジュアル。パイプラインを爆破するための爆弾を運ぶ主人公達の姿が、緊張感を持って描かれている。

HOW TO BLOW UP

地球温暖化が進み、気候変動の脅威が差し迫る最中でテキサス州の石油精製工場を即席の爆弾で破壊しようとする8人の若者たちを描き、その過激さと危険さに議論を呼んだエコスリラー『HOW TO BLOW UP』。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)のダニエル・シャイナートや『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)のエドガー・ライトといった新しい才能が年間ベストに挙げ、賛否両論を巻き起こしながらもスマッシュヒットを記録した。

監督を務めるのは、気候科学者の両親を持ち、気候変動についてのドキュメンタリーからキャリアをスタートさせたダニエル・ゴールドハーバー。環境問題の緊急性を鑑み、構想からわずか19ヶ月でスクリーンに命を吹き込んだ。 キャストには「マーベル ランナウェイズ」のアリエラ・ベアラー、『アメリカン・ハニー』のサッシャ・レイン、『ロードハウス/孤独の街』のルーカス・ゲイジ、『アシスタント』のクリスティン・フロセス 、『レヴェナント:蘇えりし者』のフォレスト・グッドラックといった若手俳優たちが集結した。

『HOW TO BLOW UP』は2024年6月14日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、池袋HUMAXシネマズ、シネマート新宿 ほか全国ロードショー。

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