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映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』映画祭出品決定

俳優の西島秀俊が主演を務める映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』が、第38回中国金鶏百花映画祭 (ゴールデンルースター賞)、第56回インド国際映画祭、第47回ナント三大陸映画祭 コンペ部門に出品されることが決定した。

ニューヨークで暮らすとあるアジア人夫婦。ある日、息子の誘拐事件をきっかけに夫婦が抱える秘密が浮き彫りとなり、崩壊していく家族を描いたヒューマンサスペンス『Dear Stranger /ディア・ストレンジャー』( 英題:『 Dear Stranger』)が9月12日より全国公開中。

主演は、米アカデミー賞で最優秀国際長編映画賞に輝いた『ドライブ・マイ・カー』(‘21)や、A24製作のシリーズ『Sunny』(‘24)など国際的な活躍の場を拡げる俳優・西島秀俊。その
妻役には、ベルリン国際映画祭の最優秀作品賞を受賞した『薄氷の殺人』や『鵞鳥湖の夜』に
出演するなど、人気と実力を兼ね備えた、台湾出身の女優グイ・ルンメイ。監督は、社会問題を鋭くえぐり、予測不可能な展開で観客を魅了する映画監督・真利子哲也。2016年に『ディストラクション・ベイビーズ』(‘16) でロカルノ国際映画祭の最優秀新進監督賞を受賞。同作は 2022年、『宮本から君へ』 (‘19)とともにフランスで劇場公開され、好評を博した。

新作が待ち望まれていた真利子監督の6年ぶりの最新作となる本作は、全世界に向けて各々の文化圏の人々に届く濃密なヒューマンサスペンス。撮影は、多国籍のスタッフが集結し、2024年11月~12月末までオールNYロケを敢行。ブルックリンを中心に、チャイナタウン
やハーレム等、リアルなNYの日常を映している。

この度、第38回中国金鶏百花映画祭 (ゴールデンルースター賞)、第56回インド国際映画祭、第47回ナント三大陸映画祭 コンペ部門で『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』が出品されることが決定した。

中国のアカデミー賞と称される祭典、中国金鶏百花映画祭(Golden Rooster Awards)は、過去にはポン・フェイ監督の『再会の奈良』(’20)が最優秀作品賞を受賞した実績もある映画祭。『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』は11月14日に上映され、真利子哲也監督登壇のトークイベントも実施予定。

第56回インド国際映画祭はアジアで最も重要な映画祭の一つとされ、過去には『あにいもうと』(’76)や『鉄道員(ぽっぽや)』(‘99)が受賞、近年では『リング・ワンダリング』(’21)が最高賞を受賞するなど日本映画も多数参加・出品。さらに、第47回ナント三大陸映画祭ではコンペ部門に出品が決定。

アフリカ、ラテンアメリカ、アジアなどの第三世界の作品を中心にプログラムが組まれる本映画祭。過去には是枝裕和監督の『ワンダフルライフ(‘98)、深田晃司監督の『ほとりの朔子』(‘13)、濱口竜介監督の『偶然と想像』(‘21)などがグランプリを受賞したコンペ部門に、この度『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』が出品決定。真利子哲也監督もフランスに渡航し、ヨーロッパプレミアとなる上映が行われる予定。

『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』出演:西島秀俊 グイ・ルンメイ
監督・脚本:真利子哲也
配給:東映
©Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.

『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』

公式サイト:https://d-stranger.jp/

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