6月13日(金)より全国公開されるIMP.の佐藤新と渡邉美穂のW主演映画『青春ゲシュタルト崩壊』より、渡邉美穂の新たな場面写真とメイキング写真、キャラクター予告映像が解禁された。
本作は、ケータイ小説サイト「野いちご」にて開催されている小説コンテスト「野いちご大賞」の第5回大賞を受賞した丸井とまとによる同名小説の実写映画化。同サイトからは『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』『交換ウソ日記』『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が昨年実写映画化され、いずれも大きな話題となった。『青春ゲシュタルト崩壊』も2021年に単行本化されるとTikTokで話題となり、物語上で描かれる等身大の学生ならではの悩みに絶賛の声が続出した。
脚本を務めるのは、昨年TBSで放送されたドラマ『Eye Love You』を手掛けた三浦希紗。音楽は映画・ドラマの音楽を中心に手掛け、山下達郎や竹内まりやの編曲にも参加している牧戸太郎が担当し、監督は期待の若手・鯨岡弘識が務める。
キャストには、W主演の佐藤新と渡邉美穂に加え、田辺桃子、新井美羽、 戸田菜穂、瀬戸朝香らが集結。佐藤は派手な見た目と乱暴な態度で教師から目をつけられているが、人一倍“痛み”に寄りそえる高校2年生の朝比奈聖を演じ、渡邉は自分の顔が認識できない「青年期失顔症」になってしまう間宮朝葉役を演じる。
今回解禁されたのは、渡邉が演じた朝葉の場面写真とメイキング写真。朝葉は責任感が強く、周囲から頼られる優等生というキャラクターで、女子バスケ部の部長候補としても期待されており、メンバーと顧問との仲を取りもつなど全員の調整役となっている。真面目で思いやりのある高校生だが、だからこそ自分の意見を押し殺し、本音を言えないという悩みを抱えていた。
そんなある日、朝葉は突然自分の顔がみえなくなる「青年期失顔症」を発症してしまう。それは〈個性を押し殺し、他人に合わせて自分を見失うこと=自分の顔が見えなくなる〉とされる症状で、自分自身を見失ってしまった朝葉の苦悩の現れでもあった。(※⻘年期失顔症は劇中での架空の病気)

自身と朝葉が“似ている”と明かす渡邉は「私も思っていることとか、抱えていることを人に言えないタイプなので、痛いほど共感できました」と役柄と共鳴する部分が強かったと語る一方で、「今まで演じた役の中で一番むずかしかった。自分に似ている部分もすごくあるんですけど、だからこそ、自分ではない朝葉という存在をすくい上げるのがやりがいでもあったし、課題でもありました」と、自身にとって最高難度のキャラクタ―を演じた撮影について明かした。実際に現場に入るまでは、なかなかその役柄を掴みきれなかったと役作りについても苦労したというが、劇中ではこれまでの渡邉の印象をガラリと変える繊細で深みのある演技を見事に披露。心の機微をリアルに表現し、俳優として一皮も二皮も剥けた新たな表情を魅せる。
解禁された場面写真からもその様子は一目瞭然で、どこか沈んだ表情で学校生活を送る朝葉の姿やなぜか髪を濡らし母親の腕の中で涙を流す様子、さらに聖との駄菓子屋さんでの2ショットが写されている。

また、メイキング写真ではバスケをしている姿も。渡邉自身、学生時代は朝葉と同じバスケ部に所属していたといい、本作の撮影前には役作りとして公園で一人自主トレに励んでいたそう。撮影時にも同じバスケ部の共演者や佐藤にその経験を活かしてアドバイスもしていたとのことで、真摯な姿勢で役と向き合う渡邉の人柄と妥協を許さない俳優魂が垣間見える貴重な写真となっている。

さらに、〈朝葉〉版のキャラクター予告では、同級生たちの顔色を伺い自分に自信を持てなかった朝葉が、「これまでと変えなくていいの?」という聖の一言をきっかけに前を向き、自分自身と向き合っていく姿が描かれている。

『青春ゲシュタルト崩壊』
出演:佐藤新(IMP.) 渡邉美穂 田辺桃子 新井美羽 水橋研二 濱田龍臣 藤本洸大 河村ここあ 福室莉音 愛来 戸田菜穂 / 瀬戸朝香
原作:丸井とまと「青春ゲシュタルト崩壊」(スターツ出版文庫)
主題歌:「青空」マルシィ(UNIVERSAL SIGMA)
監督:鯨岡弘識
脚本:三浦希紗
音楽:牧戸太郎
企画・プロデュース:横山祐子
プロデュサー:伊藤聖
制作プロダクション:AX-ON
配給:NAKACHIKA PICTURES
(C)映画「青春ゲシュタルト崩壊」製作委員会
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